田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

来年もトマトを作りたい・・田園調布でトマトフレンドが出来ました

2007年12月29日 22時36分35秒 | トマト
私は数年間、地元で友達作りに励んでいます。自宅開放の英語サロンに2つのコーラス、そしてトマトフェスタ。市民農園も応募しました。
 ここ田園調布も少子高齢化が進み、子供は滅多に見かけません。お年寄りは家に引きこもり、町には活気がありません。東京が景気がよいなんて、ウソ・・です。仕事を引退し、私は、めずらしいトマトのタネを全国(北海道から沖縄までの20都道府県の農家にお配りし、遊び心で農村を楽しくしないかと、呼びかけました(2004年)。
皆さんはこれに取り組んでくれました。このトマトは各地に新鮮は驚きと興奮をもたらしたようです。そして出来たトマトでトマトフェスタを行いました。今年で3回目、回を重ねるごとに面白くなってきました。
 世界のトマトのタネは、英国王立園芸協会のフレンドが提供してくれました。トマトは色彩が美しく、食べて美味しく、料理にも使えるという優れた野菜です。聞くところによるとトマトは世界最大の生産量の野菜で、トマトきらいはまずいない、とても偉大な作物なんです。日本でももちろん作れますし、作りたい人は大勢います。戦争が終わった頃、人々は飢えを防ぐために、空き地という空き地に芋や野菜をつくり育てました。トマトは一つで200から300グラムもあります。野菜としてもお腹を満たす食べ物としても優れものですから、空き地にはトマトが沢山作られました。
そんな思い出を引きずっているのかもしれませんが、田園調布にもトマトを作りたい人が結構いることが分かりました。どうして分かったかといえば、2回やったトマトフェスタに大勢の人が来たからです。その人たちとお話しをしているうちに、沢山の人がトマトが好きで、出来るものならつくりたいと思っていることが分かりました。ベランダで作る人も増えました。
 今年、2007年、40種類のトマトを集めて、近くの公園でトマトフェスタをやりました。入場無料、手伝ってくれた人たちは数十人ですが全員よろこんでただ働き、ひたすらトマトに接し、トマトの発する癒し効果に酔いしれたのでした。
さあ、2008年はどうする!心配ご無用です。トマトを愛する人たちが、動き始めました。「商売もしていいよ」と私は言いました。トマトフェスタでは、公園で開催のため、直売は禁止でした。人々は残念がりました。「ゆうずうのきかないお役所だから」と今年はあきらめましたが、来年は、大々的に店でも開くか、普段はおとなしく、表にも出ない高齢者が、胸を躍らせて今年のトマトフェスタのことに思いをはせました。「来年は自分でも作るぞ」という人もでました。そんな、あんなで、世界のトマトをここ田園調布で、人々の語りぐさにすべく、私は動いています。

 


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