南半球の最大の国、ブラジル。ご縁なのか、ずっとこの国の人との友好交流が続いている。ブラジルと接しているのは、意外にもアフリカ。そう、大陸が移動していた遥かな昔、アフリカとアメリカ大陸は陸続きだった。地球儀を回してみているとそのことが判然とする。
1492年、西欧の文明は南米国文明とコンタクトした。その頃から、西洋の文明は新大陸やインド亜大陸、オーストリア、アジアを次から次へ征服し、植民地時代となる。この影響は現代でも、ある意味で、しつこい形で継続している。ポルトガルの植民地だったブラジルがどのようにして独立し、大航海時代に始まる西洋思想の普遍主義に異を唱えていくか。見物である。ブラジルと初めて接触し、度々広大な国土をこの目にした私、限りない興味を持って、今その激しい動きを見守っている。写真は2004年、私が招待したブラジルの某農協の農民達との交歓会。
. . . 本文を読む