田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

アンズの木に花が満開になった

2009年03月19日 23時48分28秒 |  身近な自然(植木、小鳥、川)、ペット
090319あんずの花
もう25年も前のこと、アンズの苗を2本買ってきて植えた。植える場所が狭くて1本はチャンと植え、後の1本は仮植えのように、フェンスの端の方に植えた。この2本のアンズはすくすくと育ち、毎年3月の今頃、可憐で健康なピンク色の光彩を放って咲き誇る。桜よりもボケやカリンよりもその花はあでやかで、甘い雰囲気を持つ。しかし去年、フェンス際のアンズは台風のため根が持ち上がり、残念にも切らねばならなくなった。植木屋が来てカットしたが、切られた後切り株だけになった木を見て痛ましくて泣けてきた。いま、足下に切り株と切った後の材木となった幹が痛ましく残されている。この幹は何とか生かしてやりたいが方策がないので仕方が無く放置している。そういえば、10年ほど前、同じような理由でソメイヨシノをカットしたときのことを思い出した。これは、家を建て増すので仕方なく伐採したものだが、伐採せずに済まされぬものかとずいぶん悩んだものだった。この桜は、当時樹齢40年ぐらいだったと思う。頼りない幼木を親父が庭の隅に植えていたのを今でも思い出す。それがみるみる太く大きくなって、近所を見回すほどの大木となり、外出して花見をしなくてすむ生活が続いていたのだった。やがて桜も咲き始めるこのごろ、あでやかに咲き誇るアンズとその横の2本のカリンの木、少し小さいが桃の木、隣の庭の桜の木とバラ科の樹木に囲まれた我が家はパラダイスとなる。春の香りに包まれ、やがて作だろうチュウリップを足下に見て、庭に寝ころぶという、土の匂い、花に匂いを楽しむ我が家ならではの空間が待っている。

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