陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

地震(18)-東電会長の記者会見

2011-03-31 09:00:32 | Weblog
昨30日、東電会長の勝俣何某が記者会見をしたそうな。
勝俣何某は「ヘタなことを言うたら更に叩かれる」と思うて、言葉少ない内容であったため、
ここで何某の心境を忖度してみましょうぞ。

■原子炉が安定しているという発言があったが、原子炉は健全なのか?
(答)「多少安定してきたのがこの1週間ぐらい」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
この大会長たるワシが、そんな現場のことなんぞ知っとるワケがないやろ。
イヤな質問をしよるなあ。
マ、よう分からんけど「今は安定している」と言うとこか。
細かい話になったら、質問した記者の新聞に書いてあったことを言うとこ。
何せ暇なんで、新聞は各紙を隅から隅まで読んどりますからなあ。

■人災の側面についてどう受け止めているか。
(答)「私自身、まずさは感じていない」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
人災やと認めたら、その次に誰の責任やとなるがな。
社内の突き上げもあるし、火の粉が火事になるんで、ないことにしとこか。
そんなことは、社長の清水に言うてほしいなあ。

■もっと早く海水を注入すべきではなかったか?
(答)「遅さは感じていない。ただ今後、客観的に調査したい。ベストを尽くしたと思っている」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
ワガ東電の決断が迅速にできるワケがないことは分かっとるやろに。。。
それは結果論やで、アンタ。

■廃炉の費用はどうみているか?
(答)「いろんな手段を検討して実現したいと思うので、まだ試算する状況にはない」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
そんなこと知らんがな。
それに、今はそれどころじゃあないがね。

■補償などにより、東電が債務超過に陥る可能性はどうか。そうなっても補償を優先するのか?
(答)「最大限の補償、おわびをしたいが、全体としては法の枠組みのなかで政府と考えていきたい」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
政府はワガ東電に何もかも押しつけようとしとるんで、何とか押し戻さなあかんなあ。
マ、今は政府と相談する、と言うとこか。
カンが偉そうに怒鳴りこんできたし、どこかで政府に仕返しをしたるからな。

■勝俣会長が個人として賠償する考えはあるのか?
(答)「プライベートにかかわる問題なのでお答えは控える」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
またまたイヤなことを聞きよったなあ。
ワシが築いた個人資産を賠償にあてるなんぞ、そんなことをするワケがないやろ。
義捐金も出す予定なんぞないんやからなあ。
けど、そう言うたら叩かれるなあ。
あ、そうや。プライバシーの問題やと言うとこ。
役員は有限責任やしなあ。

■たびたび倒れる清水社長に任せていいのか?
(答)「社長は入院しているが、どのぐらい入院するか。そこがどうなるかによって、もし何らかの対応が必要なら。それまで肩書はないが、私が全体のところを調整する」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
清水のアホのおかげで、ワシが矢面にたってしもうたがな。
ワシが選らんだから仕方がないけど、ホンマに清水はどうしようもないヤツや。
次に出社したとき、どついたるからな。
ワシは、大会長で、それ以下でも、それ以上でもないんやぞ。
おい! 副社長、何とかせいや。

■会長と社長の経営責任についてどう思うか?
(答)「思うところはあるが、当面、今の事態をいかに収束させるかが大事。そこに全力投入するのが私の最大の経営責任と考える」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
ワシの責任なんぞ、何もないがね。全部清水やで。
清水が一番あかんのや。
アイツは、一番大事なときに何もせんで入院したままや。
責任は、全部清水にかぶせたるからな。

■資金調達以外に会社のスリム化などの考えはあるか? 電気料金にはね返ってくるのか?
(答)「なかなか見通しができない。電気料金のはね返りについてもなかなか難しいので、この辺も今後の対応を考える」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
補償問題を含めた原資の捻出は、電気料金の値上げしかないやろに。
そんなことは言わんでも分かかっとるやろ。
分かっていながら、聞きやがる。このアホ記者め。
けど、今、値上げと言うたらまずいから、今後考えると言うとこ。
それに、そんなことは清水の仕事やで。
ワシは大会長様なんやぞ。

■東電の国有化という話があるが、民間企業として存続できるのか?
(答)「私たちとしては、民営でありたいと考えている」

(勝俣何某のココロのつぶやき)
そりゃあ、経営の自由度を確保し、好き勝手をやりたいがな。
けど、もうアカンやろな。
ワシも、去年の総会で早いとこ引退しといたらよかったなあ。
欲をかいたばっかりに、こんなことになってしもうた。
人生の最後につまづいてしもうたなあ。
困ったなあ。

---------
 コメント
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1)社長の清水何某は、今もって入院しているんですなあ。
  病院の個室で面会謝絶にし、テレビを見ながら手厚い看護を受けているのでござりましょう。
  その手にかぎりますなあ。
  また、その費用は、会社で入っている役員用の保険で賄うのでござりましょうなあ。
  原発避難の病人や老人は、普段の治療さえも満足に受けられないのにねえ。

2)勝俣何某は、最後の最後で転んでしまいましたなあ。
  マ、しかし、今までは先頭をきって走ったんやから、良いではござりませぬか。
  そんなことより、彼らのおかげでワレワレは日々困っておりますがな。
  放射能問題なんぞ、どうしてくれるんでしょうなあ。
  広義の会社犯罪ですなあ。
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地震(17)-プアとリーダー

2011-03-30 08:50:13 | Weblog
少しずつ暖かくなってきましたなあ。
ワタシも、今日は冬の装いを若干緩めましたがな。
しかし、日本社会はこれからが本格的な、そして長い冬でござりますよ。
ワタシの人生と同じですなあ。

日本は、いよいよ、どうにもならんようになってきましたがな。
震災を機に「喝」が入り、ピシッと背筋が伸びる可能性もあったが、
どうもその機は遠のいてゆくようでござります。

なぜか?
リーダー不在のせいでござります。
ちょんぼや失敗で、足をひっぱるヤカラがいるからでござります。
これらが水をさしているのでござります。
もっとも、そういう者に引きずられるワレワレ平民も問題なのでござりますがね。

東電の社長が全く表に出てこないので、余りの事態の重さに顔を出せないのかと思っていたら、
寝込んでいたんですと(日経「春秋」)。
あゝ、これじゃあ、話にならんですなあ。
萎縮したり、避けたい気持ちは分からんでもないが、
肝心なときに用をなさない、
これをワタシの周辺では「プア」と呼ぶのでござります

ワタシと同じでござりますよ。
家人からよく言われておるのでござります。

何もないときは、さもリーダー面をして、
ここぞ出番というときにオタオタする。
熱を出す。
「冷静に」と言いながら、内心おろおろする。
これをプアというのでござります。
生きる覚悟が、人を統べる覚悟がないのでござります。

真の能力とは、天・地・人を味方にする力量をいい、
その能力を有する者をリーダーというのでござります。
ワタシには縁がござりませんがね。
しかし、世のトップの方々は、この能力をお持ちでござりましょうから、
それを十分に発揮してもらいたいものでござります。

総理のカンも同じでござりますよ。
ポーズだけで、肝心なことが何もしない、できないんじゃあ、ハナシにならんでござりますよ。
ジブンなりに必死で取り組んでいる?
そんなことは当たり前でござります。
言い訳をしなさんな。
見苦しい。
誰もがうなる結果を出さんとアカンのでござります。
それが全てであり、
それが真のリーダーでござります。
ワタシなんぞ、それにはほど遠いから、
遠いだけに、よ~く分かるのでござります。
危機のときこそ、真価が問われるのでござります。
(プアなるがゆえに、好き勝手を書いておるのでござりますよ。)

え? 子供手当のつなぎ法案が成立しそうなんですと?
ドサクサにまぎれて。
共産、社民両党の賛成で衆院本会議で可決され、次は参院になるが、
民主党が支給額の一部積み増しを撤回する姿勢をみせたため、
反対党の一部から容認者がでてきたことから成立しそうなんですと。
容認者は、「子どもを社会で育てる理念には反対できない」ですと。
アホですなあ。
このセンセイ方は。
今、何を優先すべきなのか全く分かっておらんようでござります。
何とまあ!?
事態を何と考えているのでござりましょう。

ノーブル・オブリージュ。
一般的には、財産、権力、社会的地位の保持に伴う「責任」を指すが、
偽善的な社会的責任をも指すようでござりますよ。
デマなどの流言飛語だけでなく、
そして詐欺師のみならず、
政治家や企業トップが言うことも、よ~く吟味しないとあかんのでござりますなあ。
分かりやすいのは、言うことと実際の行動を比べることでござりましょう。
口先だけのヤカラがゴマンといますからなあ。
ワタシのように、勝手なことをほざくだけの、世のはみ出し者もいますぞえ。
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地震(16)-3等都民

2011-03-29 08:52:48 | Weblog
東京電力の25グループによる「計画」停電が始まりましたなあ。
各位のオフィスや自宅は如何でござるますかや?
今日は、停電がないそうですがね。

ワタシは感心しているのでござります。
東電の英知を絞った「計画」停電は素晴らしいですなあ。
5グループの更なる細分化で、新たな停電が順調に動きはじめたそうですからなあ。

1)実施の2時間も前にHPで発表してくれていますぞ。
  HPが見られない人も泣いて喜んでいるでありましょう。
2)東電によると、停電地域の公平さが図れるそうですぞ。
  グループ内で細分化した地域間で停電した、しなかったの公平さを確保したそうですからなあ。
  停電対象外地域との公平さは知りませんがね。
3)対象地域の見直しで、世田谷区や目黒区は晴れて停電対象外になりましたぞ。
  紙の上で対象でも、実際には実施されていなかったが、今回晴れて対象外になりましたからなあ。
  これらの地域の方は一安心でござりましょう。

よかった、よかった。
これで大きく一歩前進でござります。
この調子だと、夏の大電力不足は、何とか凌げるでありましょう。

ところで、改めてはっきりしたことがありますなあ。
足立区、荒川区の停電対象地域でござります。
都内では、この2区だけが停電地域として残ってしまい、
区長などは東電に抗議しているそうでござります。
いわく、「東電は(都心部ではない)周辺区を見くびっていると思える」なんだそうな。

そうなんですなあ。
東電の配電網云々は、区部以外でも停電なしの地域があることから、理由にはならないのでござります。
両区はマイナーな区であることがはっきりしてしまったのでござります!
しかし、それに対して抗議している姿は、
23区外の郊外の住民から見ると、何やら滑稽でもござります。

残念ながら、足立区、荒川区の各位は3等都民なのでござります。
しかし、3等都民とはいえ、生活の利便性から申すと、郊外よりは上なのでござりますからね。
郊外の停電地域は、それ以下なのでござりますよ。

夏の電力不足時には、都内も停電にせざるを得ないと想像するが、
23区の内、どこから対象地域に組み入れるかで、マイナー度が分かるようになるのでござります。

逆に、武蔵野市など、区部でなくとも全市が停電対象外になるなどで、
新たな住民階層、地域階層が見えてきているのでござります。
武蔵野市は、カンの自宅もあるし、元秘書の市議もいますからなあ。
これからは、カンの元秘書の需要が増えますぞ。
お~い、カンの元秘書募集!!!

3~4月は大学の新入生や人事異動で、人が動く、賃貸物件が動く時期だが、
地域の階層が値段にも反映されるんでしょうなあ。

▼厚労省は、
「震災や計画停電で事業が縮小しても派遣切りはしないよう」経済団体に求めたそうな。
おお、素晴らしいことでござります
震災や停電で、仕事が少なくなっても雇用は守れ、という主旨。
いやはや、全く素晴らしい政策でござります。

本来、その大本となる停電などの産業への影響をいかに軽微にするかに関して動くべきだが、
先がよく見えるお役所になってきましたぞ。
いままでは何も見えなかったのに、
突然何を目覚めたのでござりましょう。
しかし、非常時でも平時を維持しようとする姿勢は見上げたものでござります。
ワタシも大賛成でござりますよ。
何たって、平時を装うことは、人心を安定させる一番の良薬でござりますからね。
被災度や、停電の影響度はさまざまだが、
売上がゼロになっても、半減しても、雇用は守るのでござります。
守らなきゃあならんのでござります。
これは国是でござりますよ。
そのツケがどうなろうが、そんなことは先のハナシでござりますからね。
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地震(15)-電力不足の解消策

2011-03-26 13:37:37 | Weblog
震災から2週間が過ぎたが、余震&余波が続きますなあ。
被災地のことを考えると贅沢は言えないが、困ったものでござります。
何がタイヘンかと言うに、
政府と東電の無策・無能ぶりが大変なのでござります。
つまりは人災の部分でござりますなあ。

新聞によると、
カンは、引きこもって、
執務室で「パソコンのマウスを動かしながらうつろに話を聞いているだけ」(3/26日経)
なんだそうな。
本来ならば、被災者支援のフォロー&原発への対処をしつつ、今後の東北&日本の復興ビジョンをかかげ、
そのための予算の見直しをせにゃならず、
大車輪で動かねばならんのだが、
現実には、「うつろ」に時間が過ぎてゆくのでござります。

エダノがほざいたそうな。
「屋内退避の原発20~30㎞圏内の住民は自主退避」なんですと。
ほう?
「この地域は、商業・物流に停滞が生じ、社会生活の維持継続が困難となりつつあるので"自主的に"避難するように」 ですかや?

本来、物流の停滞を解消させるのが政府の仕事のハズだが、
それを放り出して、ジブンで勝手にどこへでも行け、なんだそうな。
ガソリンがないのにどこへ行くんでしょうなあ。
車がない人、行き先がない人、人手がない老人なんぞにも、自力で他へ行け、なんですと!

南相馬市のガソリンスタンドは車の大行列ができ、
「どこに避難すればいいのか」などの問い合わせが多いという。
そりゃあ、そうでござりましょう。
混乱をあおるだけの発表だけでござりますよ。
野菜や牛乳、そして水道水と同じでござります。
後で、「あのとき指示した」との言い訳づくり発言でござります。
「冷静に」と言うだけではアカンのでござります。
100%は無理でも、冷静になれる状態を作りだすことが政府の義務でござりますよ。
それと同じく、避難先を確保し、その足の手筈を用意することが前提なのでござります。
ただ言うだけでなく、それを担保する基礎を作ることが政治なのでござります。
現地は、コンランの極みでござりましょうなあ。
現地自治体にはお気の毒と言いたいが、住民の方がもっとお気の毒でござります。
こんな調子じゃあ、後世、震災が日本の衰亡にとどめをさした、となるでしょうなあ。
「震災が」ではなく、「とのときの政府が」が正しいのだが。。。

▼一方、東電は、停電グループの細分化を発表しましたなあ。
ワタシャ、天地驚愕でござりましたよ。
夏の大電力不足を睨んでの布石であろう、
東京23区を含めた小グループ化であろうと思うていたのだが、
何のことはない、ただ「現在の」停電地域の枝わけでござりました。
東電いわく、
「停電対象を小分割することで地域ごとの負担が偏らないようにし、より正確な停電予定を知らせるため」。

え?
もう一度言うてくださいな。
何を言うているのか、意味が分からんのですがね。

●負担が偏らないように、23区の通電地域はそのままにし、郊外の停電地域を細分化したですと?
え?
何ですか? それは?
現在の停電地域を(東電にとって)より効率的に停電させるために細分化したんですかや?

●正確な停電予定を知らせるためですと?
え?
ワタシャ、ジブンの属するところがどこなのか、またまた分からんようになりましたがな。

通電している地域、
それは都内23区(一部を除く)なのだが、
そこはそのままにし、
いや、世田谷や目黒などは、(紙の上の)停電対象地域から外れたそうだから、必ずしもそのままではないが、
いずれにせよ、都内(一部を除く)は通電させたままで、
郊外の停電を強化するんですと!

何というアホさ加減でござりましょう! 
ホトホトあきれて物が言えませんがな。
こんな調子じゃあ、原発の放射能抑え込みも、期待薄ですなあ。
本来、東電が対処すべきことを、
自衛隊、消防、原発関連メーカー等が必死でやっているだけではござりませぬか!
東電の連中はというに、ただ右往左往しているだけでござりますよ。
大変だ、大変だ。忙しい、忙しいと、気がせくばかりで何もできないプアなワタシの毎日と同じでござりますなあ。

政府と一緒になって、もっと知恵をお出しなさいな。
知恵が出ないなら、ワタシが出してあげましょうかのう。
(アタマが)プアなワタシでも、東電の連中よりはマシなんでしょうかのう。
案は幾つもあるが、今日は一つだけ申しあげましょう。

【グランドデザイン-1】
(1)東電管轄の住民&事業所を、計画的に管轄外へ移住させる。
   夏までに、大急ぎで着手し、移住するんですぞ。
   西になるでしょうなあ。
   事業所や産業単位にすることが肝要でござりますよ。
   これは至急でござります。

(2)長期計画になるが、首都移転計画を練りあげ、準備に入る。
   いつの間にか首都機能移転は消えてしまったが、東北に首都を移転させ、復興計画の核にする。

(3)前項に先立ち、中央政府&中央官庁を全て東北へ移す。
   思うに、福島県双葉郡大熊町がベストだと思いますよ。
   (ここは福島第一原発がある場所でござります。)

政治と経済を地域分離する他、
東北地方を、脱震災、脱化石エネルギー&原発の一大拠点として生まれ変わらせるのでござります。
上の(3)で移した連中を、その下働き労働力として使うのでござります。
完成した後は、各構造物や地域の清掃員にでも雇うと宜しいと思いますぞ。
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地震(14)-戦時下の匂い

2011-03-25 08:56:52 | Weblog
この前の日曜日、新聞を手にし、
原発の動向や被災地の状況の記事を読んでいたら、奇妙な感覚になりましての。
何かと申すに、
記事の雰囲気が、戦時中の新聞記事に似ているのでござりますよ。
何が似ているかと言うても、うまく説明できないのだが、
暗いというか、湿り気と閉塞感の中で、小さな明るさを必要以上に誇張している、鼓舞している、
そんな感じなのでござります。
それだけならまだしも、
時の社会(含む為政者)に迎合している匂いを感じたのでござります。

申すことが分からないなら、
一度、大きな図書館へ行って戦時中の新聞を読んでごらんなさいな。
開戦前から、戦時中、そして戦後と、
ざっとでも良いから読み進めると、時代の雰囲気が何となく分かりますぞ(そういう気になる)。
そして、新聞社の体質も。
内容だけでなく、紙の質や枚数からも、時代と状況を感じることができますからなあ。
お勧めしますぞ。

何故に、そんなことを書くかというに、
現下の状況は、勿論事象は違うが、戦時中に似た側面が多々あるからでござります。
今はまだ表面的ですがね。
次第に内面も似てくるのかどうか、懸念がありますなあ。
まあ、似たとしても当然といえば当然なのでござりますがね。
ワレワレは同じ遺伝子を受け継ぎ、マスコミも結局は日本の組織ですからなあ。
短い間では変わりようはござりませぬよ。

地震後の日本社会 【仮説】
お、新聞によると、
地域によっては、小学生には、登下校時に防災ずきんをかぶらせているそうですなあ。
やはり、今は戦時中と同じなんですなあ。

いや、違いますぞ。
同じではござりませぬなあ。
ワタクシめは、この2週間、つらつら考えたのでござりますよ。
朝晩の通勤時、風呂に入っているとき、床に入って寝るまでの間、考えに考えたのでござります。
今朝は、その結論をこのブログに書くことといたしましょうぞ。

考え抜いた結果、次の結論に到達いたしました。
今の日本社会は、地震でタイムスリップしてしまったのでござります
問題なのは、単に昔へタイムスリップしたのではなく、
今と昔が重なる、
例えば、透明のガラスに描いた昔の絵と、今の絵を2枚重ねた二重写しの社会になってしまったのでござります。
結果、様々なものが混線し、物事がからんでしまい、
なにが何だか分からん状態になってしまったのでござります。
政府や東電を見ていると、そうとしか思えませんなあ。

地震→(タイムスリップ)→(二重社会出現)→津波→原発事故→放射能漏れ→社会の混乱

現在はここまでの状態だが、
今後はどう展開するのでござりましょうなあ。
その展開と共に、仮説の検証が必要でござりますなあ。
そして、どなたか、この仮説を証明してくださいな。

▼昨夜の帰路、久しぶりに駅前のスーパーに入りましたがな。
普段は夜11時まで開いているのだが、14日以降の夜はいつも閉まっている。
それが、昨夜は開いていたのでござります。
弁当や惣菜類:なし、 水:なし、 米:少しあり の状態でござりました。

ワタシは、水が欲しいのでござります。
世の、水道水の放射能汚染対策とか、緊急時の備蓄用ではなく、
家人に必要なのでござります。
家人は、病院での治療を受けた後、大量に水を飲まねばならないのでござります。
(↑こう書くと、何の治療か、分かる人には分かるでござりましょう。)
次の治療は月曜日のため、それまでに最低ペットボトル数本の水を用意しないといけないのだが、
それが全く入手できないのでござります。
家人が、ネットで探してやっと通販で注文したそうなのだが、届くのは火曜日の予定。
間に合いませんがな。
それまでに、何とか入手しないといけないのだが、困りましたなあ。
乳児以外にも、そして被災者以外でも、水を必要とする者はいるのでござりますよ。

欲しいものが無いため、レンジで温めれば良いごはんを3個買いましたがな。
次回、家人が入院し、いなくなったときにワタシが食べるためでござります。
緊急備蓄用ではござりませぬ。

以前から、買い物難民の話しをよく聞くが、
買いだめに走ることができる者はまだ幸いでござりますなあ。

▼知事選の告示がありましたなあ(12知事選)。
東京の立候補者はというと、
ワタミ、石原、ドクター、東コクバル、小池など。
ワタシは都民ではないが、ここで東京の勝敗を予想してみましょうかのう。

う~む、うむ、うむ。
え~い! がらがらポン。
出ましたぞ。
石原(慎)でござりましょう。

低投票率の下で、石原が勝つ主要因は、ひとえに民主党にござります。
本来であれば、(ワタシと同じく)石原に反発する者も多く、多選であるから、
陽の目をみることはないのであるが、
現下の、あかんたれ民主、そしてカンやエダノを見るにつけ、
偏りはあるも、動じない点が拠りどころなり、安心感を生むのでござります。
つまり、平時の政治家と非常時に強い政治家、の選択なのでござります。
今の生活、そして今後に不安感を覚えれば覚えるほど、
人は、多少の問題はあっても、安心感をかうのでござります。

この予想は、まず外れることはないと思いますぞ。
その選択が凶か吉かは知らないが、非常時ではそれしかないでありましょうなあ。
これまた戦前の、そして戦時下の匂いがしますがね。
へんてこなタイムスリップのせいでござりましょう。
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地震(13)-水道水の放射能汚染

2011-03-24 08:54:28 | Weblog
ほれほれ、あちこちの都道府県で、
そして、東京でも水道水で基準値を超える放射能が検出されましたぞ。

そりゃあ、福島原発で放射能が漏れているのだから、
周囲に拡散されるのは当然でござりましょう。
しかし、おたおたしなさんな。
今はまだ序の口でござりますよ。

政府は「問題ない」と言うておりますなあ。
「問題ないが念のため」というのが曲者なのでござります。
責任回避の文句なのでござります。
政府の言うことなんぞ一つの参考にする程度で、
信用なんぞしないことが正解なのだが、
ワタシも、現段階では特段の対処は不要と思うておりますぞ。
今も、水道水でいれたコーヒーを飲みながらこのブログを書いておりますからね。

それよりも、これからでござりますよ。
それは、福島原発の行方次第だろうから何とも分からないが、
もし、原発での抑え込みができない場合は、逃げ出すしかないでありましょうなあ。
しかし、逃げ出すことができない者は困りますなあ。
どうしたものでござりましょうなあ。

▼東電は、現在5つの停電グループを細分化し、計25にするそうな。
26日から実施するんですと。
各グループの下に5つのサブ・グループを作るそうでござりますよ。
更に、小グループごとに「実施予定」「実施の可能性がある」「実施しない」の3段階の予定を示すんだそすな。

東電の狙いは、都内(区部)をより細分化し、
通電地域(停電をしない地域)をよりピンポイントで選別できるようにし、
都内であっても停電をする意図だと思いますぞ。
当たり前のことながら、不公平との声が随分とあがっているようですからなあ。
しかし、そんな細分化なんぞをせずに、どんどん都内(区部)で停電をすれば宜しいではござりませぬか。

ワタシの自宅では、これまで東電からの通知なんぞ無く、
実際に停電になって初めて属するグループが分かったが、25区分でまた分からんようになりますなあ。
ならば、いっそのこと、グループを10万分割くらいにしたらどないですかなあ。
そして可能性の予定も、10段階に分けるのでござります。
例えば、
 1)実施
 2)実施する可能性が高い(80%)
 3)実施する可能性が高い(70%)
   -以下、60%~10%の4)~9)段階を設定-
10)実施しない

こうすると、誰も分からんようになりますなあ。
停電になるのか、ならないのかが。。。
仕方がないから、オノレが予測するのでござります。
スリルがありますぞ。
予定がたたんですからなあ。

計画がたつようにするのが一番肝要なのだが、
東電はその辺りがどうにも分からんようですぞ。
「計画」停電と名づければ良いと思うているのでござります。
利用者のことなんぞ何~にも考えていないからでござります。
ジブンの都合と電力の総量だけを考えているのでござります。
官僚的な傲慢体質がしみついているのでござります。
外から何か言われたときは、そうかと思うものの、
その数秒後はもうアタマの外なのでござります。
どうしようもない体質でござりますなあ。
もう「業」でござりますよ。

しかし、停電に加えて水が危ないとなると、
特に、乳幼児がいる家庭なんぞは困ったものですなあ。
またまた水が手に入りませんがな。
その昔、飲み水やお茶を金で買うようになって驚いた時代があったが、
今や、水、水、水、、、 とみんなが走りまわる時代なのでござりますからなあ。
会社を休んで、遠くへ水の買い出しに行く時代になるんでしょうかなあ。
面白い時代でござりますなあ。
ネットで世界と繋がる、な~んて言いながら、
水を探しまわる時代なあのでござりますからなあ。

何故にこうなるのか?
風評でござります。
そして、風評にはその原因なり理由が必ずあるのでござります。
今回の原因は、政府の対処がマズイのでござりますよ。
人災なる所以でござりますなあ。
今朝の新聞にも載っていた南相馬市なんぞ、その典型でござりましょうなあ。
南相馬市は、原発から20㎞圏内、20~30㎞圏内、30㎞超に分かれているそうだが、
人口7万人の殆どが市外へ逃げ、残るは2万人。
危ないと思われ、業者が市内に入ってこない、
水や食料が入ってこないため、それが更に拍車をかけて人が逃げる。
悪循環でござります。
政府の「屋内退避」指示が、放射線への不安を助長させているのでござります。

今、「電気+水」の風評不足のおかげで、
首都圏脱出の心づもりの必要性が明確になりましたなあ。
とはいえ、現実には、そう簡単にはまいりませんがな。
ワタシなんぞも、実行は極めて難しいのでござります。
しかし、今後の展開次第では、難しいなどと言うてはおられませんなあ。
それはみんな同じでござりましょう。

一方、今や大阪あたりの賃貸物件は押さえられつつあるようですぞ。
誰かに。
という噂も風評で、真偽のほどは知らぬが、
こうした風評は、「さもありなん」というものが流れるものでござります。
停電にならない郊外の地域(←現実にあるのでござりますよ)には、
東電に顔がきく者がいる、などという噂も同じでござりましょう。
東電の公式発表と現実の行動が違うから、そしてキチンとした説明をしないから、噂が飛び交うのでござります。
そして、実際には、噂のとおりであることも多いのですがね。

どちらにせよ、首都圏を脱出しようとしても、プアな者には手が出ませんがな。
戦時中と同じく、疎開先を個人のツテで探すようになるのでござりましょうかなあ。
今や、北には逃げ場がないから(除く北海道)、西へ行くしかござりませぬぞ。
まあ、戦争体験者は少なくなったから、それもまた宜しいのかも知れぬが、
しかし、困ったものでござります。
う~む。
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地震(12)-野菜や牛乳の廃棄

2011-03-23 08:50:35 | Weblog
茨城県の野菜、福島県の牛乳など、
政府の出荷停止措置で、農家・酪農家は泣く泣く廃棄しているそうな。
もったいないですなあ。
表示をキチンとして、売ってもらいたいものでござります。
ワタシなんぞ、現段階なら(少し安くしてもらえれば)買いますがなあ。
これから問題になるであろう魚介類も同じでござります。
もう余命が左程ではないプア人間にとっては、売ってもらえれば大歓迎でござりますよ。
少なくとも、中国野菜よりはよほど安心でござりましょう。
念のため、子供や若い人は食べないようにするとしても、中高年以上は食べても構わないと思いますがなあ。

現レベルなら「食しても問題ない」と言いながら、出荷停止・摂取制限とはねぇ。
後で何か問題があった場合に、言い訳ができぬことを恐れているのでござりましょう。
まったく、官僚体質そのものの政府でござります。
県単位の措置はやり易いのであろうが、おおざっぱすぎるのでござります。
それがために余計に風評被害が高まり、福島県産や茨城県産のものは、何も買わない、売れない状態になりますぞ。
それどころか、その次には、日本産のもの全てが同じ状態になりますぞ。

今、中国では「富士山が噴火する」とまことしやかな噂が流れ、
日本への渡航を嫌がる状態なんだそうだが(ワタシの立場では来なくてもいいんですがね)、
それと同じで、野菜や果物の海外への輸出もストップする可能性大でござります。

エダノほざく、
「補償は、まず東電が責任を持ち、それができない場合は国が責任を持つ」なんですと。
よう言うよ、でござりますなあ。
カンが出荷停止を指示したそうだが、すんばらしい政治判断でござりますなあ。

農家や酪農家はどうすりゃあいいのか?
東電に請求する?
被害額を全部払ってくれるワケはなく、
煩瑣な手続きを経て僅かを払うとしても、それはずっと先の話。
それまで持ちませんがな。
これを機に、農業や酪農を放棄する者が出るでしょうなあ。
バカバカしいという思いで。。
もう農業や酪農なんぞやってられません、という気持ちでござりましょう。
日本の農業や酪農に致命的な打撃を与えかねませんぞ。

そして、東電は補償分を電気料金に転嫁し、政府は税金に転嫁する、
何のことはない、全部、ワレワレが支払うのでござりますよ。
あゝ、ご立派な政府&政治家をいだくと、すんばらしい生活と未来が待ち受けるのですなあ。

▼統一地方選は3月24日の知事選告示で幕を開けるそうな。
選挙が延期された被災地を除く地域で、4月10日、そして24日の投票日まで選挙戦なんですと。
この大混乱の時期に、何をやっているのでしょうなあ。
候補者・支援者は、震災を横目に、選挙カーで走り回るのでござります。
あゝ、もうどうしようもありませんなあ。

後世の者にとって、
2011年頃の日本国民はアホそのものに見えるでしょうなあ。
コメがない、ガソリンがないと国民が走りまわり、
一方では、選挙で青筋をたてて自分の名をマイクでがなり立てる者がいる。。。。
狂っているとしか言いようがござりませぬなあ。

ワタシは、アタマとココロのプアを嘆きつつ生きてきたが、
政府と東電に起因する今の日本社会のアホ度には到底ついてゆけませんなあ。
アホ社会では、アホは伝染するのでござりましょう。
もとより、感染するお方は正常なのだが(正常だから感染する)、
元々(アタマとココロの)「プア」の者には感染しにくいのでござりましょう。
免疫があるからでござろうが、いつの間にか、正常と異常が逆転したようでござります。
喜んで良いのか、悲しむべきなのか。。。

▼気仙沼市階上中学校の卒業式の答辞で、卒業生の代表者が「天を恨まず助け合って生きていこうと思う」と述べたそうな。
15歳であろうが、えらいですなあ。
天を恨みつつ生きているワタシなんぞ、その中学生の足もとにも及びませんなあ。
ワタシならば、
「天を、神を、仏を、恨みつくし、呪い殺してやりたい」と言うでしょうなあ。
あゝ、これがまともな人と(ココロの)プアとの差なんでしょうなあ。

▼今朝の日経の文化欄。
山折哲雄氏が「信仰心で偶然と向き合う」とのサブタイトルで、
震災で生死を分けた「偶然」に対し、宗教による糸口、宗教の必要性に言及していますなあ。
その偶然は「科学的にも、論理的にも、どんな因果関係でも説明できるものではない」と言うておられる。
そうでしょうかなあ。
一人ひとりはともかく、人類全体、日本社会全体で見渡すと、必然性が見えてくるのではないでしょうかなあ。
しかし、自然災害の下で、今の日本の宗教が灯りをともし得るとは到底思えませんがなあ。
あるとすれば、せいぜい「なぐさめる」役割程度でござりましょう。

▼ロシアのメドベージェフが被災者を受け入れると言うたそうな。
極東の人口が希薄な地域での労働力の確保を念頭に言うたらしいが、
日本はこれに乗れば良いと思いますがなあ。
但し、行き先は歯舞、色丹、国後、択捉に限り、無期限であることを通告するのでござります。
本来、日本領土であるから、堂々と行けば宜しい。
被災者のみならず、ニート、フリーター、プアな勤労者も相乗りした一大軍団で乗り込むのでござります。
ワタシも手をあげましょうかなあ。
いえいえ、政府が話しに乗ったら満蒙開拓団になるから、
日本政府の計画なんぞには耳を傾けない方が賢明ですな。
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地震(11)-停電はずっと継続

2011-03-22 08:53:26 | Weblog
計画停電という名の、よう分からん停電がず~と継続するそうですなあ。
報道によると、福島県と茨城県の大規模火力発電所が、津波のために復旧見通しがたたんのだそうな。
今夏だけでなく、次の冬も継続し、家庭や職場の冷暖房の使用を厳しく制限するとのこと。

CO2削減のためには、大いに結構なのだが、
これでは事業活動が極めて大きな影響を受けますなあ。
首都圏を脱出する動きがでるでしょうなあ。
製造業は、首都圏のみならず日本脱出の動きが加速されるでありましょう。
それに加えて、別の懸念がありますなあ。
困ったことでござります。

それは何かと言うに、
地震と津波により新たな階層が生じつつあるが、
停電の継続で、それが固定化してしまうことでござります。
「生活の利便性」を基準とする、首都圏の現下の新たな階層とは、次のとおりでござります。

 1)都内(区部)の高級住宅地・高級マンション居住者(停電せず+電車運行)
 2)都内(区部)居住者(一部を除き停電せず+電車ほぼ運行)
 3)都内(区部)拘置所の拘留者(停電せず+電車の運行無関係)
 4)郊外居住者(停電+電車一部運行)
 5)ホームレス(停電・電車は殆ど無関係+ライフライン一部欠乏)
 6)郊外に住むプアな勤労者(停電+電車一部運行+ライフライン一部欠乏)

現実には、災害+人災により次の人たちがいますなあ。
 7)認定避難所にいる災害避難者(ライフライン欠乏小)
 8)認定避難所以外にいる災害避難者(ライフライン欠乏大)

避難者の方々には、頑張ってと申す他ないが、
他の人たち(1~6)は、
どこに住んでいるかが大きな岐路になるのでござります。
これが固定されるのでござりますからなあ。
さあ、このブログを見たあんたはんは、上のどの階層に入りますかな?
ワタシは、申すまでもなく「6」でござります。

ジブンはともかく、家族のためには一段でも階層を上がりたいが、
ワタシのクラスの上は、ホームレスでござります。
1~4に上れないならば、ホームレスの方が良い、ということでござりますなあ。
う~む。
事態が変わると、世の価値観は変わるものでござりますなあ。
今後は、3を目指すヤカラが増えるかも知れませぬなあ。

地震・津波に端を発するとはいえ、東電がこれを生み出したのでござります。
事業独占に伴う電力安定供給という社会的使命を、東電は見事に果たしておられるのでござりますよ。
そして、弱者ほど、その影響を被るのでござります。

いえいえ、そんなことを言うてはおられませぬ。
世のプア同志よ、
プア魂」でそんなものは跳ね返してやりましょうぞ!
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地震(10)-ナイター?

2011-03-19 10:24:36 | Weblog
地震&津波から一週間が過ぎましたなあ。
被災地のみなさんは大変でしょうなあ。
食料、日用品、燃料などの物資の面もさることながら、
精神的にも疲れ果てているでありましょう。
何かできることはありますかなあ。

ところで、プロ野球の開幕、それもナイターが避難をあびていますなあ。
いわく、
●今、そんなことをやっている時期ではないではないか!
●やるにしても、東電・東北電力管内でのナイター(電力浪費)とはけしからん!
なんだそうな。

ふむふむ。
ワタシはプロ野球なんぞ、何らの興味もないが、
関係者にとってはそれが仕事だから、やれば宜しいと思いますがなあ。
電力消費がけしからんと言うても、
都内(区部)は停電対象外なんだから、どんどん電気を使えば宜しい。
もし、それで電力が足りないのならば、都内も停電にすれば良いではありませぬか!
オフィスも家庭も真っ暗にし、電車も全部止め、ドームで野球をすれば宜しい。
実際に一度やってみて、判断すればよいのでござります。
どういう事態になるかを経験&確認すれば宜しいのでござります。

何たって、都内(区部)は電気が通じているのでござりますからなあ。
その上で問題があれば、その辺りの小学校の校庭で開催すればよいではござりませぬか!
場所を持ち回りにすれば、子供は喜ぶでありましょう。

▼危機管理内閣構想があがっているそうな。
遅いのでござります。
翌日(12日)には組閣の動きをする位のスピードでないと乗り切れないと思うが、
余りにも遅いのでござりますよ。
しかも、その内容はと言うに、閣僚3人増程度ですからなあ。
この、ジブン中心に少し周りをまきこもうというレベルではあきませんなあ。

しかし、この構想さえも実現は難しいようですなあ。
自・公は、震災対策の共同責任を担うことへの抵抗が強いという。
さもありなん。
事態はそんなことを言うている状態ではないのだが、
カンおよびカン政権への不信が大きいのでござりましょう。

結局は、リーダーシップの問題でござりますなあ。
カン自身が自分なりに頑張っても、自ずから限界があるのでござります。
カンは公邸に戻らず動いているというが、
残念ながら、事態はそんな程度では対処できないのでござります。
一人の努力程度では世は変わらないのでござります。
ちっぽけな世界にいるワタシなんぞも同じでござりましたよ。

もう事態は一変しているのでござるから、
今日は、昨日までとは全く違ってしまっているのだから、
新しい枠組みでやるしか路はないのでござります。
従前の平時の枠組みでは対処できないのでござります。
将来に禍根を残しますぞ。
そんなことは自明なのに、何故にマゴマゴしているのでござりましょうなあ。
非常事態を前に足踏み状態が続くとは。。。
足がすくみ、アタマがコンランしているのでありましょう。
これもワタシと同じでござりますよ。

▼福島原発は相変わらずですなあ。
放水も、庭木に「じょろ」でさっと一振り水をかける程度では、
まあそれでもやらないよりは良いのだが、
効果の程はしれていますなあ。
このままでは非常にマズイですなあ。
明日がない事態に、明日があったとしてもそれこそ悲惨な明日になってしまいますがな。
一縷の望みをもって取り組むのは良いとして、
もっと大胆にやらないといけませぬよ。
困ったものですなあ。

▼みずほ銀行のシステム障害。
何をやっているのでござりましょうなあ。
何が原因なのか知らないが、世の中が大変&混乱しているときに、
それに輪をかける大チョンボをするとは。。。
やってはいけない時に、やてはいけないことをやる、これはアホそのものでござりますよ。
この銀行も危機管理能力が欠けているようでござります。
ワタシのところも、少しばかり影響を受け、少々バタバタさせられておりますよ。
給与の振込や売掛の回収が入らず、困っている向きも多いでありましょう。
3連休の間に復旧させなければ、
25日や月末に向け、えらいことになりますぞ。


首都圏以北では、程度の差はあれ、
みんなが困った、困ったと走りまわり、
しかし、肝心なことは何もできない有様でござります。
ワタシなんぞも同様でござります。
朝から晩まで振り回されておりますよ。
新しい世紀は始まってそんなにたっていないのに、  
どうしようもない世紀、世の中になってしまいましたなあ。
跳ね返す力がない者にとって、たいへんに厳しい世になったものでござります。
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地震(9)-日本が崩れてゆく。。。

2011-03-18 08:15:35 | Weblog
戦時下そのものですなあ。
今の東北&首都圏は。。
昨夕の首都圏の混乱なんぞ、人災そのものでござります。
「計画」停電という名の無計画&無策が混乱に拍車をかけているのでござります。

あゝ、日本が音をたてて崩れてゆく。。。
想定していた時期よりも10年早く崩壊が始まり、何もかもが狂ってゆく。
もろいものですなあ。
人の世は。

問題は、地震&津波の自然災害に加えて人災が加わっていることですなあ。
組織が、社会がおかしくなるときは、いつも同じですなあ。
やはり「情報」ですなあ。
そして情報を的確に判断し、手を打つ「人」ですなあ。

単なる非常時が、危機的な状態になりつつありますからなあ。
日本人が試されていますなあ。
しかし、崩落をくいとめ、踏ん張るのは容易なことではござりませぬ。
覚悟と、それを組みあげた体制が必要なのでござります。

政府の態勢は、全てが安易でござります。
今の政権で何とかなると思うているのでござりましょうや?
それとも、それさえも判断できない状態なのでござりましょうや?
いえいえ、結局は成り行きまかせなのでござります。
福島原発の推移がそれを如実に物語っていますなあ。
対策を小出しにすることで、どうにもならんようになってしまいましたぞ。

運命なのでござりましょう。
ワタシを含め、今の日本人がこういう事態に遭遇するのは。。。
いえいえ、ワレワレが招いたことでござります。
そして、それは正に今、進行中でござります。

若い人は、この運命に果敢に挑戦してくださいな。
運命は、変えられるかも知れませぬ。
そういうパワーがない者は、ワタシもそうなのだが、
この運命に身を委ねるしかないようでござります。
抗っても、抗いきれない大津波が、第一波、第二波と、次々に日本を襲ってきますからなあ。
少し長く生きすぎたのかも知れませぬ。。。
しかし、こうなったら日本がプア国に堕ちてゆく過程をじっくり見極めてやりましょうかなあ。
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