新宿３丁目界隈「マルイアネックス」地下のNYスタイル新業態「ブルックリン」と選書家

東京タウンウォッチング　新宿３丁目界隈「マルイアネックス」地下のNYスタイル新業態「ブルックリン」と選書家
～経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」～

　画像を見てどんな感じを持たれるでしょうか? 本屋さん…それにしてはだだっ広いテーブルは何に使うのだろう!?　本を読むのかな!?

　そう、選んだ本を自由に読んで良し、セルフのコーヒーを飲んでお喋りしても良し…多目的に使えるテーブルなんですね。

　そこに活躍するのが「選書家」と呼ばれる本選びのプロデューサー。棚の本は、このようなプロに委託して、テーマ性を持った本のコーナーを作り陳列する。

　分かり易いテーマでは例えば「竜馬」関連の本なら色々な角度から掘り下げて奥行きのある本集めをする…と言う事。仏像や女の生き様とか、世の中の関心の高いものをテーマに選ぶ…と言っても良いようだ。介護施設から依頼された例では、時間のある人達と想定して“長編の読み物”を揃えたが、飽きが来て疲れるという苦情がでて失敗。考えを変えて対応したという話しもありました。

　多様な欲求が爆発的に増加する今日、センスの生きる職業が増えているんですね。そんなニーズを満たす業態がNYからやって来たと言うのがブルックリンというみせな訳です。業態ウォッチングはもとより、「ニューコンセプト本屋」とでも云うべき本の品揃えをチェックして自分の感性にどうハミングするか再認識に繋がるかも…!?

　蛇足ながら、ドラッカーのいうマーケティングの「顧客の現実、欲求、価値」…段々分かってくる感じがしてきました。

経営コンサルタント安岡裕二
TEL090ー3233ー7847