マスコミ・メディアには失望を通り越して絶望するところでしたが、マスコミ関係では久しぶりに良識を見た思いです。
テレビ東京社長、亀田問題でTBS批判
テレビ東京の島田昌幸社長は25日、定例記者会見で、亀田大毅選手の反則が問題となったプロボクシングWBCフライ級の世界戦について、「視聴率的には大成功の番組だが、それでいいのかな、という部分がある。猛省を促したい」と、試合を中継したTBSを批判した。
(2007年10月25日19時27分 読売新聞)
亀田親子が問題なのはもちろんですが、彼らをまつりあげ、あんな最悪な番組を作った責任はTBSにあります。これに対して、マスコミ、放送業界から疑問が出ないことの方が異常でしょう。 多くの人がそう思っていたと思います。ですが、ほとんどのマスコミは沈黙。
TBSに、「猛省をうながしたい」
マスコミの中から、こんな真っ当な言葉を聞けるとは。
マスコミの中にもまだしっかり良識が残っていたのだと、感動です。
ありがとう。テレビ東京と、島田社長!
それに比べて偏向NHK。本来ならば、これは公共放送であるNHKが口火を切ってもよい話ではないのでしょうか。情けないことです。
追記
この問題に関するテレビ朝日の記事もありました。(見落としていました。すみません)。 付け加えておきます。
亀田大毅問題で、試合を放送したTBSの実況が亀田寄りだったとの苦情が寄せられるなど、テレビ局の“放送責任”が問題視された件について、23日の定例会見でテレビ朝日の君和田正夫社長は「スポーツ(の放送は)ルールという点から我々は考える。(亀田戦を)見ていないから何とも言えないが、スポーツとして扱われているのか、イベント的に扱っていらっしゃるのか、TBSさんのスタンスが分からないので明快に答えられない」と語った。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/television/93679/ (産経イザ)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/entertainment/television/93679/ (産経イザ)
テレビ朝日社長は、スポーツなら公平な実況を、イベントのスタンスなら別にかまわないと言いたいわけでしょうか?
TBSにもテレビ朝日にも思うことは、スポーツ、イベント、バラエティ、報道番組にかかわらず、すべての放送が視聴者を操る意図のもとで作られ、そのためならテレビ局は手段を選ばない、ということです。亀田ボクシング番組では、視聴者は、TV局側の手段を選ばない姿勢をたいへんわかりやすく見ることができた、ということだと思います。
TBSだけでなくテレビ朝日にも、全ての放送のスタンスに関して、猛省をうながしたいと思います。