田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

合唱グループに加わって(2)・・最初は気おくれしたが

2008年01月23日 00時47分20秒 | 愛・LOVE・友 
合唱は、小学校と中学校の校歌斉唱とか、学科で適当に歌っていただけであまり、好きではなく、楽譜の読み方とか音階で歌を歌うことぐらいはかろうじて出来たぐらいでした。大学生の時、神宮球場に行き、母校の応援歌を歌ったりしたぐらいの数えるほどしか歌の経験がありませんでした。当時は、カラオケもなかったのは言うまでもありません。
ですから最初に合唱団に入ったとき、おそらく私は音痴でした。私は声の出し方を全く知らなかった。ましては、4部合唱で合唱をするなんて、足ががくがくしていたのを憶えております。今思い出してみると、いきなり出会った曲は耽美的というか、重たい感じの宗教曲の感じで、若い女性が喜んで歌う曲ではなさそうに思えました。つまらない、こんなんなら、もう止めたいと思いましたが、いきなりそんな理由をつけて止めるなんて言えませんでしたので、渋々参加していたというのが正直なところでした。ごく最近分かったことですが、その曲は「海ゆかば」とかいう歌を作った明治の作曲家、信時 潔ということでした。
 どんな歌でも、それなりに美しいのでしょうが、人によって好きな曲、嫌いな曲があるのは仕方がありません。私はいきなり、お経のような歌に出会ったのでしたから、不幸でした。出来れば「止めたいなという気持を引きづりながら、この合唱団にいやいや参加しておりました。声は地声のまま、おそらく音痴っぽい音を発しつつ、数ヶ月間昼休みを合唱で過ごしました。(続)

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