現場調査に選んだのは多摩川でした。当時濁りが増してきた多摩川の水をくみ上げてきて、その汚れを調べることにしました。学年が上がるごとに、科学的な内容と知識を濃くしていき、採水個所も上流から最下流まで行き、水を採集しました。社会科を兼ねた理科教育です。子どもは野外が好きです。弁当持参の遠足もしました。採集してきた水は保全します。 . . . 本文を読む
当時、わがクラスメートは、こぞって言いました。小学校の低学年から詰め込み教育をするなんてかわいそうだと。お父さん、お母さんたちにもそのことを相談し“寺子屋”では、みんなが競うのではなく一緒に楽しむことで、勉強に興味を持ってもらうことだけを求めていくことにしました。生徒たちには算数などが「できる子」も「できない子」も混ざっていました。 . . . 本文を読む
算数は楽しく学べます
デカルトという17世紀初めの哲学者は数学者として解析幾何学を発見しました。数学はどんなに頭の悪い、勘の悪い人でも、こうすれば必ず解けるという解法の一般原理を発見したのでした。デカルトは、自然科学の夜明けをもたらした偉人でした。そして数学を魔術や当てものにしないことを世に示しました。これにより自然科学は大いに発展し近代科学が花開きます。大げさに言えば、論理を整え、順序だてて教えれば算数なんて楽ちんだよと子供に気付かせることができるはずだと思いました。 . . . 本文を読む
こうして急遽作り上げた学習小屋で、何をどのように勉強するか?H君と私はかなり議論をしました。学年が4年、5年、6年と3つあり、それぞれに生徒が5-6人応募してきました。また、特別に数学をお手伝いする非公開の中1、中2の夜間クラスも置きました。 . . . 本文を読む