９月２８日・国土交通大臣が辞任

本日（９月２８日）午前、中山成彬国土交通大臣が辞任されました。一連の問題発言に対しての引責辞任と言われていますが、この方にとっては「問題の有る発言」という認識は無かったと思えます。

成田空港の拡張反対を「ごね得」という一言で片付けたり、日教組を癌細胞と同一視したり、日本を単一民族国家だと決めつけた様な発言は、日本の教育を本当に変えようと思って動いている人達や成田空港開設時のボタンの掛け違いを修復してきた担当者、過去の歴史に類を見ない急激な人口減社会に向って動き出しているこの国の構造を真摯に研究し、実験的な移民対策を考えている人達に多大な迷惑をかけています。また、先の国会でアイヌの方達に謝罪決議をしたのは何だったのでしょうか。

これで自民党に対しての批判が増え選挙が難しくなる、という報道が多いようですが、何にでも選挙に結びつけるのには違和感を感じます。どのような時でも首相が「民意を問いたい」と思えば解散権を行使されるべきです。

ただ、昨年の衆議院決算行政監視委員会で視察させていただいたスエーデンもハンガリーも任期いっぱい議員に仕事をさせ、その評価で選挙をされていました。私にとってこれからの１年間は思っている事を形にする大事な時間、任期いっぱい仕事をさせていただきたいと思っています。

明日、２９日は新総理に政策提案を届けることについての「あきんど議連・打ち合わせ会」ですし、来週中には「地震対策議員連盟」の勉強会も開きたいと思っています。「こめ粉」の利用促進や「子育て支援」と空き店舗対策のコラボレーションも動き始めそうなこの時に選挙で時間をとられるのは「もったいない！」と思っています。