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metal janky's dairy

良いキットって・・・

2005-10-04 06:44:55 | 模型

良いキット或いは好きなキットの判断基準は人それぞれだと思います。タスカのルクスや最近のドラゴンのキットのように、アフターパーツ要らずでほぼ完璧に近い作品が作れるのが良いキットだと言う人もいれば、抜き所(手を抜くと言う意味ではありません)のツボを抑えてあって誰にでも組みやすい、例えばタミヤスタンダードなものが良いキットという人もいるでしょうし、どう作れば良いの?と思わず頭を抱えてしまうようなレジンの塊をこよなく愛する人もなかにはいらっしゃる事でしょう。

で、このところ自分自身の購買行動に妙な違和感(?)を感じていた私はどうでもよいことながらも、自分にとって良いキットとは何ぞや?と真剣に考えていたのですが、ようやくその結論が出ました!(実はとっくに結論は出ていたのでしょうが、認めたくなかったんですかねえ・・・)  私にとって良いキットとは、究極の完成度を誇るキットでも、誰が作っても簡単に組めてそこそこの再現度が確保できるキットでも、組むぞ!と宣言するだけで賞賛を浴びるような漢のガレキでもなく、所謂イタレリスタンダード(失礼!)な何処かぬるくて、眼を背けたくなるようなトホホな部分が適度にちりばめられた、それでいて基本形はそこそこ正確なキットだったんですね~。これってやっぱり私の“模型愛”の深さの現れなんでしょうか?それとも単に自虐的なだけ?!

どうして何度も期待を裏切られ続けながらもイタレリの新製品というだけで手を出さずに居られなかったのか・・・。ドラゴン虎Ⅰ後期型なんか凄く惹かれるものがあって、箱を開けて中身の確認までしたのに何ゆえ購入に至らなかったのか・・・。タミヤの新Ⅳ号シリーズが発売されたあとで何故わざわざ旧Ⅳ号シリーズを買い漁って車体寸法を詰めていた(大分昔の話ですよ~)のか・・・。ようやく奇行の全ての謎が解けたというか、作りかけのイタレリやタミヤ旧Ⅳ号シリーズの在庫の山の意味がわかったというか、妙に清々しい気分になりましたねえ。皆さんも一度真剣に“内向”して見られては如何でしょう?きっと御自分の消費行動・製作スタンスに潜む深層心理が解って、少しホッとできると思いますよ~。(余計なお世話って?こりゃまた失礼致しました!)