『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

四季折々5  南大沢の遊歩道

2013-04-01 21:50:50 | まち歩き

八王子市の小山内裏公園から京王線南大沢駅までニュータウンの中の遊歩道を歩く。遊歩道沿いに緑地も整備されている。

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小山内裏公園から南大沢駅へ行く遊歩道の始まり。Dsc03642
遊歩道の途中にある宮上学童保育所。春休みなので午前中から子供が遊んでいる。

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遊歩道の途中にある緑地。

〈子供らが 日なが一日 のんびりと〉

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水辺で遊ぶ小学生。Dsc03660

しだれ桜。

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少し下り坂を歩く。

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住宅街を抜けてニュータウン通り沿いの遊歩道に出る。
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左側はニュータウン通り。もうすぐ南大沢駅到着。

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読書感想63    人形館の殺人

2013-04-01 15:22:41 | 小説(日本)

 


 

著者       :  綾辻行人<o:p></o:p>

 

生年       :  1960<o:p></o:p>

 

出身       :  京都府<o:p></o:p>

 

初出版年     :  1989<o:p></o:p>

 

出版社      :  (株)講談社<o:p></o:p>

 

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感想<o:p></o:p>

 

 画家の飛龍想一は叔母で育ての親の佐和子と一緒に、京都にやってきた。自殺した父の遺産である屋敷に住むためである。父の屋敷は古い日本家屋の母屋と洋館の離れで、離れは緑影荘というアパートになっている。緑影荘には管理人夫妻と3人の店子が住んでいる。屋敷の中には父が作ったマネキン人形が6体いろいろな所に置かれている。彫刻家であった父と25年以上会っていなかった想一は、父の事は何も分からない。実母も28年前になくなっていて記憶にない。母屋に住み始めた想一は何かの気配を感じるようになる。外部から侵入できない母屋で深夜の物音。そして想一がアトリエとして使っている鍵のかかっている土蔵の中でまるで血のように赤い絵の具にまみれたマネキン人形を発見する。小さい事件が続き、想一に脅迫状が届く。「思い出せ、お前の罪を。」という手紙を受け取った想一は何者かに狙われていると思うようになる。近所では幼い子供が殺される事件が続く。想一は古い記憶の疼きを感じるが、断片的で思い出せない。そして身近に犠牲者が出てくる。一人、二人・・・。<o:p></o:p>

 

 一人称で想一が語る事件の顛末なので、臨場感があり、想一の感じる怖さを一緒に体験する構成になっている。伏線がいくつも張られている。想一が相談する友人の島田潔という探偵からの手紙。殺人事件の起きる、奇妙な建物を建てた建築家の話。マネキン人形が見ている所。同郷の友人。記憶の断片。<o:p></o:p>

 

 ミステリーらしいミステリーだ。冗長な所がなく、一気に読める。しかし、20年前には斬新な作品だったかもしれないが、こういうトリックは現在では模倣されてよく使われていると思われる。それで今では予測可能なミステリーになってしまった。<o:p></o:p>