ブラジルを囓り続けて30年。1985年、ブラジル移民とのふとしたふれ合いから、ロングランで交流が広がっていった。私の興味はビジネスからではなく、世界の広さを知りたいという単純な動機からだった。先ず、ブラジルを囓るには、100年余になる日本移民の形跡を少しでも触れるところから始めるしかない。これが1992年に始まった。 . . . 本文を読む
なぜこんなカテゴリーを設けるのか。高校1年の時、私は男子クラスにいた。男の生物の教師が分類を教えているときに、霊長類のところに来て、クスッと笑いながら「人類の他に、女類というのもあるが・・・」と軽口をたたいた。クラスの男達は一斉に吹き出した。15歳ともなれば、男の子は女の子に対してそれなりに関心を高め、話題にすることを喜ぶ。先生の言葉にそれぞれが何を感じて吹き出したかはわからなかったが、女生徒の居ない「開放感?」からか、幾つか品のない笑い声も聞こえた。そこには質の違ういろいろな声が混じっているようだった。私もなんとなくおかしかった。 . . . 本文を読む