陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

中華料理と "NO MGS"

2009-03-30 08:56:21 | Weblog
中華料理はおいしい。
特に、海外で現地の食事に飽きたときは中華料理が一番無難。
和食も良いが、和食の様な感じがしないでもない現地食だったり、値段がびっくりするほど高かったりで、
その地をよく知る人の案内がないと避けた方が良い(その土地にもよるが)。

しかし、とある本を読んでいたら、
中華料理でも、"NO MGS" の看板がない店は避ける人が増えているという(米国)。
"MGS" は、モノ・ソージウム・グルタメート(グルタミン酸ソーダ化学調味料)のことで、
それが NO だから、それを使っていないという意。

つまり、多くの中華料理店では、白い粉をどばっとふりかけ、調理している。
この白い粉が MGS(グルタミン酸ソーダ)。
かって日本で開発されたグルタミン酸ソーダ(味の素など)を使うと「旨い」ということが、
世界中の中華料理店に知れわたり、どの店でも大量に使っている、という。
その結果、チャイニーズ・レストラン・シンドローム。
グルタミン酸ソーダの大量摂取による中毒症状=倦怠感、胃の不快感など。
医学的には検証されていないそうだが、実感している人が多いということで、
その影響から、中華料理店側が "NO MGS" の看板を掲げる様になってきているとのこと。
(福岡伸一氏著『動的平衡』のP.83~85(木楽舎)からの話)

う~ん、そうか!
おいしいが、中華料理はほどほどに(海外、特に米国では)、ということですなぁ。
カロリーのこともあるしね。   ←中華のイメージの画像がないため代用
しかし、そうなると、何を食べればいいんやろね?
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プア4-(6) 節倹のパラドックス

2009-03-27 08:38:35 | Weblog
ケインズの「節倹のパラドックス」
- 人々がそろって節約に走ると国内総生産が縮小し、結局は人々の所得が減って国力の低下を招く、というもの。

「合成の誤謬」と同じ。
- 個別には合理的な行動であっても、それが合成された全体としては違う結果をもたらすことを指す。
ミクロとマクロは同じではないという意。

それはそのとおりなんだが、
現実問題として、そうした事態に、そのパラドックスを克服した事例はそれ程多くない(と思う)。
それはそうだよね。逆説なんだから。
身近なところでは、人間、いつも自己防衛に走ると同時に群集心理に惑わされる。
目下の消費行動だと、人はどうしても節約に走る。
家計のバランスや、これからの不安感がそうさせる。
あるだけ使ってしまう者はバカ。
それは当然の理。

ワタシ自身の例をいうと、
プアを脱出しようとすればするほど、プアの深みに堕ちてゆく。
これは、合成の誤謬ではなく、個人の誤謬ですな。
個々の考え方や行動が、最初はそれなりに合理性があっても、次第にてんでバラバラになってしまう。
バラバラの再統一は難しい。
いつのまにか支離滅裂になる。
回りまわって自分の首を絞めるのが分かっていながら、そうしてしまう。
プアとはそういう者をいう。
個人だけじゃあない。会社や国だって同じこと。 
あなたの周りの身近なところにも、思い当たる者、会社、国があるんじゃあないの?

同じ趣旨で、もう一つ。
中国の自動車の保有台数が(順調に?)伸びている。
このペースで、日本と同じ保有率に達すると、クルマは8億台になるという。
8億台! 計算すると確かにそうなる。
8億台が走って、廃ガスを撒き散らしたら、世界はどうなる?
仮に、ガソリンの代替燃料が開発されたところで、8億台分の燃料となると半端ではない。
車に限らず、各社とも、中国での商機をにらんで、それぞれ手を打っているが、個別企業の戦略としては当然だとして、
全体としてみたら、人類が住む大地として破滅では?
中国の人民も、クルマを手に入れて、生活が向上したなどと思っていると、とんでもないことになるぞよ!

これは30年前に初めて中国へ行ったときから感じていることだけど(当時は自転車の洪水の時代)、
それが、今、正に現実のものになろうとしている。
中国人のみならず、人類は、どうするんだろう? どうなるんだろう?
そんなことは容易に想像できるが、怖くて誰も口にせず、話題にしない。
ワタシも言わない。せいぜい小声でこそこそとささやくだけ。
言ったところで、相手は「自分イコール世界」で、人の言うことなぞ聞く耳を持たないから同じこと。
ワタシなぞ、ただ、そうなる前に、この世からおさらばするしかないな、と思うだけでござんすよ。
何につけ、パラドックスを克服するのは極めて大変。 
ワタシなぞ、克服はとっくにあきらめ、ただただ流されるだけ。
流れの行きつく先? 知りません。
そこの若いあなた、あなたはどう克服するの? 自分の行動を、そして人生を。

=蛇足=
中国人観光客を誘致するため、ビザ発給を緩和する方針だという(自民党観光特別委員会)。
7月1日から北京、上海、広州を対象に1年間試行した後、中国全土に広げる予定とのことで、
対象は年収25万元(約350万円)以上の富裕層に限定とのこと。
そういう水準の者が多くいるんだねえ。
日本のプアより富裕! 10年前と比べても信じられない思い。
遠からず逆転だねぇ。
ま、来るのはいいけど、最低限のマナーは身につけて欲しいもの。 
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世の中、ヒマですのう

2009-03-25 08:59:27 | Weblog
「仕事が手につかない人も少なくなかっただろう。」との書き出しは、今朝(3/25)の日経のコラム(春秋)。
え? 何のこと?
- 野球の話らしい。

今朝の新聞の一面に出ていたので、日本が韓国に勝ってWBCで優勝したことを知った。
世の中、好きな人も多いから、それはそれで結構なことだが、
しかし、この時代にヒマなことですのう。
皆さん、余裕綽々ですのう。
そうした余裕の一端でも分けてもらいたいねぇ。
まあ、世の中の暗い話から、暫し離れたいという気分もあるとは思うけど。。。
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奇妙な静けさ

2009-03-24 08:37:38 | Weblog
このところの世の中、
ひところの政治・経済その他のバタバタが、何だか妙に静か。
大地震の前の静けさの様な感じ。

ワタシの周囲も、勿論、日常の喧騒は相変わらずだが、何か し~ん とした感じ。
世の年金、少子化、環境問題なども、あまり聞こえなくなった。
3月末の株価も、さてどうなるやら。みんな、じっと耳をたてている!?
少し戻した株価でほっとしている人もいるが、
目では見えないところで地殻変動が起き、どんどん地盤が緩み、
足元はつま先でかろうじて立っているだけの状態なのにね。
ガタガタと揺れて、一時揺れがとまって、その後に ドーン! なの?
揺れがとまった様にみえるときが一番危険。
緊張感も緩む。

マ、静かだろうが、騒がしかろうが、
慌てたって仕方がないし、なるようになる、と腹をくくるしかないけどね。
また、ド~ンと来ようが来まいが、プアが直る訳じゃあないから関係ないか。
と、ほざきながら、揺れたときは、真っ先にワアワア騒いで、意味もなく走りまわる。
現実の10倍の揺れかのごとく。
ワタシの様なプアはかくの如し。 
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ワークシェアリング?

2009-03-21 19:21:46 | Weblog
最近、「ワークシェアリング」の単語を目にし、耳にすることが多くなった。
これって何なの?
ワタシには、何のことやらまるで判らない。

仕事や雇用を分け合うことの様で、時短によるのが典型的な方法とのことらしい。
そんなことが本当にできると思ってるの?
どうせ、何かやってる、というポーズなんだろうけど。

政労使の合意で「日本型ワークシェアリング」を進めるという。
ふ~ん。
どうするんだろう?
派遣切りの批判が出、次は正社員の番だから、何か努力しているかの様なソブリはしないとね。

ならば、お手本として、先ずは国や自治体がやったらどうかね?
役人の数を、(雇用形態は何であれ)倍にし、今の役人の給与を半分にする。
実行すれば、当座の雇用問題は、数字の上だけだと一挙に解決。

あ、失礼!
役所は、昔からとっくにワークシェアをやっているんだった!
本来なら、10人で済む仕事を、50人でやっているんだからね。
独立行政法人などというところや、外郭団体を含めると、10人分を100人でやっている。
その意味では、そもそも今の人数で給与を 1/10 にすれば「つじつま」があう。
さすれば、「100年にわたるワークシェア実践組織」ということで、畏き辺りからお褒めの言葉を頂戴できようかも。

違うゾ! オマエは役所の実態を知らないな、という声が出そう。
そういう声には、そもそも今の役所の仕組みや仕事のやり方が悪んだよ、とだけ答えましょう。

時短以外の方法だってあるね。
昔の、戦前の役所や会社の様に、給仕を復活させるもよし。
昔のアジア諸国の(今も一部残っているが)、電球を取り替える係、コピーをとる係、新聞をとってくる係など、
係をいっぱい分ければ、すぐに雇用数は増える。
国会でも、議員の定員を百倍にし、報酬は総歳費(変動なし)を人数で割れば良い。

今の時代、そんなことはできないだろう?
そりゃあそうだ。
できる訳がない。
100の領域の内、0.01くらいの領域でなら、工夫すれば可能かもしれないが。。。

戦後の日本は、「生産性の向上」を最優先課題としてとりくんできた。
例えば、商業など、国レベルで見た場合、低生産性の象徴の様に言われてきた。
今、競合が激しくなるにつれ、更に生産性を上げることが生き残りの必須条件になっているが、
ワークシェアはそれと真っ向からぶつかる。
「仕事の分かち合い」と「生産性向上」は両立するのか?
この矛盾点をキチンと整理しないで、何をやろうとしているんだろうね?
ワタシにはサッパリわからんのですよ。

総論賛成の諸賢も、各論になって、自分がその対象になると、果たして賛成するだろうかねぇ?
もっとも、方法は他にもあるね。
製造現場であれば、ロボットなどの機械設備を使わず、人間がやれば良い。
運輸業だと、貨物1トン以上搬送可能な車輌は使用禁止とか。
オフィスでも、パソコン使用を止め、算盤にするとか。
これらは例示だが、実践すれば、雇用数も増え、環境対策にもなり、一石百鳥ですよ。

要するに、できもしないことを、さもできるかの様に言うのは、何なんでしょうね?
何年か後には、そんな動きもあったなあ、というレベルの話になるのは目に見えている。
そのとき、どういう世界になっているかは知らないけど。
それとも、まるで判かっていないのは、プアなアタマのワタシだけ? 
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社長人事

2009-03-19 08:54:30 | Weblog
N氏が社長を退き、会長に就任すると報じられた。
以前にも書いたが、氏はワタシが会社を辞めたときの直接の上司。
この3月決算の業績見通しが大幅な赤字だから、「引責辞任か?」との質問が出たそうだが、否定したという。
今年の改選で、経団連の副会長就任が内定しているから、予定の行動だと思われる。

氏は、ワタシが知る中でも、稀にみる「強運のヒト」だが、
社長としての4年間で、今後の事業展開の道筋はつけたが結果は出せなかった。
あと2年やれば出せた可能性はある。
その意味では、彼にしても、昨年秋からの経済環境の激変のあおりを受けた。
この引責ともとられる退任で、将来の経団連会長の芽はなくなった(と思う)。
もっとも、経団連会長ともなると、様々な要因がからみ、めぐりあわせだから、何ともいえないけど。

各社でも社長交代が相次いでいる。
決算次第でクビが飛ぶのはやむを得ないというか、当然のこと。
とはいえ、大手企業だと、辞任すればそれで済む訳だから、社会的評価や名誉などを除けば、
本人にとってのマイナスはない。
辞めたところで、会長なり相談役なりの立場は残り、秘書もクルマもそのまま使う。
院政を敷く者などは、社長より面白いかも知れない。
中小・零細企業の、借金をかかえて辞められない者たちとはワケが違う。
AIGなどの米国企業の強欲資本主義ほどではないにしても、大手の経営者は結構なご身分。

賃上げ回答の報道を見ながら、いろいろ考えさせられる。 
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宇宙?

2009-03-17 08:56:32 | Weblog
スペースシャトルが打ち上げられ、日本人初の「宇宙」長期滞在を試みるという。

この種の報道を耳にするとき、いつも思うのだけれど、
「宇宙」という表現は大げさじゃあないの? と。
まだ人類に馴染みがない領域だから、手探りでトライする、それを劇的に言いたいのは分かるけど。。

家でいえば、敷地内の家の周囲を徒歩ないし自転車で回るだけじゃあないの。
「宇宙」というからには、せめて地球の引力圏外へ出ないとねぇ。
月へ行くのだって、敷地内の離れに行くのと同じ。
そりゃあ、母屋以外の建物には違いないけど、他の天体と言うのもオーバーでは?

家から出たことのないヒトが、敷地内とはいえ、外へ出るのは勇気がいる。
しかし、庭に出たくらいで外出と言うのはねぇ。
「外出」というからには、せめて敷地から出ないと。

誰しも、子供のころ、
近くの島へ行くのに「海外へ行く」と駄洒落を飛ばした記憶があると思うけど、
「宇宙」へ行くといって地球の大気圏外をグルグル回るのは、
何だか詐欺にあった様な感じ。

それに加え、
一人の宇宙飛行士を訓練し、シャトルに乗せてもらうのに、米国に幾ら金を払っているのか、
莫大な金額を支払っていると思うけど、
飛ばす毎に公開してもらいたいもの。
うん百億円を支払い、大気圏外飛行士が出発! という様に。

小さな島国の日本が、分野を問わず金をかける時代は終わったと思うけどね。。 
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春ですなあ

2009-03-16 08:55:46 | Weblog
随分、暖かくなった。
今日からコートを変えた。
昨日・今日の様に晴れると、もうすっかり春。
家の桜(オオシマザクラ)は、過日の強風で吹き飛ばされ、だいぶ散ってしまった。

春は、黄砂や花粉が飛んだりと、いいことばかりではないが、
何より気分が違う。
陽も明るい。

春の色は? というと、わたしなぞ桜の連想で桃色を思い浮かべるが、「青」だという。
古代中国の五行説に基づくもので、「青春、朱夏、白秋、玄冬」。
春は青、夏は赤(朱)、秋は白、冬は黒(玄)。
季節のみならず、人生の四季にもたとえる。

世の中、政治・経済その他、明るい話しからほど遠いが、
この春は、季節感だけでも味わいたい。

 
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プア4-(5) ポアンカレ予想-天才とプアの落差

2009-03-12 08:49:28 | Weblog
過日、NHKのポアンカレ予想の証明に至る番組を見た。
帰宅したときは既に放送の途中だったので、見たのは後半部分のみ。
番組自体が非常に面白かったが、その中の誰かの発言が印象深かったので、それを書く。

少し前置きが長くなるが、番組の説明をすると、次のとおり。
3月9日夜のNHKで、再放送版(初回 2007年10月22日)
「100年の難問はなぜ解けたのか~天才数学者 失踪の謎~」

内容は、「ポアンカレ予想」をめぐる、証明者のグレゴリー・ペレルマンに至る数学の100年。
ポアンカレ予想とは、(正確に書くために)検索をして調べると、
「単連結な3次元閉多様体は3次元球面S3に同相である」(Wikipedia)という、
フランスの数学者アンリ・ポアンカレによって提出(1904年)された予想。

ワタシには、そもそも「予想」そのものが何を言っているのか理解不能。
正確でなくても、具体的に「宇宙がとりうる形の証明」とでも言ってくれた方が分かりやすい。
100年にわたり未解決のものを、ロシア人数学者グリゴリー・ペレルマン(Grigory Perelman)が証明した。
この業績により、ペレルマンは2006年のフィールズ賞を受賞したが、受賞を辞退し、失踪したことで(当時)話題になった。
(参考)辞退理由は「自分の証明が正しければ賞は必要ない」とのこと。
また、米クレイ数学研究所の証明者に対する賞金100万ドル(約1億円)に興味を示していないとの噂あり。

■面白かったこと(1)
100年の間、殆どの数学者がトポロジー(位相幾何学)を使って解こうとしたのに対し、
ペレルマンは微分幾何学と物理学の手法を使って解いてみせたこと。
つまり、発想が他人とは全く違う点。

■面白かったこと(2)
ペレルマンは、学生時代、当時の最年少記録である16歳で国際数学オリンピックの出場権を獲得し、
全問満点の金メダルを授与されていること。
つまり、大天才は年少の頃から抜きん出ていること。
それも並みの水準からではなく、秀才レベルからしてもダントツに。

-------
さて、以上が前置きで、ここからが本論。

番組の中で、ポアンカレ予想の証明に挑戦した天才数学者が次々と登場する。
その中の一人(名は忘れた)が次の様に言っていた(表現は正確ではない)。
『その証明は易しいものと思われた。
98%までは容易に到達した。ただ、残りの2%が難題だった
実際、あと一息のところまで肉薄した者は他にもいたという。

ニッパチの原則-昔から様々な局面で言われる言葉(経験則)。
ワタシも話の中でよく使う。
2:8の原則、20:80の原則 ともいう。
パレートの法則(全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している)と同類。
つまり、成果や結果の8割は、その要素や要因の2割に基づくというもので、
例えば、あるタスクの80%は20%の負荷でできるが、残りのタスク20%には80%の負荷が必要、の類。

そのとおりだと思う。
ところが、上記の天才は、タスクの98%は2%の負荷ででき、残りの2%に98%の負荷がかかる、と言っている。
冒頭に「印象深かった」というのはこの箇所。
これはすごいことで、並みの人間と天才の違いが如実に現れている。
並みの人間は、80%の解決は容易 ⇒ 残り20%に工夫や智恵が必要。
天才は、この80%が98%だということ。 
その差、18%。
ものごとの難易度は、100%に近づくにつれ加速度的に高くなる。
それを98%までは容易に到達するというのだから、ワタシなぞ目がくらみそう。

しかし、その様に言った天才も、ポアンカレ予想の証明から離脱した。
つまり、解けなかった。
関心が別のものに移ったのかも知れないが。。。
それをペレルマンは解いた。
天才を超える大天才は、世の中にいるもんなんだ! 再び
この辺りになると、(アタマがプアな)ワタシなぞ、呆然&茫然。
そもそも何のことか判らず、マジシャンの手を、首をひねりながら見ている観客でしかない。
余りにもアタマの質と構造が違いすぎて。。。

番組の中の紹介にあったが、ペレルマンの高校時代だったかの数学の試験で、
同級生が紙1枚を使った解答に対し、ペレルマンは3行、それも完璧な解答。
ワタシなぞ、ただ紙と時間をムダにするだけだろうに。
そういう天才から見ると、並みの人間のアタマはどの様に見えるんだろうねぇ?
ワタシなど、ゴキブリのアタマと大差ない様に見えるかも。
どうにも度し難い落差というか、壁というか、次元が違うんでしょうなぁ。
三次元にいる者が二次元の者を見る様に。

そういう天才は、数学の世界だけでなく、それぞれの分野にいるんだろうし、
そういう者との競合は避けるべきですな。
ただ、そういう天才・大天才が必ずしもハッピーとは限らないから、
並みは並みなりに、プアはプアなりに生きるしかないんでありましょうなぁ。

と、感じているところであります。
今回のプア論(アタマのプア)は、「嘆き」を通り越して「呆然」デシタ。
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プア4-(4) プア度(計数化の試み)

2009-03-10 08:46:40 | Weblog
プアの度合いを数字にできないかと考えた。
「プア」と呼んでも漠然としているため。
勿論、ワタシのプア度を測るためでもある。

厳格にしても仕方がないので、適当に考えた。
おおよそが判れば良い。
いろいろあるが、ここでは個人そのものを対象として、その要素を3つとする。
(家族や職場の要素を加えるともっと良いかも。。)

【1】 ココロの豊かさ、貧しさ
【2】 アタマの豊かさ、貧しさ(wise か否かではなく、clever か否か)
【3】 フトコロの豊かさ、貧しさ(経済面)

±0を普通(平均)、+が豊か、▲が貧しいとし、+も▲もそれぞれ100点まで。
この3要素の点を合計する。
【1】+【2】+【3】⇒ 合計点が ▲300点~+300点の間になる。
(本当は掛算にしたいのだが、マイナスが重なるとプラスになるので断念。)

 ←貧しい  普通(平均)  豊か→
▲100       0       +100

合計点でマイナスは、勿論のこと「プア」。
さて、ワタシはどうか、自己採点でやってみた。
・ココロ : ▲50 (自分がよければそれで良く、世の中のことはどうでもよい)
・アタマ : ▲50 (基礎能力不足+新しい知識の吸収意欲ナシ+判断力低下)
・フトコロ: ▲70 (貯蓄ナシに近い+借金アリ、但しサラ金には手を出さず)
⇒ 合計 ▲170点/300点

ふむ。
やはり、相当のプアの様だ。
アタマなぞ、見事に三拍子そろっている。これほどの者は、そうはいないだろう。
と思うが、世の中には、実は結構ゾロゾロいたりして。。。
いずれにせよ、生き恥をさらしているレベル。
無論、これは自分がどう感じているかであり、客観化したものではない。

もう一人、アソウ氏を(ワタシの視点で)やってみると、
ココロ(▲50)+アタマ(▲50)+フトコロ(+100)=計±ゼロ
⇒ 合計点では、「普通」、並という値になった。
ココロとアタマはワタシと同レベルか!?
しかし、何といっても、氏の場合は「フトコロ」のプラスが大きい。
±ゼロで首相だからねぇ。
日本という国はすごい国だね。
±ゼロでも、何だかんだといいながら首相が務まるんだから。

あなたはいかが?  
何? あなたもマイナス点=プアだった?
あなたも生き恥をさらしているんだねぇ。
ワタシと同じく、輪廻転生を信じ、起死回生でも狙いますか?
もっとも、これから生まれ変わっても、その世界は今よりもっと宜しくないであろうことを覚悟する必要があるけどね。
同情しますよ。ご同輩。
プア同士が傷をなめあっても仕方がないけど。。。

何? こちらのあなたはプラスになった?
あなたは、自己採点が甘いんじゃあないの?
それとも、自分を判っていない、プアなアタマかもよ?
そのアタマを10分ほど氷水の中に入れて、それからもう一度やってみたら?
それでもプラスになれば-
ジャ~ン!
おめでとうございます。
あなたは「貧楽」の人です(2009年3月7日のブログ-閑話休題「貧楽」を参照)。
この世で十分生きてゆけますよ!
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