東京タウンウォッチング 新橋「根室食堂」夢を形に②…成功の必然!!
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
何と言っても、根室漁港空輸の新鮮魚貝類がうりものだ。丁度店頭にはウニも並べられて、食欲をそそりますねえ。メニューは全て手書きの短冊。海鮮系は中心が380~680円というから安心価格です。
ビジネスマン中心に、一日300人、70万円の売上というから、かなりの繁盛店。立ち飲みの1~2階は、天井が低く(2.4m)、ぎっしり詰まっている感じだが、『天井の高さは賑わいを演出するのに欠かせない。多少の窮屈感があった方が、立ち飲みの本来の活気が出せる』(社長)とは、人の気持ちを掴むのが旨い。
また、『客同士が狭い不便な空間でルールを共有しながら気軽に一杯やれる店』(社長)が立ち飲み店…心憎い。こうした店の主役は40~50代だが、戦後生まれの団塊世代も60代で主役の座を降りたと思うが、この空気感はDNAなのかしらん…とも思えてしまう。
「根室」という北の大地を思わせる土地へのこだわりが成功の最大要因だが、程良い窮屈感を感ずる店作り、手書きメニューetc.共感出来る点が多い店です。
経営コンサルタント安岡裕二 TEL090ー3233ー7847