予防的全脳照射を受けてから、脳の細胞にダメージが起きたこともあるようだし、副作用として脳に腫れが起きたのでもあろうが、著しく記憶力が減退し、極僅かの単語に近い事柄が記憶できなく成った。
それで、一つのことをするべき別の部屋に行くと、何をしに来たか思い出せなく成って、知らぬ間に別のことをしてもとに部屋へ帰るという、痴呆に相当することが激しく起きていた。
最近は、この傾向は少し解消しつつあるようだが、それでも痴呆に相当する状態は続いて居る。
(この治療の前に医師から予め色々な種類の副作用が起きることは聞かされていたが、これほどまでとは思いもしなかったのである。副作用として本格的痴呆なるものが、数年後にくるとは聞いていたのだが・・・。いささか、恐ろしくなっている。)
このようにあれこれととりとめのない行動は、多くのことが中途半端成ってしまい、効率の悪いことおびただしいのである。
次の記事は、「とにかく一点に絞って集中的に処理することが大切」なことを教えてくれた、貴重な情報だた。
参考;
能力は長所じゃない?--最新の脳科学から読み解く仕事の進め方
Patrick Gray (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2013年09月06日 07時30分
複数の作業を同時にこなすというマルチタスク能力は、たいていの場合に長所として扱われている。しかし最近の研究によると、そういった考えは間違っているのかもしれない。
筆者の経歴を振り返ってみるとそのほとんどにおいて、複数の作業を同時にこなすというマルチタスク能力が長所として扱われてきた。マネージャーはスタッフに対してマルチタスクを奨励し、IT部門のリーダーはしばしば、マルチタスク能力を発揮している従業員に対するポジティブな評価を口にするのである。
しかし脳の機能に関する最近の研究によると、マルチタスクはかつて考えられていたほど素晴らしいものではないという点と、昔から皆の称賛を得ていた従業員や同僚は、複数の作業を同時にこなす超人的な能力を有しているのではなく、単一の作業に集中し、それらを順々にこなしていくことに長けている傾向が強いという点が示唆されている。
今まで、脳はコンピュータや携帯電話に搭載されているプロセッサのようなものだと考えられてきた。プロセッサの持っている全能力のうちの一定割合をある作業に割り当てた場合、その作業は割り当てられた能力に見合った時間で完了する。
つまり、100%のプロセッサ能力を用いて1分かかる作業が2つある場合、それらに50%ずつ能力を割り当てれば2分で作業が終わる計算になる。
1.現実のマルチタスク;
人間の脳はコンピュータとは異なり、同時に行う作業の数が増えるとともにその処理能力は著しく低下する。2つの同じような作業を同時に行おうとすると、そのパフォーマンスは50%低下するのではなく、80~95%低下する傾向があるのだ。
*** マルチタスクによってどの程度の非効率性が招かれるのかを考えるために、次の電話会議の場を使って「実地調査」をしてみてほしい。電子メールの整理や、ソリティアで遊ぶといった平凡な作業であったとしても、それによって議事進行についていく能力が著しく低下し、回線状況が悪い時よりも「すみませんが、もう一度言ってもらえませんか?」という発言を連発することになるだろう。
2.では、マルチタスクに長けた人の頭の中はどうなっているのだろうか?
この研究によると、人間の脳にとって複数の作業を同時にこなすのは大変なことだという結果が明確に示されているものの、プレッシャーにさらされながらもさまざまな複数の作業をこなしていく超人的な能力を有した人物を知っている人も多いはずだ。
しかし、そういった人物をよく観察してみると、彼らはさまざまな作業をまとめ、論理的な作業順序を決めた後、1つの作業に対してレーザー光線のように強烈な集中力で取り組んでいるのだ。そして彼らは、会議中にスマートフォンをいじったり、電子メールの着信音が響くたびに手元の作業を中断してメールアプリをオープンしてみたりもしていない。つまり、彼らは複数の作業を同時にこなしているのではなく、単一の作業に集中して取り組み、その後迅速に頭を切り換え、次の作業に取りかかるという能力を有しているわけだ。
***マルチタスク能力は長所じゃない?--最新の脳科学から読み解く仕事の進め方 -
Patrick Gray (Special to TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2013年09月06日 07時30分
3.実践的マルチタスク
こういった研究成果をあなたの会社で生かすには、複数の作業を同時にこなすという非人間的な能力の追求をやめることだ。このような目標を追い求めても、イライラの高まりや、パフォーマンスの低下を経験するのが関の山であり、最悪の場合には成果物の品質や生産性の低下を引き起こし、組織に大きな損失をもたらしてしまう。
複数の作業をやりくりするうえで不可欠なのは、それぞれの作業をまとめ、優先順位を確定するという行為であるため、作業の管理能力や追跡能力を培ってほしい。それには、しっかりと決められたシステムと一連の手段を使えるようになることが必要かもしれないし、次の電子メールを処理する前や、ピーピー鳴っているデバイスに手を伸ばす前にちょっと時間を取って考えをまとめるようにするだけでよいかもしれない。
最後に、目の前にある作業には100%集中するようにしてほしい。例えば筆者の場合、ツイートや電子メールといったさまざまなものに気を取られずに執筆できるようPCの通知をすべて無効化すると、原稿の執筆速度とその品質が著しく向上した。誰かと会話する場合でも、相手とその話に100%集中していれば、相手も会話に対してより前向きになり、集中してくれるはずだ。
簡単に実践できるこれらのテクニックを使えば、複数の作業がずっと効率よく管理でき、脳を最も効率的に活用できるようにもなる。こういった考えは今までのマルチタスクに関するものとほとんど変わらないように見えるものの、これらのテクニックを1日か2日試してみるだけで、天と地ほどの差が実感できるはずだ。