田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

合唱団こーるはづきの5周年記念コンサート(3)

2008年06月29日 20時48分48秒 | 愛・LOVE・友 
暗譜で脳裏にたたき込んだ15の曲は、開演前に不安定に心をかき乱していた。カリンカという曲は、同じフレーズを何度繰り返すのか、早口でリズミカルに歌わなければならないし、大きな声を出さなければ釣り合いが取れないし、一番不安な演奏になりそうだった。38名の団員でほぼ全員参加であるが、男性軍は10人と少々心細い人数であり、一人がとちればかなり迷惑をかける。そこでこわごわと発声するが、そうすると指揮者は、大仰に手や口を動かしてフォルテで唄うように促していくることもある。年のせいでもあるのか、やたら喉が渇き、息も荒くなる。まあつまらないことばかり頭をよぎるものである。開演前というのは落ち着かぬ。別にあがっているとは思わないけれども、「かっこよく歌わないとと・・・胸をはって、楽しげに唄わないと・・」などと、誰からともそうたたき込まれていた。舞台に上がって観客席の方を眺めてみたら、どういう分けか気が落ち着いてくる・・これは不思議な経験であった。た。ヘルガーさんというちょうど日本訪問中のデンマーク女性が、観客席の家内の隣に陣取っているのも見えた。この女性は酪農製品の貿易をしていて、時々来日するのだ。前宣伝が効いた一人であろうか、あとで聴いたところ、コーラスを聴くために東北旅行の弘前城のお花見もそそくさと会場に来たのだそうである。ヘルガーさんとは、その週末わが自宅の英語サロンに来ることになっていて、そこでコーラスの批評をきくことになるのだが・・・。(続)、
 

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