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鳥まり、参る!

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『明日カノ』最終巻言いたい放題・その3。

2024年03月21日 | 言いたい放題
【明日カノ最終章で描かれていた世代連鎖】

をのひなおさんの漫画『明日、私は誰かのカノジョ』の最終巻言いたい放題記事3回目です。

前回はこちら。
  ↓
・『明日カノ』最終巻言いたい放題・その2。

1回目の時書いていなかった、明日カノ最終章=雪さん編第二章。に描かれていた世代連鎖についてサラッと私が思ったことを書いておきます。

親から子ども、子どもから孫、複数の世代に渡って同じような問題が繰り返されることを世代連鎖と呼ぶんだけど、これはたいてい毒親・虐待・依存症の問題と共に語られていて、よく言われる

「親が親なら子も子」

「虐待は繰り返す」

というあの意地悪な言葉なんか最たるもの。

実際の研究や統計データから

「遺伝ではなく、その後の環境」

と言われているらしいのでヒヤッとした方は安心してほしいです。

「自分も毒親に似てる気がする、どうしよう、あんな奴になったら」

と心優しき毒親育ちは皆思うもの。

私はいつもそれに対して

「毒親エピソード検索してみて、血のつながりもない、知るわけもない、縁もゆかりもない赤の他人のはずなのにどうしてみんな同じヤバイことするんだろうって思うから。

 あれは遺伝じゃなくて人間のよくある悪しき慣習だと私は考えるなあ」

と答える。

それは最初に強く主張しておきたい。

とはいえ…遺伝ではなく、

「自分が見たこと・されてきたことを模倣しやすい」

点は見逃せない。


依存症患者に苦しめられてきた家族が、たいてい子どもが、

「自分はぜったい親のようにはならない」

と思いながらも自分も同じ依存症になるか(アルコール依存症が有名だが、家庭内暴力など依存がある)、子ども時代そうしていたように依存症の人と結婚して同じようにずーっと世話をして振り回されているってよくある話。

(詳しく知りたい人はクラウディア・ブラックの『私は親のようにならないー嗜癖問題とその子どもたちへの影響』を読んでみて)

この問題は宿命でも現在でもなく、単純に慣れ親しんだもの・知っているものを人間はやりやすい、ってことなのだ。

雪さんと太陽くんがあんなに重い合いながらも傷つけあって悲しい別れを選び、寂しいのに別れてホッとするのは作中描かれている通り

「これでもう捨てられるかもって怯えないですむ」

「やっと嫉妬して疑わずにすむ」

に違いないんだけど、幸せじゃない状況に慣れすぎていて不幸な方が慣れてて心地よい、安心するという精神状態にされているからなのです。

雪さんの語った

「幸福が麻薬なら不幸も麻薬、不幸に心地よさすら感じる」

というアレです。

(私は雪さんのいう麻薬みたいな幸福って幸福じゃなくてただの刺激だとずっと考えているけどね。

 幸福依存症じゃなくて刺激依存症。

 幸福ってもっと穏やかで健やかなものだ)

太陽くんが

「こんなに嫌なのに、母親と同じに嫉妬して狂って愛する人を苦しめてる」

と母親のコピーみたいな思考・行動をするのは、それをされて学習してしまっているからなのだ。

慣れってすごく怖いのだ。

洗脳されているしね、愛は壊れるものだ、傷つけるものだと。

作中明言されていないけど、きっと太陽母は夫に浮気されたんだよね…それで狂ってる。

雪さんと愛さん(母親。シッチィ)は全然似ていないようで

「大切だと思った人はぜったい自分を捨てる」

という言葉をリンクさせてましたし、雪さん自身が

「私も母親と同じように逃げてる。

 あの人の行動をなぞっている」

とわかっているので、愛さんの

「向き合わずに・話し合わずに・逃げる」

をやられすぎて学んでコピーしちゃっているのね。

でも…こういう状況には『ハリー・ポッター』でダンブルドア先生が主人公・ハリーに優しく語ったこの言葉を贈りたい。

「どれだけ似ているかじゃない、どれだけ違うかだ」

人間似てるところなんかいっぱいある。

それを数えだしたら病んでしまうから、どれだけ自分は違うかに意識をうつした方が良いと思うから。

【成熟しない心は肉体を朽ちさせる】

雪さんの底つきからの勇気の芽生えの後、もちろんクライマックスとなる愛さんとの対決へ。

その前に前章のヒロイン・江美さんと愛さんのつながりが描写されます。

愛さんの地元時代の友達が江美さんだったのよね。

十数年ぶりの再会らしいよ、江美さん・幸子さんと。

東京(中目黒かな?)のカフェレストランでの3人同好会です。

江美さん・幸子さんの清らかな美に対して愛さんの全ての汚らしい&ねちっこいこと。

当然のように遅刻、バカそうな子どもっぽい話し方と表情、溢れ出るマウント精神など、少ないページにこれでもか!と嫌らしさを匂わせる…。

持っているバッグもブランドもので、ここだけじゃなく毎回タクシー乗るのでほんっとうにお金がないわけじゃないんだよね。

1円も引き取られてからの雪さんに援助してこなかったんでしょ?

辛い。

いつものガビガビ赤リップで愛さんはこうつぶやく。

「皆変わんないなぁ」

江美さん・幸子さんのことなんだけど、これは

「変わってないのお前だけだよ」

という強烈に皮肉がきいた描写なのです。

江美さんの成長も変わらない清らかさも読者はわかっているし、幸子さんだってあんなに綺麗に家を整えて家族の世話を頑張って、すごくすごくちゃんと成熟してるのにね。

ある年齢から…早い人は18才とかから、肉体年齢に対してあまりに精神年齢が追いついていないと人はとても老いて美から遠い容姿になる、と私はずっと思ってるんだけど。

愛さんはまさにだなあ。

ちなみにそんな私の自論にある大先輩レディーが

「いい年した大人の幼さって、自我なんですよ。

 わがまま、身の程知らず、傲慢、幼稚。

 そんな自我は停止…停止はすなわち死、でしょう。

 老いは死に近い様だから、そりゃー老けますよ」


と考察してくれたことがあって雷打たれたね

まさに!と。

(詳しく書いた過去記事はコチラ。
  ↓
 ・自我=停止=死。

きついわあ。

さて、大切な友達である二人に愛さんはマウント感をにおわせながら

「娘と来週海に行くんだぁ」

と話す。

そう、決戦はすぐそこなのだ…。

長く書いちゃったので今回はここまで。

読んでくださってありがとうございます

続き書きました!
  ↓
・『明日カノ』最終巻言いたい放題・その4。

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『明日カノ』最終巻言いたい放題・その2。

2024年03月20日 | 言いたい放題
【愛し合った時間は無駄じゃない】

をのひなおさんの漫画『明日、私は誰かのカノジョ』の最終巻言いたい放題記事2回目です。

前回はこちら。
  ↓
・『明日カノ』最終巻言いたい放題・その1。

愛さん(雪の実母)が彼氏から振られている頃、雪さんは仕事から帰ってきて疲れきっていました。

お客さんが買ってくれた食べ物(百、とあるから千疋屋のイメージかな?果物屋さんの)を冷蔵庫に入れなきゃ…とヨロヨロ這っていって開けると…。

そこには太陽くんがここで料理を振舞ってくれた時に

「またすぐ作りにくるから」

としまってあった残りの食材が…傷んで食べられない状態になってそのままそこにありました。

あの時の幸せな思い出が一気によみがえってきて、雪さんははらはらと泣き出してしまいます。

幸せだったのに。

好きだったのに。

もうあの時には戻れない。

こんな時でさえ雪さんは自分を冷静に分析してしまいます。

「自分で関係を切っておいて泣くんじゃ世話ない…」

「皆みたいに自分は普通じゃない。

 皆みたいにちゃんとしなきゃと顔色うかがって欲しいものも欲しいと思わず言いたいことを我慢していきてきた。

 そしたら自分の気持ちが何もわからなくなった。

 やりたいことも好きなものも、なりたい自分もわからない。

 こんな自分に生きている価値があるのか?

 人生ってあと何十年もあるのに、こうやってどん底に落ちて這い上がってまた落ちてなんて、苦しすぎる。

 何も考えなくなって自分も消えてしまえたら良いのに」


悲しい悲しい胸のうちです…。

(言葉はそのままではないので、ぜひ漫画を読んで本物を確認してね!)

信じてみようと思ったら母親に裏切られて、もう傷つきたくなくて、太陽くんをあんな風に切り捨ててしまった。

後悔するような涙がとても痛い。

悲しい別れを鮮明に思い出した後に、楽しかった記憶幸せな気持ちもまたよみがえっていきます。

愛は消えてなくなるわけじゃないよね…。

あ、母親の愛さんじゃないよ、太陽くんとの愛だからねもちろん(笑)。

マスカラ溶けるまで泣き続け、スマホで二人の大切な映画『ヴィオレッタ』の監督(ヒロインのモデル)が

「子ども時代を奪われた。

 母親に損害賠償を請求」

したというニュース(これは実話です)を見て、また自分と同じように毒母に苦しめられた仲間の生き様を見て小さく自分に言い聞かせます。

かつての自分が思って口にした言葉を。

「私も… あの主人公みたいに

 ちゃんと嫌って言い続けたいって そう思うよ…」


愛、共感できる仲間、そして頑張ってきた自分自身の歴史。

それらがどん底にいる雪さんを励ましてくれている。

静かだけど心には大きく作用してるエピソードなんですよね…。

っていう美しい娘の涙と成長の後に、例の愛さんが彼氏に振られる場面がきて、

「あたしには可愛い娘がいるんだかんね!!!」

と雪さんのラインブロックを解除するという(笑)。

コメント欄ドン引きでしたよね。

「何も悪くない娘をブロックってシッチィ(愛さんの愛称)ヤバイ!!」

「なんでそんなことしたの!」

「そして恥じなくブロック解除すんの?!!」

と。

いやー、頭おかしい人にふつうの思考回路を求めちゃダメよ皆様。

話が通じる相手だったらこんな悲劇にそもそもなってないんだわ…と私は当時思っていた記憶。

【怒りを取り戻す=心を取り戻すということ】

はい、恥知らずな愛さんは雪さんに電話(ライン通話)をかける。

着信通知を見た雪さんは固まってしまいます。

静かな冷たい怒りが、体を凍らせてしまうのでしょうね。

「本当は、お母さんにやられてきたこと全てに私は怒っていたし、今怒ってるんだ」

冷静です。

でも青い炎の方が赤い炎よりもずっと熱いように、これは計り知れない怒りだ。

「親に蔑ろ(ないがしろ)にされてるって 自分で認めてしまったら

 本当に私は価値がない人間なんだと

 思い知らされるようで出来なかったけど

 本当は傷ついてたし ずっと怒ってたんだ…」


この怒りを取り戻すって私はすごくすごくすごーく大切なことだと思っていて。

雪さんが怒ってくれてとても嬉しかったです。

日本はネガティブ感情を悪く扱いすぎだし、特に女性の怒りは罪悪のごとく扱われます。

(男性の怒りは男らしい~って受容させようとするくせにね)

でも、自分の人生振り返ってみても

「やめろ!」

「ふざけんな!」

って怒ることで危機から逃れられること・大事なことに気付いて人生を好転させたこと・いっぱいある。

奪われた心を取り戻す時にまず感じられるのは怒りだもの。

正当(=正しく理にかなっている)な怒りはとても大事なんです。

ここから雪さんは心を取り戻すのだ。

そして、ここすごくいい描写で大好きなんだけど、雪さんは大切な人達との思い出がわーっとよみがえっていくんですね。

翼くん、彩さん、太陽くん、リナ、留奈ちゃん。

「皆のおかげで築いてきた、ここに自分がいてもいいんだという気持ちも母親にゼロにされる。

 私のために皆がかけてくれた大切な言葉も全部響かなくなる」

いやー恋と友情を差別化せず、シンプルに大切な絆と描いているのが画期的。

昔の少女漫画じゃこうはいかないよねえ…かといって同性の絆だけを持ち上げるでもなく…素敵だわー。

そして最初期の伏線回収の言葉がこちら。

「幸福が麻薬なら 不幸だって麻薬だ

 辛い辛いと言いながら 現状を変えずに日々を過ごすのは

 幸せになるために頑張るよりずっと楽 心地よさすら感じる

 でも」!!!!


これはをのさん(作者)がずーっと実体験から口にしていた考えを落とし込んだ言葉で素晴らしい。

そうだよね、本当にそう。

でももう、やめたい。

自分がやめるしかない。

雪さんは気付いたのね…頑張ってきた過去の自分のおかげ、皆のおかげ、そしてそれを選んだ今の自分のおかげ…。

というわけで、愛さんのヘラヘラ連絡を取り、

「海に行こうよ」

の誘いを静かな笑顔で雪さんは受ける。

変わるために。

幸せになるために頑張ると決めたから。

…。

ってので今回はここまで。

いやー短い話なのに濃い良い話だからついつい語ってしまいますわ。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます

続き書きました!
  ↓
・『明日カノ』最終巻言いたい放題・その3。

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『明日カノ』最終巻言いたい放題・その1。

2024年03月19日 | 言いたい放題
【完結おめでとうございます!】

をのひなおさんの大人気漫画『明日、私は誰かのカノジョ』が無事に完結し、電子コミックと紙コミックが発売されました。

いやー、おめでとうございます

20年前くらいになっちゃうかもしれないけど、ここまで普段漫画を読まない層にも読まれた作品は矢沢あいさんの『NANA』以来かもと私は思いました。

『明日カノ』を描いている間にをのさんは20代から30代になられたそうで、

「読み返すと描いていた時と全く違う気持ちになることもあった」

と。

それが成長なのだろうなあ…しみじみ。

たしかこの作品はをのさんのデビュー作でもあり、最初はかなり荒削りの構成や作りこみが私には目につきました。

雪さん編最初期(ソータくんとの物語)からリナちゃん編はまさしくそう。

ただ

「この気持ちは本当だ」

という最大の魅力は当時もあったよね。

彩さん編もその域を出ませんが、リアルさを追求してクオリティを大幅アップ・かつ新しい読者層に広く刺さったのが萌ちゃん編。

チャンスを実力でつかみ、ものにしたのが素晴らしいですよね

(萌ちゃん編は長く言いたい放題記事を書かせていただきました。
   ↓
 ・萌ちゃん編『明日カノ』言いたい放題・その1。

「最初にしっかりとゴールや設定を決めておかないと描けない」

とおっしゃる漫画家さんはたくさんいて、もしかするとをのさんもそうなのかなーと思ったのが、結局リナちゃん・彩さんの二人を深く描けなかったところ。

特にリナ。

苗字も歴史もわからなかったよ…。

なんで最終巻であんなにリナが成長したのかも描かれませんでしたしね。

私はリナちゃんがけっこう好きなので寂しい…けれど仕方ない。

とにもかくにも、完結おめでとうございます。

連載中は本当に何度もをのさん体調を崩されていたので、しっかり休んで体を治してほしいです。

では、ラスト『明日カノ』言いたい放題、書かせていただきます!

当たり前ですがネタバレしかしていないので、ネタバレ嫌な方はこの記事じゃなくて単行本を読んでくださいませ

【好きなのに…太陽くんとの縁を断ち切る】

最終巻のオープニングは、毒母に初めて反抗できてテンションおかしいことになってる彼氏=太陽くんと、毒母を信じてみようと思ったのにあっさり裏切られてズタズタに傷ついてしまった彼女=雪さんが

「お互いの心に向き合う余裕がないゆえに、傷つけ合って別れる」

という悲しい場面。

二人共ちゃんと好き合っているのに、心がボロボロすぎて・思考回路を捻じ曲げられすぎて全然上手くいかない…。

こういう悲しい擦れ違い・傷つけ合いって人生でうんざりするほどあるね…

二人共頭では自分のことを客観視できるのに、実際大切な人を前にすると傷ついた本心がわーっと出てきてしまってうまくいかない。

いやーもう、雪さんも太陽くんも本当に賢い良い子でね…。

太陽くんは

「嫉妬して疑うのに疲れてた。

 これでやっと疑わずに済む」

と、雪さんは

「これでやっと捨てられるかもって怯えずに済む」

と悲しい別れをそれぞれ冷静に分析しているのがとても悲しい。

相手のせいじゃない、自分のせいだって二人共わかってるんですよね。

毒親に傷つけられて心をめちゃくちゃにされた被害者なのに。

かなしい(かなしい)。

まあでも。

『明日カノ』の男性キャラの中で突出して魅力的に描かれていますよね、太陽くんは。

ものすごく良い子。

女性キャラは魅力的に描く一方で男性キャラは残虐性・幼稚性を感じる描かれ方が多かったので(男性→女性への仕打ちならそれはけしてリアリティーのないものではないし)、太陽くんもそういった面を強調されるかと思ったら

「雪さん(女の子)と同じように苦しみ、もがき、一生懸命生きている健気な人」

に描いている。

それがすごく作者からの愛に思えて、をのさん男性キャラにも愛がすごく感じられるようになったなーと私はジーンときました。

【リナの成長はどこから?】

太陽くんと別れた雪さんは、いつの間にやら内定も決まったらしくレンタル彼女のバイトに逃避するようになります。

抜群の自己プロデュースぶりに磨きをかけ、

「理想のカノジョになりきって、言ってほしそうな言葉を返して、代わる代わるそれを演じて、ああ楽だな、何も心が動かされない」

と仕事を入れまくります。

「楽だ楽だ」

というわりに仕事を終えて家に帰ると疲れきっていて、どんどん家が荒れていくのが実にわかりやすい逃避依存行為なんだと示唆されている。

ワーカーホリック=仕事中毒だねえ

1ヶ月後にリナちゃんに太陽くんとの別れを報告し、なんでなんでと聞かれても言葉を返せない雪さんにリナはサインを感じ取り深追いせず、かつちゃーんと思いやりの心で包みながら話してくれる。

「いつでもリナは雪の味方だよ」

という愛を込めながら。

…すごく美しい友愛だし、リナちゃんの成長は素晴らしいけど、何由来でこの成長ですか?(笑)

をのさんが意識していたかはわからないけど、当初のリナって愛さん=雪実母。に重なるようなキャラ作りだったんですよ。

ルックスが良いけれど男性依存症で、気分の浮き沈みで平気で雪さんを雑に扱うという。

男がいれば大してより付かず、寂しい時にだけ雪さんに全力ケアを当然のように求めて。

男が寄ってきたら何も考えず雪さんを捨ててそっちへ行って、全部やったこと忘れちゃう。

誕生日ディナーに雪さんが決まっていた仕事を正之さんに直々にお願いしてまで延期してもらって、店を予約しケーキまで頼んでちゃんと待っていたのにパパ活買○男といたすためにすっぽかしたじゃないですか

ちなみに幼げな甘い話し方もリナと愛さんはそっくり。

こういう女性に振り回されるのに雪さんは慣れちゃってる…という伏線回収になると思ったんだけどなあ。

主人公雪さんに対して正ヒロインの扱いを受けて貫き通したキャラクター・リナ。

もったいない…でも描けないなら仕方ないのか。

【愛さん、彼氏に振られる】

似たようなリナちゃんがいつの間にやら健やかで思いやり溢れる素晴らしいレディーに成長していたのに対して、雪母=愛さんは何も変わらず。

雪さんとの約束をすっぽかしラインブロック(!!)する理由になった復縁彼氏に相変わらず夢中です。

男性依存症なんだよなー。

いるいる、こういう人いる

ちなみに時系列でいうと、江美さん&幸子さんとのプチ同窓会の直前になります。

愛さん…友達にならふつうに感じよく振舞える人なんだろうなあ。

家族・恋人にだけ激ヤバになる人は男女ともたくさんいるから…。

ルンルンでデートしていたのに、彼氏は心ここにあらず、いかにもな無表情。

これを女性でありながら読み取れない愛さんて。

「喫茶店入ろう、話がしたい」

とうながされ…。

予想通り振られたご様子。

(をのさんは細かい描写あんまりしない)

マスカラが溶けるほどボロ泣きして

「あたしよりただ若いだけの女を選ぶわけ

 男なんて結局 最後にはあたしを捨てるんだ」

ですって。

このリアルで美しくない激昂の表情、白髪っぽく入れられる髪の白いライン、リップメイクしてるのに全主要女性キャラの中でたった一人黒く(赤かな?)ガビガビに描かれる唇…。

おそらく

「汚らしい女」

として描いてこれなのだろうなあ。

おっそろし…。

年が近い江美さんは少しシワってるだけで雪さんと同じように綺麗だし、幸子さんだって可愛いのになあ。

さあ愛さんはどうする?

そして同じ頃雪さんは…。

次回に続きます。

続き書きました!
  ↓
・『明日カノ』最終巻言いたい放題・その2。

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PDロマンスのパンツスタイル問題。

2024年03月18日 | 女磨き
※イメコン用語を使って話していますが、自分について書いているので御容赦ください※

【スキニーかスカートパンツか、確かに】

(検索・比較用のいつものイメコンスペック羅列を最初に失礼します。
  ↓
 ブルベ夏・1stライトサマー2ndライトスプリング・骨格ウェーブ・メインPDロマンス、サブPDフェミニン・PDキュートしばりならガリアバ)

昨日も今日も強風が吹き止まないこと。

こんな日はスカートよりもパンツ=ズボンを選びたいもの。

私は豊か(=痩せている、の反対)な体型をしていまして、特にお尻~太ももの豊かさは全身でダントツ…ついでにあまり足が長くない(お察しください)ので、パンツスタイルよりもスカートスタイルの方が断然色々ごまかせて楽なんですけどね…いつもなら。

私はパーソナルデザインがロマンスタイプなんですけど、PDロマンスは

「パンツスタイルはそんなに得意ではない。

 はくのならスキニーで足の曲線ラインをしっかり出すか、一見スカートに見えるようなワイドシルエットなどが良い」

と言われているらしい。

検索してみてもそんなのばかり。

うん、セルフ実験でもそれはとても納得できますね。

最初は

「足が太いのにスキニーがいいわけないだろ!!!」

と思ったけれど、太ももがぱつんぱつんで膝下がダボダボになるふつうのシルエットよりはスキニー・レギンスパンツの方が断然マシ。

「太ももぱつんぱつんならサイズ上げればいいじゃない」

をやってみると、これまたロマンスあるあるなのか

「ウエストはガバガバになりすぎて、もはや普通に着用していられない」

という悲劇が起こる…ベルトしてもめちゃ不恰好なのよ

やっぱりイメコン専門家達の言うことはけっこう当たっている。

スキニー・レギンスパンツと並ぶ

「これならいける!」

は上に書いたとおり、スカートに見えるようなワイドパンツ。

ワイドパンツ?ガウチョパンツ?スカーチョ??アパレル業界は新鮮さを出すためにアイテムの名前を毎年変えるのでわからない。

コレガワカラナイ。

というわけでここではスカートパンツ、と呼ばせていただきます

スカートパンツの安定感はもう素晴らしい

私はPDロマンスはロングスカートがすごく似合う、と思っているのですがロングスカートに見えるから本当に安心。

細かいプリーツが入っていたりすると裂け目(言い方…)がバレないので短足をふわっと隠してくれるのも嬉しいですよ。

こういうやつ。
  ↓
※ふんわりすっきりスカート見えパンツ【私の味方服】(ニッセン公式)

これくらいならジャケットと合わせて簡易ビジネススタイルもいけそうだ。

※シフォンスカート見えパンツ(接触冷感裏地付)(ニッセン公式)

これはカジュアルにもフェミニンスタイルにも合いそう

ウエストゴムのものを選ぶのが私のこだわり。

理由はものすごく実用的な問題で、トイレの時に楽だから(笑)。

ウエストゴムを伸ばして布地をくるくる収納できるからトイレ床につかないんですよ~。

トイレ問題は逃れられないからね…

ちなみに、今は日焼け止め塗るのがめんどくさすぎて全然持っていないけれど、ショートパンツは得意でした。

お尻~太ももがゆったり作っているのが多いから悪目立ちしないんですよね。

なつかしいわ。

洋服断捨離…パンツ類も見直すべきか。








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強風にも負けず断捨る。

2024年03月17日 | 断捨離
【春は厳しい、色々な】

今日の東京は昨日に引き続き20℃を超える予報。

体感温度も20℃前後になるのでしょう。

そしてこの強風。

花粉はもちろん、ハウスダストもたんまり巻き込んで吹き荒れるので…もう…アレルギーっぽさが治らない

花粉症の人達なんて

「起きたら目が大火事」

「鼻水ダラダラ、くしゃみ止まらん」

「市販のアレルギー薬ちゃんと飲んでるけどあんまり効かない…」

と今年も困っている。

そうだ、春はワクワクする季節でもあるが苦難の季節でもあるのだ。

こういう体にも出るし、メンタルもくるし(最たるものが五月病でしょう)、変質者が一番出るのも春だよなあ。

接客業の方々は

「春かー、ヤバイ客がくる季節だな」

らしい

今日はコート無しでいけそうな気温ですが(体感20℃の推奨服は長袖シャツ+ジャーディガン、12℃でセーター+トレンチコート)、明日からまた気温が下がるそうです。

予想最高気温15℃ってあるから体感はもう少し低いくらいになるのかな?

いやはや、春は優しくないなあ。

【断捨離シャリシャリ】

引き続き断捨離をしています。

紙類と捨てるに捨てられずとりあえず保管していたプレゼントをね。

最初期から必ず伝授される断捨離あるあるで、

「モノと人を同一化してはならない」

というのがある。

あの人にもらったモノとその人自身を混同してしまい、

「○○さんに贈られたものを捨てるのは○○さんを捨てること、だから捨てられない」

となると溜め込んで悲惨なことに。

モノと人はしっかりと分けて使わないなら感謝の心で包んで断捨離するべしってやつです。

ついねえ…かさばらないものは溜め込んでしまう

あと、これは私の考えなんだけど

「使えるものを大量に保存しておくとかえってひとつも活用できない」

ってのがあります。

例えば今や有料なのが当たり前になった紙袋。

色々再利用しやすいアイテムなのは間違いないけれど、何十枚何百枚と保存すると…ましてや雑にただ詰め込んで保存しておくだけだと、使う気が起こらなくて結局ひとつも活用できないものなのだ。

揚げ物した時用の紙とか、三角コーナー代わりの袋とか…まあ色々。

少なめを綺麗に・そしてさっと出して使えるようにスタンバイさせておくことがとても大事だと思います。

【残すのってやっぱり褒められる服】

洋服断捨離をしてみて再び気付いた。

やっぱり、私の場合は

「デザインが好みで買った服」

よりも

「人様に褒められた服」

が断然選別に残ると(笑)。

正確にいえば、デザインが好みで買って・実際着てみて・人様に褒められた服が残る。

自己満足(自己完結?)も素晴らしいものですが、やっぱり褒められるのってますます好きになるよな~。

そういう服って特殊効果もある気がしますし。

ロングワンピースは脅威の生存率100%でした

「似たようなのばっかり買ってー」

と言われても着て楽しい、褒められて嬉しい、なんだもの~!

さあさあ、まだまだ断捨離頑張るぞ





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