田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

トマトフェスタ開催間近(2)

2008年07月21日 14時02分39秒 | トマト
山代勁二の独り言
・・・ブランドの危機・・・

今年もたくさんトマトの苗を配りました。ここ大田区でも世界のトマトがあちらこちらに育ち始めているようです。近くの市民農園でも、これらのトマトが仲間達に少しずつ拡がり、変わった味を食している人も出てきております。多分ベランダにも栽培されているのではないでしょうか?

鵜の木の喫茶店で数人の実行委員がトマト談義を始めた途端、聞き耳を立てていた?お客さんやら、店主さんが、話に加わりました。初めて聞く話も多かったのでしょうか、お客さんも交えて話に熱が入り、トマトフェスタの応援団が自然に結成されたようでした。

トマトは語る・・本当のブランドとは?

食品の安全安心や偽装が世の中を駆けめぐる中で、作る人がはっきり分かり、作る人の主張が出ているものがいいですね。都会には「安い」「形がよい」「いつでも何処でも手に入る」という便利さがあります。その競争で勝とうとして、産地を偽装する、ラベルを貼り替えるなどの悪徳も産まれました。野菜にしても果物にしても自然が産むものですから「いつでも何処でも手に入る」というスーパー的な便利さとは両立しにくくなっています。

トマトフェスタに出品されるトマトは作った人が生き生きと消費者の前に顔を出しています。トマトに出会うだけではなく、トマトを作った農家、作者と出会うことがトマトフェスタの楽しみとなるでしょう。本当のブランドは作った当人、生きている人間です。本当のブランドは、作る人に帰属します。作る人を大切にしないのが昨今の農業でも工業でも見られている風潮ですが、このまま進めば、ブランドはもろくなっていくのではないかと心配です

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