『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

そぞろ歩き韓国108  国立中央博物館  南北時代

2012-04-10 14:13:23 | まち歩き

国立中央博物館では統一新羅と渤海を南北時代として一緒に展示している。

Dsc00846

Dsc00851

渤海を韓国史上最大の領土をもった国と説明している。

渤海を作った大祚栄は高句麗の遺臣だったそうだが、靺鞨(まっかつ)だったという記述もあるそうだ。

渤海は首都を朝鮮半島にはおいていない。

日本では渤海は朝鮮半島の国というより中国東北地方の国と考えられていろのではないだろうか。

Dsc00850

渤海と統一新羅を合わせると巨大な領土になる。

Dsc00854

渤海の公用語は靺鞨語(まっかつご)とか。かなり多民族国家のようだ。

渤海滅亡後に靺鞨の中から金、その後に清が出てきている。靺鞨語は満州語のもとになった言語なのでは?

少数民族が興亡した中国東北地方。朝鮮半島の北部にも影響が及んでいたことがわかる。

統一新羅と渤海の民族的、言語的、文化的共通性はあるのだろうか。興味深いテーマである。

※写真を大きくする場合は写真をクリックしてください。