日曜日、大きい方のトラクターで初めて田をすいた。
と言っても、こちらの田は、ここ数年、生産調整で大豆が作られている田だ。
作ってくれているのは、亡父の稲作仲間でブログ主の師匠にあたる近所の
Tさん。この日も、田をすくのが初めてのブログ主のため、わざわざイセキの
トラクターに詳しい農機具センター(農協)の職員を呼び、レクチャーの
時間を作ってくれた。
ロータリー(鉄の爪の付いた作業機)の調整の仕方など、非常に重要な
ことを初めて学べた。全て自動になっているのかと思っていたら、
「うね立」や「耕うん」、「代かき」など作業の目的に合わせた調整は、
手動で行う必要があるのだ。今回の目的は一般的な「耕うん」だ。
また、作業開始後少したって、再び田に顔を出してくれたTさんから
アドバイスを受け、耕うんのスピードを2倍強(時速約1.7km)に上げた。
確かに、もしあのまま低速(時速0.8km)で作業していたら、すき終わる
ころには日が暮れていたことだろう。(ちなみにTさんは時速2.5km
以上で作業されている、とのこと。)
ありがたい限りである。
それでも、作業は黙々と約5時間続いた。トラクターと大地と一体化した
無我の境地、とでも言おうか?
初めての経験ということもあり、実感としては、あっという間に終わって
しまった。
亡父が残したトラクターを大切に使わせてもらいながら、これからも
しっかり修行を続け、いろいろな知識を身に付け技量を上げて行きたい
ものだ。
(終わり)
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