東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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2010年ヒット商品番付 続 東前頭筆頭に「ドラッカー」、5枚目に「サンデル教授の「正義の話し」が入る

2010-12-11 16:59:06 | ミニ経営戦略・戦術論
2010年ヒット商品番付 続 東前頭筆頭に「ドラッカー」、5枚目に「サンデル教授の「正義の話し」が入る
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~

 恒例のヒット商品番付が発表になり、前回の西横綱「羽田空港」に次いで、東前頭筆頭に「ドラッカー」、5枚目に「サンデル教授の「これから正義の話しをしよう」が入った(日経MJ)。

 ドラッカーに火がついたのは、「もしドラ」が170万部という大ヒットを飛ばしたからで、青春小説の形を取った事が、若者からサラリーマンまで幅広い読者を掴んだものだろう。正しい書名は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」と言うものでれっきとした経営書になっている。

 今、ある会社で社内ネットを使った「意見交流の広場」を企画しているが、教材としてドラッカーを取り上げる事にしており、見逃せない事件!?…という訳で、目下読み進んでいるところ。

 なかなか巧い小説だと思う。高校、野球、甲子園という背景に野球部という組織を当てはめて、ドラッカーのマネジメント論をバックボーンに持ってきたところが勝れた経営書になっている。

 お勧めの一冊だ。

 ハーバード大サンデル教授の「白熱教室」も、議論の戦わせ方、発展させ方が示唆に富んでいる。私には、考え方には必ずといって良いほど、対立する価値観があり、立場を変えた時のものの見方を受け入れる態度の大切さを学んだ気がする。しかし、結論に導く拠り所がむずかしいところだ。サンデル教授は政治哲学が本職であり、「正義」を拠り所にしている。最後は難解なところがあるが、学生との対話を通して白熱する議論の進め方が斬新なものとして映ったものだろう。NHKが、東大の白熱教室を繰り返し放映した事も大きい。

経営コンサルタント安岡裕二
TEL090ー3233ー7847
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