陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

10月4日の続き

2008-10-29 08:45:16 | Weblog
「続きは後日」と書いたので、10月4日の続きを書く。

26日(日)の夜、NHKスペシャルを見た。
「日本とアメリカ 第1回 “アメリカ”買収 ~グローバル化への苦闘~」
4日に書いたNさんが出ていた。昔と変わっていないが、アタマが薄くなったのは、ワタシと同じ。
しかし、それは仕方がない話。

Westinghouse 買収の経緯とその後の状況をとりあげていたが、なかなか苦労が絶えないね。
しかし、それは山に登るときのしんどさだから、大いに結構。
同時に、海外展開は、グローバル展開の言葉になり、昔の、円高対応やコスト削減、あるいは市場を求めての海外展開から、事業のステージが変わってしまっていることを感じた。

企業は、その核は同じでも、やはり変わらないと生き残れないんだねえ。
それに引き換え、ワタシの場合は、あまり変わっていない様に思う。
現在のビジネスモデルやスタイルは、当初いろいろ工夫をしたものだが、それが一応安定した段階から、進歩が止まった気がする。

オフィスの中も、今となっては古いものばかり。
ワタシのアタマの中も、今では黴が生えているのかも。
勿論、古いものが悪いばかりではないが、世をリードするには、やはり先頭を走らないといけない。
先頭を走れば、当然に風雪をマトモに受け、道を間違えてしまう危険もあるけど。。。

力のない者は、ある一点に集中し、それをテコに次の展開を図ることが唯一の方法だが、
ある段階から、よそ見をすることで集中が中途半端になり、いつの間にか周回遅れ。

局面、局面では、自分なりに一生懸命やったつもりだけれど、やはり全体を俯瞰すると、一つに徹底できなかった分、遅れをとったんだろうね。
戦力の逐次投入は絶対やってはならない、は定石だが、そうした定石は守れないやね。凡人には。

一事が万事。それが全てを物語る。

グチ話の様だが、これが現在のワタシです。
けど、周回遅れの挽回に、もう一度自分流でトライするからね。 
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日経平均 7,162円

2008-10-28 08:43:41 | Weblog
10月27日の日経平均 終値 7,162円(東証)。26年ぶりの安値。
円は91円台/ドル。80円台突入も目前。

何と! すごい状態になってきた。
各企業の株価もどんどん下がる。 悲観一色。

9月中旬のリーマン・ブラザーズの破綻以降、1カ月強でここまで来た。
今、歴史を見ている感じ。  


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プアについて

2008-10-26 13:39:28 | Weblog
このブログで、よく「プア」を使っている。
サブタイトルにも入っているが、このブログでの「プア」は、勿論、経済的なことも含むけど、それだけじゃあないからね。
懐具合だけだとすると、そんなものは語るに及ばず。

例えば、先人の言葉を借りれば、

『人間は最も少ない報酬で、最も多く働くほどエライ人ぞな。
一の報酬で十の働きをする人は、百の報酬で百の働きをする人よりエライのぞな。
収入の多寡は、人の尊卑でないことくらい、わかっとろがな。』    - 正岡子規


じゃあ、このブログでは、何を指してプアといっているのか? - その人物及びその人生を指しているのよ。
何をもってプアといっているのか? - その人なりの道を歩んでいるのか、歩んだのか なのよ。
その人なりの道とは何か? - その人の(世に対して)果たすべき役割 なのよ。

但し、上を読んで、あまり難しく、窮屈に考えないで! 人生といっても、今日の積み重ねだから、今日を考えればよい。
まあ、いろいろな言い方があると思うけど、上の例でいうと、「百の報酬で百の働きをする人」がプア。
何故か? 最低レベルの当たり前のことをしているだけだから。
人によっては、当たり前のことをすればそれでヨシ と考える人もいるでしょうね。
それはそれで結構。その人の考え方、生き方だから。


皆さんは、自分の人生の「(世に対して)果たすべき役割」が分かっていますか?
別に、大それたことでなくてもいいんだよ。
-- 分かっている人もいれば、分かっていない人もいるよね。

実は、ワタシは分かっていない。もういいトシなのに。
だからプアなの。(このトシになると、アホと言いかえても同じこと。) 

ワタシは、何を着て、どこへ行き、何をしたらいいの? と同じ。
これじゃあ、ダメだねえ。- 自分でもそう思う。

目先のことに右往左往するだけで、これが自分だ! と世にいえるものが無いんだよね。
だから、全てが中途半端。

皆さんは、そうならない様にしてちょうだい。
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経営は「観」

2008-10-23 21:46:44 | Weblog
著作権処理の仕事で、経営戦略を専門とする人のホームページを見た。
略歴や、論文・著書をチェックした後、他の部分を見てみると、次の文言があった。

『経営戦略は、やはり観と経験と度胸だと思います。』
by 三品和広氏(神戸大学 大学院経営学研究科教授)
次のページの最下部にある。
http://www.b.kobe-u.ac.jp/resource/staff/faculty/mishina.html

一橋を出、ハーバードのビジネススクールで教鞭をとっていた人が、学者らしからぬ味があることを言うなあと思ったが、
「観」の字は、意図して書いたのか、変換ミスでそうなったのか、即断できなかった。

暇なときに教えてくださいとメールを出したら、返事があり、
>これは意図して観の方を使っています。
>パターン認識のイメージです。

とのこと。
やはりそうかと、再び感心させられた。

経営を論じる教授で、昔はこういう人はいなかった(と思う)が、最近は面白い人がいるんだねえ。


ひるがえって、自分を見てみると、各10点満点として、
「観」3点×「経験」6点×「度胸」5点=90点/1000点 となった。

う~ん。この点だと、企業経営、経営戦略は落第どころか、人間失格の水準ではないか!
ワタシは、経営学部に(一応)籍をおき、会社勤めの20年は企画畑なのよ。
これじゃあ、ワタシが「プア」なのも無理はない。  

しかし、それじゃあ何の解決にもならないから、何か考える必要がある。
打開策(1)優秀な若手を採用・育成し、助けてもらう
        →プアな者の下で育つのか? 
打開策(2)もう一度自分がゼロからやりなおす
        →そんな元気&根気&能力はあるのか?
打開策(3)運を天にまかせて奇策をうち、一点突破全面展開をはかる
        →ワタシの運勢じゃあ、自滅かも?

なかなか出てこない。。。
仕方がないから、今晩、寝ながらもう一度考えよう! 
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進路の判断基準

2008-10-21 08:58:39 | Weblog
最近、感じること - 進路を選択する場合の判断基準。 就職であれ、転職であれ、独立であれ、自分の進路を考える、考えなおす場合、あなたは何を基準にしますか?

勿論、いろいろあるよね。収入、勤務先のブランド、場所、仕事の内容などなど。
⇒ 結論は、(← 早いね。いきなり結論が出る)自分がやりたいこと、関心があることに従事すること!

消去法で選択するのではなく、積極的に一つを選び、他を捨てる。
消去法で選ぶと、後で後悔する可能性大。

ベストは、自身の進むべき道をキチンと定めて、フラフラしないで、雨が降ろうが、ヤリが降ろうが、進むこと。
当たり前のことだが、この当たり前のことがなかなかできない。

お前はどうなのかって?
実は、ワタシも、会社を辞めた後、消去法で選択したのよ。
(上記の様に)後悔してるのか? - 後悔はしていないけど、人生、本当にこれで良かったのか、という思いはつきまとう。

・・・世間でいう定年がカウントダウンに入ったオジサンの、独り言。
もっとも、今のワタシに定年はなく、死ぬまで働くんだけどね。→正確には、目標に到達しないから働かざるをえない。

自分が何をしたいのか分からない? - あなたも、(ワタシと同じく)プアな人生まっしぐら、かも!? 

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休日は歩く

2008-10-19 19:46:59 | Weblog
今日は日曜日で、自宅からの投稿。
4年半前から、日曜日を休むことにした。

普通、日曜日は休みじゃないの? と思う人は、独立・開業の意味がわかっていない人。休みなんか、ある訳がない。
もっとも、一定の基盤ができると、その人のペースで休みをとる様になるが、ワタシの場合は、今もって基盤ナシに近いから、本来は休めない筈だが、あえて休みはじめた。

休む目的は、主として「歩くこと」で、高血圧・糖尿病等+足の衰え対策。
最初の頃は、朝・昼・夜の合計で6時間程歩くか、昼の部をプールへ行って水中で歩いたり、泳いだりで、結果として体重を目標まで落とした。 

体重を落としてからは、歩く時間を午前の2時間程にしたが、この一カ月は腰の具合が悪いため、30分から1時間程。日によっては、歩けないときもある。午前中はまだいいが(だから少しは歩ける)、夕方から夜がダメ。日中の腰への負担がたまる感じで、腰が重痛くなり、且つそれが足にくる。
  
腰は古傷だが、それに加え数カ月前から左肩・左上腕部が痛く、しびれる。原因は、どうも頚椎らしい。
前世があるとすれば、ワタシはその世で、刀でバサッと左肩から胸にかけて切られたのではないかと思う。

それはともかく、背骨を中心に老化が進行し、それが表面に出ているということか。若い頃からの「健康管理ゼロ」も影響している。

この種のことは、同年齢の人なら誰しも大同小異だと思うけど、若い人への忠告 ⇒「とにかく、歩いた方がいいよ。」

何だか、今回は老人の繰り言みたいな内容になっってしまった。
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週が明けた

2008-10-13 18:51:44 | Weblog
経済・金融、怒涛の一週間が明け、新しい週に入った。
この時間、日本は休日(体育の日(振替))の夕方だが、これから欧州、そして米国と、順に13日のマーケットが開く。

識者も言っているが、ワタシも冷戦が終わった後の米国一極時代の終焉だと思う。一つの時代の終わりだね。

朝の太陽が昇って、昨日と同じ一日の様に見えても、世の中はガラリと変わっている、そういう先が見えない、リーダーもモデルもない時代に入った。
しかし、1990年代以降、金融ビッグバンなどという言葉がもてはやされてきたが、金融で稼ぐスキームなんて、ヤッパリ経済の「あだ花」なんだねぇ。バブルがはじけて、やっとそれが見えてくる。

しかし、経済恐慌阻止とはいえ、金融バブルでいいメをみてきた連中、特に米・英の連中の金融・証券業界の尻拭いを、何で世界中で税金を投入して支えるのか、どうしても感情的にシコリが残る。中小・零細企業や個人向けには、誰も何もしないのに。(かって、日本でも同じことがあったが、)
こういうのをトリクルダウンというんだよね。
企業や富裕層が富めば、その滴で全体が潤う、という考え方。
何もしないよりはマシかも知れないけど、そもそもの考え方に問題あり。
↑コレ、普通の庶民の感覚だと思うけど... 


世の中、21世紀に期待をこめた話をしていた頃から、まだ10年たってないけど、面白いね。
面白いというのは、人の世、誰も明日はわからないのに、わかる様な顔をして生きていることが面白い。
人類の歴史(有史)の中で、乱世の繰り返しはつきもので、それを思えば、裸一貫の者にとっては、むしろ、乱れた方がチャンスはあるし、これもまた面白い。

なんて適当なことを書いているけど、ワタシのトシでは、エネルギーで若い人に負けるから不利だなあ。
ヨシ、これから帰ってごはんを食べながら考えよう! 
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日経平均1万円割れ

2008-10-08 08:50:47 | Weblog
とうとうNYダウ1万ドル割れ、日経平均1万円割れ。
昨年秋からのサブプライム問題以降、ジワジワと後退していた経済環境が、この1カ月でど~んと底が抜けた感じで、季節は廻り、いよいよ冬の到来!

それぞれに自分・自社防衛の道をさぐってきたのが、ヨーイドンで全員がその道を疾走! しかし、100m競争ではない、ゴールが見えないレースだから、体力がないところはしんどい。


▼南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏のノーベル賞(物理学賞)受賞のニュース。
各氏とも、それまでの常識をひっくり返す理論を構築とのこと。
ウムウム。ワタシも、世の何かをひっくり返してやろうと(ひそかに)思っているが、「自分がひっくり返った方が早い」-これは家内の弁。むべなるかな...   


【参考】「むべなるかな」の むべ とは、郁子=あけび科の木で、秋に実をつけるそうです。味は、食べたことがないので分からない。

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自己紹介

2008-10-04 19:28:44 | Weblog
表紙左下のプロフィール欄の「自己紹介」を書いた。何回アップしても変わらないので、どうなっとるのかと思ったら、100字を超過したためと判明。
最初は仕方がないけれど、どうも勝手がわからん。 

さて、自己紹介--プロフィールに書いたが、もう少し触れると、
サラリーマン生活20年を経て、現在の自活の道へ。とはいえ、会社をいずれ辞めようと思ってはいたものの、「今、辞めないと辞められない」と思った時期に退職したため、具体的な計画はなく、さて何をやろうかと考えるゼロからの船出。
思えば無謀な出発でした。

それから17年。で、今どうなっているか?
余り変わっていないのよ。「経済的には何とか糊口をしのいでいる+これが私だと言えるものもなし」という有様。つまり、地べたを這って生きている状態は船出時と何も変わっていない。むしろ、トシをとった分、当時よりも歩が悪い。 

「なぜなのか?」-それを自分なりに考えてみたいというのが、このブログの最終的な目的。
読む人がいるか、いないか分からないけど、これから独立・開業する人に何かの参考になるかも知れない。

意味のない問いながら、「もし、会社に残っていたら」と考えることも何度かあったが、2000年頃のリストラの嵐の中で方向転換せざるをえない様になった可能性もあっただろうし、そうだとすれば、自分の意思で自分が選んだ道に(それが落穂拾いであったとしても)入ったのもあながち間違っていなかったのかも知れない、とも思ったり...
まあ、人生、いろいろありますね。

会社を辞めたときの上司Nさんは、今、社長をやっているが、何年か後には会長になり、経団連の副会長なんだろうから、天と地ほどの差になる。
地の底から山の頂上に声は届かないけど、「マ、頑張ってね」と言いましょう。

つづきは、後日。
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ブログのタイトル

2008-10-02 20:28:14 | Weblog
聞かれる前に、このブログのタイトルについて申し添えます。
「天空の舟 小説伊尹伝」(宮城谷昌光、1991年)の「湯の訪問」の章の次から拾ったものです。


『この世ならぬなにかがわたしを生かそうとしているのなら、おなじそれがわたしを殺そうとするまで、生きればよい。人がわたしに与(くみ)せぬなら、わたしは天地とともに生きて、わたしだけの野を拓いてやろう。』


… この小説は、古代中国の商王朝(のちに殷と呼ばれる)を創始した湯王を補佐した 摯(し、伊尹(いいん))を主人公としたもので、上の言葉は湯に招かれる前の摯の心情を表したものです。


ことさら肩に力をこめる訳ではありませんが、
会社を辞め、自分で活路をひらこうとした当時(1992年)の気分にぴったりでした。
しかし、17年を経てみると、自分の足の周り 30㎝ 位の幅を拓いた(?)だけですから、それでは 野 とはいえないね。ただ、ぼおーと立って、寒風が吹くので寒い寒いと足踏みをしていただけの様な気がします。
野に及ぶべくはないものの、せめて、立って半畳、寝て一畳分位は何とかしないと... 
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