田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

トマトフェスタ開催間近(3)

2008年07月21日 18時50分11秒 | トマト
人間は規模拡大できない
コンピュータが社会の隅々まで活躍する時代では、仕事を効率的にやることはコンピュータの助けをいかに借りるかということになりますが、企業もコンピュータの力によって大規模化しました。しかし、人間の出来ることは限られています。人間は24時間も連続して働けないし、情報をすこしずつしか処理できない動物です。食料も自然の刻む速度に合わさなければ生産できません。食料を大規模に作り、高速で動かし、市場でたくさんシェアーを取るという競争社会の行き方は、何処かで人間に大きな無理を強い、傷つけていると思われます。
生物としての自分を自然のペースと合わせて生きるという生活(スローライフというのでしょうか)に憧れる人達が増えていると思いますが、今現代人が地球から出されている宿題は、人間は規模拡大できないよ、人生には限りがあるよ、錯覚するなよ、お金をいかにたくさん儲けるかということではなく、持続可能な社会をどう作るかを考えなさいということになってきています。
ブランドに甘えて企業が駄目になる時代
ブランドとは言い換えれば信用のこと、だとすれば、信用は人々の価値観や生活哲学によって測定され評価が変動します。企業が悩ましくの求め続けてきたブランドは、人間は心に宿る物欲で生きるものという人間観で支配されているようでもあります。しかし自動車がいかにモデルチェンジしようが、携帯電話がいかに便利になろうが、生命の営みには直接関係しませんが、空気をきれいにする、水をきれいにする、安全な食料を作る等は心に宿る物欲ではなくは生命原理からの基本的要求です。これがブランド維持とどういう関係があるか、企業には理解しづらいことのようですし、理解していてもどうしたらよいか分からないことのようです。(従って農業がおかしくなり環境も壊れたとまでは言いませんが)小さなトマトから何を学ぶか、一緒に考えましょう。

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