6月23日、みのもんたの「思いっきりテレビ」で、「トマトを知ればあなたは変わる・・生活習慣病から解放、美肌、ダイエットにトマトを―――」というのをやりました。トマトの炊き込みご飯、トマトのみそ汁、トマトヨーグルトなどのあっという「新作」が披露され番組参加の奥様方が目を丸くされておりました。トマトにはのびのびとした未来があるのですね。
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トマトで元気な地域づくり
――宝塚アグリネットを作った元サラの平川さんの場合
宝塚在住の平川博三さん(元サラリーマン)は、家庭菜園の愛好家でトマトに魅入られた一人です。昨年から伝統トマトの栽培をはじめ、愛好家の友人や会社の引退した仲間、ご近所10軒にトマトの苗や出来たトマトをくばる、幼稚園にトマト植えに行く、老人会に苗を配るなど八面六臂のご活躍、トマトから離れられない毎日です。トマトを作って元気になる高齢者も出てきていると聞いて「私も良いことをしているなあ」と励まされているとか。料理にうるさい?奥様もトマトに夢中、伝統トマトが一役も二役もかっているということで、お孫さん達ともトマトを通じて会話を弾ませている由。昨年はご家族揃ってトマトフェスタにお出でになりました。
トマトで家庭円満、作って、食べて、配って大わらわ
平川さんが品種は何と28種、苗の本数は1400本、そのうち仲間への嫁入りしたトマト本数は1000本。プロ顔負けの生産力を持つ素人グループを作りました。この仲間達で「宝塚アグリネット」を結成しました。地域力、老人力(失礼)が芽を吹き、農業の大切さや地産地消の意味を実感し、それを伝える意義を身をもって感じ取るこのごろだといいます。
8月には「大阪トマトサミット」をやる
友人達と計らって8月に「大阪トマトサミット」を計画しているそうです。その内容はこれから詰めるそうですが、友人たちはその懲りように、「恐れ入った、ここまでやるか」と驚きながらも手を貸しているということです。
もちろん東京のトマトフェスタには、たくさんのトマトとともに上京、参加します。
---ここ、大田区田園調布でも市民農園で拡がるトマト作り
名前で分かるように、トマトフェスタ開催の地の大田区南部は田園地帯で、ほとんど畑や樹園地が過去の風景でした。田園調布には市民農園や菜園が幾つかあり、昨年来、珍しいトマトのたね、 苗を持ち込み、市民愛好家がトマトづくりをしています。
仲間と一緒にトマトフェタへ参加を楽しみにしています
「今年のトマトフェスタには仲間とうちそろって出かける」と愛好家の一人、kさん(南雪谷で精密機械部品加工業経営)が楽しみにしています。
kさんの周りには、一緒に育てる愛好仲間が5人、6人と拡がっています。工藤さんからいただいた究極の「産地直結」野菜たちのなかで、小粒のトマトの品種は「バナナレッグス」、細長の中粒は「クラシカ」で、いずれも私がお配りした品種です。kさんは秋田県の農家出身。妹一家もお兄さまの指導で同地で伝統トマトに取り組んでいます。「今年のフェスタには作品を持って秋田から参加できればいいな」とkさんは妹の作品も紹介したいようでした。
山代勁二のひとりごと
昔ながらのトマトの勉強会、大田区で結成、社会教育団体になりました
――消費者による農業や野菜の勉強会
「今度は売ってくれるわよね」という消費者の言葉には、色々なメッセージが込められています。先ず生産者に対する信頼と一体感があります。
消費者が生産者に何よりも求めるのは「安全・安心」ですが、その信頼とは作り方への信頼です。一体感とは家族・友人として生産者を見る感情です。厳しい経済社会の荒波に抗しながら、生産者と消費者が信頼と一体感で結ばれるには、双方が努力する必要がある、特に消費者が反省し、勉強する必要があると思います。これが昔ながらのトマトの勉強会の底を流れる考え方です。
----トマトをそろえるのは難しい
いつでも冷蔵庫にたくさん食品が入っている、蛇口を捻れば水は幾らでも出てくる、電気の力で冷暖房は思いのまま・・・こんなくらしは世界中で「すぐ出来なくなる」ことに気付いている人が多くなっています。
農業に深刻な問題があることは大方の人が知るとおりです。
深刻さの第一は、農村に人が減り高齢者が取り残されつつあることです。第二に、原油高騰で生産コストが高くなったことです。石油の高騰は世界のお金持ちのマネーゲーム(投機)によるものです。世界各地で飢えが進行し、農業や漁業も持続が困難になっているという、とてつもない事態が進行中です。(これはサミットなどで解決すべき問題です)
トマトを、消費者と一緒につくる時代
お米が穀物の王様なら、トマトは野菜の王様、これらが消えれば命も消えます。
トマトは楽には作れませんので、消費者が「買う」ということからはじめて生産者が作るという動きが出ます。
今度のトマトフェスタは、生産者から見れば「どんなトマトを消費者が望んでいるか」を知ることが目的となります。消費者からは「こんなトマトがほしい」「それはこんな理由からだよ」と分かりやすく伝えてあげることも必要です。
これはトマトに限らず全ての農産物に共通します。外国から買いあさり、飽食を尽くし、捨てまくる生活のパターンを社会的に克服していくことが、子孫のためにも必要であると思います。(了)
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トマトで元気な地域づくり
――宝塚アグリネットを作った元サラの平川さんの場合
宝塚在住の平川博三さん(元サラリーマン)は、家庭菜園の愛好家でトマトに魅入られた一人です。昨年から伝統トマトの栽培をはじめ、愛好家の友人や会社の引退した仲間、ご近所10軒にトマトの苗や出来たトマトをくばる、幼稚園にトマト植えに行く、老人会に苗を配るなど八面六臂のご活躍、トマトから離れられない毎日です。トマトを作って元気になる高齢者も出てきていると聞いて「私も良いことをしているなあ」と励まされているとか。料理にうるさい?奥様もトマトに夢中、伝統トマトが一役も二役もかっているということで、お孫さん達ともトマトを通じて会話を弾ませている由。昨年はご家族揃ってトマトフェスタにお出でになりました。
トマトで家庭円満、作って、食べて、配って大わらわ
平川さんが品種は何と28種、苗の本数は1400本、そのうち仲間への嫁入りしたトマト本数は1000本。プロ顔負けの生産力を持つ素人グループを作りました。この仲間達で「宝塚アグリネット」を結成しました。地域力、老人力(失礼)が芽を吹き、農業の大切さや地産地消の意味を実感し、それを伝える意義を身をもって感じ取るこのごろだといいます。
8月には「大阪トマトサミット」をやる
友人達と計らって8月に「大阪トマトサミット」を計画しているそうです。その内容はこれから詰めるそうですが、友人たちはその懲りように、「恐れ入った、ここまでやるか」と驚きながらも手を貸しているということです。
もちろん東京のトマトフェスタには、たくさんのトマトとともに上京、参加します。
---ここ、大田区田園調布でも市民農園で拡がるトマト作り
名前で分かるように、トマトフェスタ開催の地の大田区南部は田園地帯で、ほとんど畑や樹園地が過去の風景でした。田園調布には市民農園や菜園が幾つかあり、昨年来、珍しいトマトのたね、 苗を持ち込み、市民愛好家がトマトづくりをしています。
仲間と一緒にトマトフェタへ参加を楽しみにしています
「今年のトマトフェスタには仲間とうちそろって出かける」と愛好家の一人、kさん(南雪谷で精密機械部品加工業経営)が楽しみにしています。
kさんの周りには、一緒に育てる愛好仲間が5人、6人と拡がっています。工藤さんからいただいた究極の「産地直結」野菜たちのなかで、小粒のトマトの品種は「バナナレッグス」、細長の中粒は「クラシカ」で、いずれも私がお配りした品種です。kさんは秋田県の農家出身。妹一家もお兄さまの指導で同地で伝統トマトに取り組んでいます。「今年のフェスタには作品を持って秋田から参加できればいいな」とkさんは妹の作品も紹介したいようでした。
山代勁二のひとりごと
昔ながらのトマトの勉強会、大田区で結成、社会教育団体になりました
――消費者による農業や野菜の勉強会
「今度は売ってくれるわよね」という消費者の言葉には、色々なメッセージが込められています。先ず生産者に対する信頼と一体感があります。
消費者が生産者に何よりも求めるのは「安全・安心」ですが、その信頼とは作り方への信頼です。一体感とは家族・友人として生産者を見る感情です。厳しい経済社会の荒波に抗しながら、生産者と消費者が信頼と一体感で結ばれるには、双方が努力する必要がある、特に消費者が反省し、勉強する必要があると思います。これが昔ながらのトマトの勉強会の底を流れる考え方です。
----トマトをそろえるのは難しい
いつでも冷蔵庫にたくさん食品が入っている、蛇口を捻れば水は幾らでも出てくる、電気の力で冷暖房は思いのまま・・・こんなくらしは世界中で「すぐ出来なくなる」ことに気付いている人が多くなっています。
農業に深刻な問題があることは大方の人が知るとおりです。
深刻さの第一は、農村に人が減り高齢者が取り残されつつあることです。第二に、原油高騰で生産コストが高くなったことです。石油の高騰は世界のお金持ちのマネーゲーム(投機)によるものです。世界各地で飢えが進行し、農業や漁業も持続が困難になっているという、とてつもない事態が進行中です。(これはサミットなどで解決すべき問題です)
トマトを、消費者と一緒につくる時代
お米が穀物の王様なら、トマトは野菜の王様、これらが消えれば命も消えます。
トマトは楽には作れませんので、消費者が「買う」ということからはじめて生産者が作るという動きが出ます。
今度のトマトフェスタは、生産者から見れば「どんなトマトを消費者が望んでいるか」を知ることが目的となります。消費者からは「こんなトマトがほしい」「それはこんな理由からだよ」と分かりやすく伝えてあげることも必要です。
これはトマトに限らず全ての農産物に共通します。外国から買いあさり、飽食を尽くし、捨てまくる生活のパターンを社会的に克服していくことが、子孫のためにも必要であると思います。(了)
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