同窓会ブログにも投稿したところ、植物と虫に詳しい同窓生から、次の指摘があったのでご紹介する。
機械39ブログの27日付「懐かしい便り」の文中、ちょっと気になる個所がありましたのでメールをしてみました。
絵葉書の花を「白山フロー」と書いてありましたが、これはたしか「ハクサンフウロ」と言うのが正しいと思います。フウロソウ科と言う科名があり、いろいろあってその中の一種類だと推察します。念のため、岡山理大の『植物雑学事典』のURLを下記しますので当たってみてください。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/zatsugakujiten.htm
この画面で 「科名一覧」をクリックし、そのなかから 「フウロソウ科」をクリックしてください。いろいろな「なんとかフウロ」でてくるとおもいます。
何かとお忙しい中、差し出がましいメールで申し訳ありません。ご容赦ください。なお、その後同窓会の件はあまり調べていませんが、また来年になれば調べてみたいと思っています。
ではお互い健康で、いい年を迎えましょう!よろしくおねがいいたします。 お節介な 府中のSより
上記URLの要点;
ハクサンフウロは本州中部の亜高山から高山帯の草原に生育する多年草。分布が広いだけに変異が大きい。
エゾフウロやイブキフウロと変種の関係にあるが、顎片には伏した毛がある程度で毛が目立たない点や花弁の形などで区別されるが、中間形もあって区別がむつかしい場合がある
。そのようなこともあり、白山では典型的なハクサンフウロが生育しているに違いない!と期待して登ったしだい。しかしながら、白山でもある程度の変異はありました。難しいものです。
ハクサンフウロの花の色は薄いものから濃いものまであり、これは日当たりは大きく関係するのではないかと思えた。
また、花弁の形は同じ株からの花でもかなり違う。花が何日咲いているのかわからないが、咲いている間に花弁が伸びて、花弁の基部が空いている状態になるようだ。咲いたばかりの時には雌しべの柱頭は開かず、雄しべが花の中心でアクセントとなっている。その後、雄しべの葯が脱落し、雌しべの柱頭が開いてくる。雄性先熟である。