９月８日・匿名ってのは恐いもんだ

今から１０年前の１９９６年の８月２４日に早稲田大学を取り囲む七つの商店街が大学のキャンパスをお借りして環境をテーマにしたイベント「エコサマーフェスティバル・イン・早稲田」を開催しました。キャンパスに環境関連機器のメーカーさんの機械をコの字形に設置してゴミの再資源化の実験場にしました。そしてその真ん中でフリーマーケットも行ない、まち中の皆さんにゴミを持って来ていただき、集まったゴミの９割を再資源化する事が出来ました。

ただ「一日だから出来た」「学生のいない時にやっても早稲田の平常時じゃない」等々を言われたのでその年の秋に一ヶ月のロングランイベント「早稲田ゴミゼロ平常時実験」を行ないました。この時の総括の集会、いわば反省会の会場に来てくれたのが当時早稲田大学の一年生だった乙武洋匡君でした。

「安井さん、僕も一緒にまちづくりをやりたい」と言って来たのが彼の最初の言葉でした。それ以来１０年を越えるお付き合い、もちろん「五体不満足」を書く前の乙武君です。彼の事はよく知っているつもりです。

その彼が自分のブログに書いた秋篠宮様に親王殿下がお生まれになった慶事に対しての文章に、凄い数の書き込みが有る事を見ました。ただただ匿名性の恐ろしさを感じました。「自分」を出しては書けない様なコメントが並んでいるのはやはり異常だと思います。

本日は９時３０分からの農水省平成１９年度概算要求のレクチャーからスタートです。１０時３０分に今度はこちらから農水省にお邪魔して小林芳雄事務次官にお時間をいただき山形牛予約セール、根室のサンマの予約セール、９月１０日の「牛肉はもともと安全」イベント等の現状報告と新農業についての私の考えをきいていただきました。

農水省を出てお隣の環境省に伺い大臣室を訪問。９月５日の第９回全国リサイクル商店街サミット春日井大会で御挨拶をいただいた事に対して小池大臣にお礼を申し上げました。１２時に中小企業庁の後藤商業課長さんに議員会館に来ていただき、商店主が自店の二階に住んだら固定資産税を軽減するタウンキーパー、地域間の連携強化のための補助金の水平展開、等についての私の考えをお聞いただきました。

１３時から品川の食肉市場センタービル９階第1会議室で開かれた食肉組合本部理事会に出席しました。当然話の中心は９月１０日のイベントの件でしたが私からは８月２８、２９日に開催した山形牛予約セール現地視察の旅の報告をさせていただきました。１７時にまちむら交流機構の山口さんに議員会館にお出でいただき今後の動きについての打ち合わせを行ないました。久々にいろいろ動き、忙しくさせていただきました。お陰で総裁選の応援の会には一つも出られませんでした。まあ、私が会に出席しても大勢に影響は与えないと思いますし。