百花繚乱状態の完全ワイヤレスイヤホン市場において、
主流であるカナル型・ノイズキャンセリング機能から
大きく外れた耳穴に添えるだけの形状・外音丸聞こえの
オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン、LinkBudsは
賛否両論を持って迎えられつつも一定のファンを掴む
事に成功しました。私も購入したのですが、長時間
付けていると耳が痛くなってくるのと、固定の安定性が
私の耳には合っていなかったっぽく、満足感としては
そこそこといった感じでした。それから半年もしない
うちにLinkBudsの名前を冠したカナル型完全ワイヤレス
イヤホンであるLinkBuds Sが発表されたことに私は困惑
しました。ただ、ソニーストアに出向いて実機を確認し
LinkBuds Sの製品コンセプトを確認した私はその場で
予約し発売日に実機を入手しました。
LinkBuds Sの製品コンセプトは「使用環境による使い
分けをこれ1台でまかなう」というもの。左の本体を
1回タップするとノイズキャンセリング状態と外音
取り込み状態を切り替えられることで、外音聞きたい
時と雑音をシャットアウトしたい時とでイヤホンを
取り替える必要がない上、付けた状態で歩き始めると
自動的にノイズキャンセリングから外音取り込みに
モードが切り替わり周りの状態が確認できるように
なるのは安全性の面においてよく考えられています。
(但し、買い物をしようとしてレジの前に立つと
止まったと見なされ自動的にノイズキャンセリング
モードに戻ってしまい店員さんに迷惑をかける
リスクもあるので善し悪しですが)
入手翌日、私は3時間ほど付けっぱなしで名古屋市を
動き回りましたがLinkBudsに比べて装着の安定性が
あるというか安心感があり、苦になりませんでした。
あと地味に大きいのがマスクの脱着の邪魔をしない
小さい本体が髙ポイント。これはLinkBudsでも同じ
だったのですが、カナル型でこの小ささなのに
ノイズキャンセリングがしっかり効くのは嬉しい
ところ。出張や遠征のお供にもよさそうです。