TVは、道路特定財源の話で盛り上がっている。道路の話は、たぶん政治など関心のない人でも、ほとんどの人が知っているのだろう。
久しぶりに会った人に、一緒にTVを見ながら、「外国人参政権」と「人権擁護弾圧法案」のことを知っている?と聞いてみたら、ほとんど(全くと言っていいほど)知らなかった。「外国人参政権」問題を長い時間をかけて少しずつ説明したら、国籍がない人間が、生活保護をもらっていることと、参政権を要求をしていることに関して、かなり驚いて怒っていた。彼は、日本は平和ボケだと言っていた。(が、平和ボケどころか、命にかかわる重病だと言ってもいいくらいだと思う。)
もう一人は、こういう話題にどちらかと言えば知識がある人だったが、この二つの問題をやはり知らなかった。
こんな重大な二つの問題をほとんどの人が知らない。官僚と国会議員は、国民が全く知らないところで、重大悪法案をこそこそと画策している。マスコミはそれを知っていながら報じない。なぜこんなことになるのか、ほんとうに不思議だと思う。
日本を作っているのはTVなのだ。TVが報じない裏で、社会を変えてしまうような重大な問題が、国民にろくに知らされないままどんどん進んでしまう。TVが報じるだけで、どうでもよいことが国中すみずみまで知れ渡り、国民はそれに波のように翻弄される。社会の行く先はすべてTVのさじ加減ひとつである。
読売グループ本社会長が、「・・・もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。」と、中国の新聞との対談で述べた。彼がそう豪語できる理由もわかろうというものだ。日本の政治も社会も、TV局次第でなんとでもなるということなのか。恐ろしいのはこのことである。
官僚と国会議員は何故こんな悪法を大真面目に成立させようとしているのか。要は、利権のため、己の利益のためだろう。そしてTVは道路の話は報じても、この問題を全く報じようとしていない。TV局の中に、本来の、日本全体の公共のためという意思を持つTV局が一つでもあればよいのにと思う。(日本公共放送と名乗る)NHKがその機能を果たしていないのは、まったく日本の不幸だと思う。
2/22訂正 外国人参政権と人権法案→「外国人参政権」と「人権擁護弾圧法案」
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