2日続きの万博記念公園です。相変わらず猛暑日の続く中、自然文化園のクレオメが気になって入園しました。やはりこの暑さ続きと降雨がないので作業員の懸命の灌水も焼け石に水か、あまり効果はなくて朝のうちなのに花びらは萎びて巻き揚がっていました。
オミナエシは咲き誇っていました。
秋の七草の一つオミナエシは、漢字で「女郎花」と書きます。オミナエシは昔はオミナメシといい、女郎飯、つまり女性用のご飯を意味していたという説があります。
男尊女卑の時代、女性が食べていたのは黄色いアワのご飯。それで、黄色くて小さい花のオミナエシにこの名がついたというのです。
このオミナエシの仲間に、オトコエシという草があります。オミナエシがオミナメシなら、オトコエシはオトコメシで、「男郎飯」。おそらく男性用のご飯のことを意味したのでしょう。そしてもちろん、オトコエシの花の色は白なのです。
ほかにも、男・女と名のつくペアの植物は結構あります。オタカラコウとメタカラコウ、チチコグサとハハコグサ、オカルガヤとメカルガヤ、オナモミとメナモミ、バアソブとジイソブなど。植物名でも、こうして一つひとつ見ていくと、昔の人の生活習慣や、時代背景などがわかってきて、なかなか楽しいものです。・・・と雑学の本(竹内均編)にあった。
私の育った田舎では、オミナエシは山に、ミソハギは田んぼのあぜ道にとりに行って一緒に盆花といってお盆のお墓に好く供えたものでした。
こちらも暑さに負けずいっぱい花をつけていた芙蓉です。花粉を体中につけて花を次から次へと飛び回っている黒い蜂が目に付きました。
途中のスポーツ広場の道などには以前から気になっていたのですが、夏の暑い時期、ミミズの死骸がたくさん見られる。地中も温暖化が進んで暑くてたまらなくなって夜のうちに地上に顔を出したものの、カンカン照りの中で干し揚がってしまうのだろうか?と。まるで山菜のゼンマイを乾燥したように、何匹も何匹も死骸を目にする。
また、この時期、蝉の骸も無数に転がっている・・・夏を精一杯生きたあとか。