今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

衆議院の解散、総選挙について

2010-11-19 23:42:41 | 商店会長のコメント
日本各地にお邪魔すると「衆議院解散は何時頃か」、「総選挙はあるのか」
という質問をよくお受けします。私は評論家でも予想屋でも占い師でもあり
ませんが、昨年まで3年10ヶ月間衆議院議員を経験させていただいた
立場から見ると早いのではないかと感じます。

「こんなに議員数が多い衆議院を民主党が解散するはずが無い」と言われ
ますが、議員は自分の所属している政党が勝つか負けるかよりも自分自身の
選挙結果を優先して考えます。たとえ政権与党の座から降りるような事が
有っても、自分の国会議員の職を続けることが重要だと思っています。

「麻生総理が選ばれた直後に解散していれば自民党はこんなに負けなかった」
この事を民主党の現職議員は強く思っているはずです。どんなに政権を
握っていても、与党として国を動かす立場であっても、次の選挙で自分に
不利になるようでは困るのです。

内閣の支持率が危険水域を割り込んでも、こんな体たらくな国会運営をして
いても民主党の支持率と自民党の支持率は拮抗しています。

自民党の支持率が上がって来ないということは、有権者は自民党を民意の
受け皿とは認めていない、今ならば民主党には厳しい選挙になっても、自分
にはまだ逆風というほどではない、だから早く総選挙に持ち込みたいと思う
民主党議員が一日一日多くなり、予算関連法案が通らなくなる来年5月頃に
「民意を計る」と言って総選挙になると思います。

しかし、そこでの選挙結果でまた現場経験の無い素人を大臣に据えた内閣を
作るのならこの国の国民は不幸なのかもしれません。もうそろそろ議員は
監査役に特化して、国家「経営」ならば経営組織を確立すべきだと思います。

渡辺喜美みんなの党代表の新著「いつまで官僚の『日本破壊』を許すのか」に
シンパシーを感じました。
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参議院予算委員会

2010-11-19 12:33:10 | 商店会長のコメント
昨日(11月18日)の参議院予算委員会をテレビで見ました。自民党の
質問者4名それぞれに個性が違い見ていて引き込まれる感覚がしました。

世耕さんの歯切れの良さ、林さんの知識の深さ、丸川さんの直球勝負、
宮沢さんの明瞭な論理性、上から目線の衆議院予算委員会での自民党
長老の皆さんの質問より聞き応えが有りました。

ただ、その先の問責決議案、不信任案提出は戦う野党という姿勢を見せる
ためには必要なのでしょうが、国会の停滞を招くだけなら不必要に感じます。

野党時代の発言と行動とは裏腹な動きを見せる民主党から離れて行こうと
する「民意」の受け皿になり、期待感を持っていただける政党の姿勢を
はっきり打ち出す大切な時期になったと思います。

今の国会には、年齢だけでない「若い感性」が望まれていることを、いろ
いろな地域にお邪魔して強く感じました。「この閉塞感を打破するのは
有権者のあなたたちです!」と大きな声で語れるリーダーを待たれている、
そのように感じました。
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