
△西から1列目の畝
西から1列目の畝で育つ3株のブロッコリーたち。
そのうち、1株のブロッコリーに異変が起きていた。

野鳥の仕業(しわざ)なのか。
それとも、犬の仕業なのか。

あるいは、心ない人間のイタズラなのか。
いずれにしろ、大切な3、4本の茎が根元から折られていた。
向かうべき対象がない激しい怒りは、結局、「長男」を凹ませる
ことになった。
凹んだ「長男」は、近くの畝で育つブロッコリーの順調な成長を
確認しながら、傷ついた気持ちを慰めるしかなかった。

△西から5列目の畝
茎を折られたブロッコリーも、何とか、めげずにがんばってほしい
ものである。

腹立たしくも悲しい出来事が、予期せぬ形で訪れて来るのも
菜園だ・・・。
今は凹んでいる「長男」だが、時間と野菜たちが、「長男」の
この怒りと傷を癒し、いずれ、また、「長男」を元気にしてくれると
信じている。
(終わり)
野菜には水を

