２０１０年ヒット商品番付の西横綱に「羽田空港」

２０１０年ヒット商品番付の西横綱に「羽田空港」
～経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」～

　恒例のヒット商品番付が発表になり、東横綱「スマートフォン」に並んで西横綱に「羽田空港」が取り上げられた（日経MJ）。

　スマートフォンは、アップルのアイフォーンに対し、グーグルの参入で一気に火がついた。一方、羽田新空港は深夜便も飛べる２４時間運航の期待と（江戸）をテーマにしたJapanの和の文化発信の斬新な商業施設で人気を呼んだ。画像は「江戸小路」
　
　「イムスクラブ」、淑徳大学公開講座のタウンウォッチング企画に取り入れたが、反応が良く、“新鮮力”（日経MJ）の魅力によるものでしょう。

　単に新しもの好きという言葉で現されるものを超えて、新需要創造の勝利という捉え方ができそうだ。羽田の場合、「Only One」をうたっており、世界に発信する努力が感じられる。

　タウンウォッチング関連では、前頭２枚目に三越、松坂屋が新風を吹き込み人を呼び込んでいる「銀座」、日々変わっていく（伸びる）「東京スカイツリー」が前頭２枚目に並んだ。

　お堅い経営関連で、ドラッカーを取り込んだ高校野球の女子マネージャーの小説「もしドラ」が大ヒット、ハーバード大サンデル教授の「正義の話しをしよう」などのヒットも興味深い。このあたりの事は次回取り上げます。