商店会のお仲間で、この時期に大変頑張って売り上げを伸ばした方がいます。売り上げが伸びる、すなわち企業規模が拡大するので運転資金が必要になります。この伸びている時期に店内の老朽化した設備を新しくしようとも考えました。食料品販売の零細企業の店主が運転資金と設備資金の相談に地元の商工会議所さんに行きました。担保にするような土地は持っていないこの方は低利で担保のいらない「マル経融資制度」を利用できないかを聞いたのですが、国民金融公庫による「マル経融資」を受けるには6ヶ月間の指導を受けた後、審査会で融資していただけるかどうかが判断されると聞かされました。また飲食店営業の許可の業種でしたので国民金融公庫で出るのは運転資金だけで設備に関しては環境衛生金融公庫の範疇ですと言われたそうです。
この方から「6ヶ月先の資金繰りの分かる零細小売業者がいると思うのか」「忙しい中、相談に行ったのに運転資金はこっち、設備資金はあっちとタライ回しのようなことをしやがって本当に中小企業再生を考えているのか」と言われました。
先日、中小企業庁の担当の方に来ていただきこの具体的な事例をお話しさせていただきました。メモをとられ真剣に私の話を聞いてはくれましたが何かが変わるなどとは思っていませんでしたし、期待もしていませんでした。しょせんお役所「大変ならば商売止めればいい」というような対応しかしないと思っていました。我々零細事業者は晴れている日に傘を貸して、雨が降って来たらその傘を取り上げるような銀行や信用金庫と上手に付き合っていくしかないと思っていました。
ところが今日出て来た平成20年度の中小企業対策の中に「マル経融資の迅速化」と「マル経融資制度の利便性向上の制度改正」が入っていました。「迅速化」では指導期間の短縮と審査会の省略です。利便性向上では対象業種が拡大され設備に関しても国民公庫融資で出来るようになりました。貸付限度額も550万円が1000万円に、貸付期間も運転資金が4年から5年に、設備資金も6年が7年に延長されました。
しょせん役所には・・と最初からあきらめ、否定しても何も変わらない事がよく分かりました。情報の公開というのは役所の情報を知る事だけではなく、それ以上にこちらサイドの正確な情報を役所に流し込む事の重要性が今更ながらですが分かりました。次は転業、廃業に対しての政府系金融機関からの融資について役所に情報を滝のように雪崩込ませようと思っています。これについては次回のブログで書かせていただきます。
この方から「6ヶ月先の資金繰りの分かる零細小売業者がいると思うのか」「忙しい中、相談に行ったのに運転資金はこっち、設備資金はあっちとタライ回しのようなことをしやがって本当に中小企業再生を考えているのか」と言われました。
先日、中小企業庁の担当の方に来ていただきこの具体的な事例をお話しさせていただきました。メモをとられ真剣に私の話を聞いてはくれましたが何かが変わるなどとは思っていませんでしたし、期待もしていませんでした。しょせんお役所「大変ならば商売止めればいい」というような対応しかしないと思っていました。我々零細事業者は晴れている日に傘を貸して、雨が降って来たらその傘を取り上げるような銀行や信用金庫と上手に付き合っていくしかないと思っていました。
ところが今日出て来た平成20年度の中小企業対策の中に「マル経融資の迅速化」と「マル経融資制度の利便性向上の制度改正」が入っていました。「迅速化」では指導期間の短縮と審査会の省略です。利便性向上では対象業種が拡大され設備に関しても国民公庫融資で出来るようになりました。貸付限度額も550万円が1000万円に、貸付期間も運転資金が4年から5年に、設備資金も6年が7年に延長されました。
しょせん役所には・・と最初からあきらめ、否定しても何も変わらない事がよく分かりました。情報の公開というのは役所の情報を知る事だけではなく、それ以上にこちらサイドの正確な情報を役所に流し込む事の重要性が今更ながらですが分かりました。次は転業、廃業に対しての政府系金融機関からの融資について役所に情報を滝のように雪崩込ませようと思っています。これについては次回のブログで書かせていただきます。