#11 「迷い道」 The Living Years
One Tree Hill (Super drama TV)
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One Tree Hill - Music from the WB Television Series, Vol. 1 価格:¥ 2,280(税込) 発売日:2005-01-25 |
家族三人のカウンセリングは、まったくうまくいかない。ネイサンの状況をデブが話し始めてもダンは話をさえぎり、デブが仕事をしていたことを攻撃し、まったく話にならない。そしてダンは勝手に帰るぞとカウンセリングも打ち切ってしまう。ネイサンはそんな両親を見て何もいわない。帰りの車でネイサンがどちらに乗るかという話になり・・ネイサンはどちらにもに背を向けて歩いて帰ってしまう。
ブルックとルーカスは図書館でデート。でもブルックは図書館はカビ臭いから嫌いだって。ルーカスは今、サマーセット・モームの『人間の絆』を読んでいるみたい。 人間の絆と聞いて、「体の?」と答えるところがブルックだわ。さて次は私にも付き合ってというブルックがやりたいこととは、一緒にジャクジーして・・・。ルーカスは誘惑されっぱなし。やれやれ
デブはキースに家族でカウンセリングを受けたことを話すが、キースが言うには、「カウンセリングに行くダンは、サラダを食うハンニバル・レクター(@羊たちの沈黙)」だって。なるほど・・。ダンが来て、「また、俺の女にちょっかいだす気か」だって。
ペイトンの家を訪ねるルーカス。一人暮らしのはずのペイトン家に男が・・。ルーカスが熊手でやっつけようとした男は実はペイトンのパパ。ペイトンのお父さんは船員でいつも留守がち。ペイトンは寂しいよね。
ブルックはルーカスとの関係がうまくいっているのはベットの中だけと、ペイトンに相談。ペイトンは、トラビスのCDを渡し、「8曲目と11曲目であなたを思い出す」と言えばいいとアドバイス。ペイトンは、ルーカスの音楽の好みをかなり理解しているってこと?じゃないとルーカスが8曲目を聞いてもピンとこないってこともありうるし。これはやっぱり、ペイトン自身が8曲目と11曲目を聞いたら「ルーカスを思い出す」んだよ。
ブルックは早速ルーカスのところに行く。、勉強ばかりしているとブルック不足になるとか言っっちゃって、例のCDを渡した・・ところまではよかったけれど、トラビスをバンドじゃなくて男と勘違いしているし、11曲目を13曲目って言い間違い。(12曲しか入っていないのに。)ルーカスはこれはペイトンの入れ知恵だとピンとくる。ここでピンとくるルーカスも・・・ペイトンをわかりすぎてるわ。
ペイトンはルーカスに、パパのいない寂しさをつい打ち明ける。ペイトンってあまり人に自分のことを話さない子なんだけどね。ルーカスは特別みたい。
ルーカスはここで、本を読んでいってもいいかな、と言って、ペイトンのそばで本を読み始める。この二人ほんとに気が合ってるわ。デートしたら黙って二人で本読んでそう・・。
ネイサンはバスケのことで悩んでいる。キースに、高校の時バスケは楽しかった?と聞く。キースもバスケットをやっていたのだけれど止めてしまった。何故かと言うと、弟ダンがバスケットを始めてキースと張り合うようになったから。そのせいでバスケットが楽しくなくなったから。そりゃそうでしょうね~、ダンを見ていると高校生のキースとダン兄弟の様子が目に浮かぶようだわ。キースはダンに何年粘着されてきたのか・・。
「バスケは好き?」とカウンセラーに聞かれたと、ヘイリーにも悩みを打ち明けるネイサン。ヘイリーはネイサンのことを心配して元彼女ペイトンに相談。ペイトンとヘイリーの関係はとてもいい感じ。この二人、大好きだわ。
久しぶりのバスケの練習にネイサンは欠席。ジェイクは赤ちゃんジェニー連れ。ペイトンがジェニーの面倒をみるって。ジェイクとペイトンは何となく距離が近くなっているように見える。父が留守がちで寂しいペイトンは、ジェイクの父親奮闘状況に共感するものがあるのだと思う。
ダンは、ネイサンが練習に行かなかったことと、キースとバスケットについて話したことを聞いて、激怒。負け犬になる気かとか、あんな奴の言うことを聞いて今までの苦労をどぶに捨てる気がとか。早速キースに文句を言いに行く。そして、ルーカスの面倒を見るのは勝手だが、ネイサンには近づくなって。これってひどい!ルーカスもダンの息子なんだけど。でも、まあ、ダンにストーカーされるよりは放っておかれる方が幸せかも。これは独占欲だわね。ダンにとってネイサンはきっと分身なんだね。・・・ネイサンからみれば、やっぱり怖いわ・・。
授業をバックれようと誘うネイサンに、真面目なヘイリーがOK。ヘイリーはネイサンが心配なのだと思う。お酒を飲んで帰ってきたところに、そこに出張中のはずのダンが。まずい。おまけにお酒に免疫のないヘイリーはダンの膝に吐いちゃった・・・・。悩みを抱えるネイサンをかばおうとして、つい付き合ってしまうヘイリーは、勉強がおろそかになり単位を落としそう。
ルーカスの店で、ペイトンのお父さんは、ペイトンに、ニュージーランドに三ヶ月の仕事がると相談。今よりもっと留守が長くなるけれども、お金になるからペイトンの行きたがっている美術学校の学費も出せるからと言う。そう言われると、ペイトンは寂しいとは言えなくなってしまう。そこにルーカスが来る。三人でテーブルを囲んで楽しそうな様子をブルックが見ている。次の日、ブルックはペイトンに昨夜のことを聞くと、「パパとルーカスが死んだ作家の話で盛り上がっていた」と返事。死んだ作家の話で盛り上がるルーカスとパパかぁ・・なんだかほほえましいね。
ルーカスはペイトンに、寂しいならば寂しいとお父さんに言うべきだと言う。ところが、ペイトンが言い出だそうとしたちょうどその時、パパはペイトンに高価な油絵の道具を出してきてプレゼント。高価なプレゼントだけど大金が入るから大丈夫と言われれば、ペイトンはまたもや行ってほしくないとは言えなくなってしまった・・。
二回目のカウンセリング。夫婦の話。ダンはバスケの話ばかり。デブは「そして、あなたは過去の栄光に浸ることができて、鼻高々でいられる。」そのとおり!カウンセラーは夫婦だけの話をして下さいと言うが、この二人、夫婦の話なんて何もないって雰囲気・・。
ネイサンはホワイティコーチにどうしたらいいかわからないと相談する。コーチもネイサンに「バスケが好きか?」と聞く。ネイサンは好きだけれどそのせいで苦しんでいると答える。
ブルックはルーカスともっと深い関係を望んでいる。ペイトンに相談すると、ペイトンはもっと彼を信じるようにと言う。ルーカスをブルックにとられたというのにペイトンは大人で、賢い。アメリカの高校生が大人なのか、ペイトンが大人なのか。
ペイトンのパパは娘の望みを知りたくて、娘の部屋を見ていると、そこにルーカスが来て、ペイトンが書いた4コマ漫画を見せる。港を出て行く大きな船が、小さく小さくなっていくのを見送る人を描いた4コマ漫画。これはペイトン自身だね。ルーカスは、なぜ、こんなにペイトンを理解しているんだろう!
ペイトンのパパは、娘の寂しさを知り、ニュージーランドの仕事を断って、三週間の仕事を終えた後は近くの仕事を探してずっとペイトンと一緒にいると言う。で、ルーカスにペイトンのことを頼むって。パパがそばにいてくれると聞いたペイトンの嬉しそうな顔!パパがルーカスにペイトンをよろしくと言うのも当然。ペイトンを一番理解し、気にかけている人間はルーカスで、ルーカスをよくわかっているのもペイトンのように見える。
ネイサンは自分の悩みにつき合わせて、ヘイリーを連れまわしたことを反省していて、ヘイリーに謝りたいという。そして、自分が一緒にいたいのは、もとの生真面目なヘイリーそのもので、「お前のような子が、本当の自分を知っていてくれて嬉しい」と言う。う~ん、ネイサンはヘイリーと付き合いだしてから本当に素直な男の子になったね~。以前のネイサンとは別人だわ。ダンのプレッシャーがどんなにネイサンを歪めていたかわかるわね。デブも言っていたけれど、ヘイリーのような子に会えたネイサンは幸せだと思う。
ブルックはペイトンとの間を疑ってルーカスに不信感。ルーカスがペイトンの家から帰るとブルックが家の前で待っている。ブルックは自分の不安をルーカスに打ち明ける。ルーカスが興味のある音楽や本に自分は興味を持てない。私はしたいことをするだけの娘だと。ルーカスは、そんなブルックが好きだし、違う人間だから好きなんだと答える。ブルックは・・「あなたのような素敵な人と付き合ったことがないから、不安で仕方がない、ルーカスが気になって仕方がない」と打ち明ける。ルーカスはほんとにしっかりしている。高校生とは思えないわ。目の前にいたらブルックじゃなくても惚れそうだわね。
ネイサンはダンに本当の気持ちを話す。ダンはまたやり直そう、元通りになると言う。ネイサンは親の不和は自分のせいだと感じている。ダンはたとえどんな道を歩んでもネイサンは自慢の息子、宝だと言う。・・本当~に~??。ダンの言うことを信じられない私・・。
夜のバスケコートで、ネイサンはルーカスに、「俺が羨ましかったんだろう?全部やるよ」と言う。…これ、どういう意味なの >ネイサン
『星の王子さま』の一節にこうある。
大人は自分たちだけでは何一つわからない。
いちいちこれはこうだと説明しなくてはならなくて
子供は嫌になる。
エンディング@ルーカス