「自由主義が現代を作ったが、現代社会が自由主義にそっぽを向いた。エコノミスト誌は175年前の創刊目的は自由主義を喧伝することにあった。現代まで、ファシズム、共産主義、自給自足経済は敗退して、自由社会が繁栄しているが・・・。
フランスは9%、ドイツが36%、カナダが24%の人が次世代は親世代より良くならないと言い、35歳以下の米国人は軍事政権がよいと思う人が18%、民主主義を良いと思う人は3分の2しかいない。
グローバルに見ると市民の自由と政治的権利はこの12年間に衰退した。
この潮流に対して当誌は自由なアイデァの力を信じ、国家がいかに市民のためにもっと働けるか、税制、福祉、教育と移民を改善し、経済は企業独占から切り離し、人々を都市から制限し、軍事力と同盟を元気づけ、自由社会の良さを見せつけるための[変化のエンジン]を期待する。革命家と違うのは個人が他人の信じるところに強制されるアイデァを拒絶する、保守とも違うのは貴族ピラミッド、権力集中がすべて圧政の源泉と思うこと、それで世界観を刺激するが、自由主義者は権力に慣れて改善する飢餓感を失った。・・・・・。エリート達は急進主義がどう見えるかを忘れてしまった。支配階級がバブルを生き延びる、同じ大学に行き、相互に結婚し、同じ町に住み、同じ会社で働く、これが諸悪の根源だ。政治は差別への有効打だが多重化して個々の利益が全体の利益と衝突する。・・・自由主義の真の魂は自己保全ではない。もっと急進的、破壊的なものだ。エコノミスト誌は戦う不安の側に立ち特権を排する。個人の尊厳と自立の再発見、特権を抑制する。ナショナリズムを嘲笑するのではなく鎮め・・・、中央官庁とハイテクに力を置くのではなく、地域の地方に帰属させる。地政学を巨大勢力間のゼロサム争いにするのではなく、三本柱の軍事、価値観、同盟で自己強力化する。自由と繁栄を拡げるには批判は受け入れるべし。議論は歓迎すべし。動きを再現させる新しい考え方の資源になる。
改善は短期であれ、特に若者には欲しい世界があるはず。当誌が創刊した当時の編集長は、知性間の激烈競争が前に進め、価値のない臆病な無智が進歩を妨げると語った。我々も競争約束を新たにする。自由主義者はどこでも、我々に加わって欲しい」
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