young流PC工房

PC自作マニアにしてガジェットマニアの私が趣味で手を出したり出さなかったりした色んなガジェットの話を中心にしています。

新型Surfaceに見るわくわく感の大切さ

2015-10-07 23:20:30 | デジタル・インターネット
Microsoftが発表した新型Surface、正直なところ私は全く期待していなかったのですが、
いざ発表された内容を見てびっくりしました。正統進化のSurface Pro 4はサイズ同一で
薄型・軽量化は想定の範囲内としても、画面の解像度をさらに細かくした上でベゼルを
狭くし画面の表示領域を一気に引き上げたのは意外でした。初代Surface ProからPro 2に
なった時は薄型・軽量化のみで画面の解像度が据え置きだったこともあり、今回もそう
だろうと思っていたからです。Surface Pro 3にかなりの満足を覚えている私ですが、
今回のPro 4はそれでも買い換えたくなるだけの魅力があると感じています。

そしてさらに驚いたのは隠し球であるSurface Bookの存在。フットプリントをPro 4より
さらに一回り大きくして解像度も引き上げ、Type Coverの代わりに外付けGPUを内蔵した
キーボードドッグを組み合わせることで、タブレットの機動性とアッパーミドル級
(推定)のゲーミングPCをこれ1台でこなせるだけの代物を持ってきたのです。
新しい物好きの私としては「おおっ!?」とうなってしまいました。

もちろん、このようなキーボードドッグとのドッキングタイプのタブレットや、
外付けGPUとの連動でグラフィック性能を引き上げるノートPCは過去にも多数出ています。
キーボードドッグとの合計重量も1.5kgを超えるなどモバイルという観点で見るなら
もう一息、という意見もごもっともでしょう。ただ、日本メーカーが軒並み普通の
ノートPCやタブレットしか出してこなくなり、ソニーから切り離されたVAIOも現時点で
私の琴線を揺さぶるPCを出してきてはいません。そのような状況下で、私の心を
鋭く突く製品を発表してきた。これこそが重要なのです。荒削り上等。まずはその
志を見せてくれたことが私にとっては嬉しいのです。まあ金額はSurfaceらしく高額
なのですが、割と真剣に考えましょうかね。