「郵政民営化」に関する麻生首相のお話がマスコミにいろいろと言われているようなので、その経緯を自分なりに簡単にまとめると、こういうことだと理解しています。
一期目 総務相。郵政民営化を担当。
二期目 内閣改造後 総務相。 その後外相に。
竹中氏が新設された郵政民営化担当相に就任したので、直接的に担当していない。 その後、竹中氏が総務相に。 (※追記 下線部)
民営化に関して、最初は反対だったが、最終的には賛成した。
三年目の見直し時期が訪れたので、「民営化」以外の内容(4社化も含め)については精査するつもりだ。
新聞各社サイトの「報道」いろいろ
? (読売) 麻生さん、「混線」しているのは発言?それとも聞く側?
「麻生首相の郵政民営化を巡る発言が、日々めまぐるしく変わっている。」
「首相は昨年9月の自民党総裁選に出馬した際の討論会で、総務相として郵政民営化を担当したと強調したが、5日の衆院予算委員会で担当は竹中平蔵氏だったと答弁。
記者団が10日、発言の説明を求めると、首相は「総務相を2期やった。1期目は郵政民営化を担当する所管大臣。後半の2期目、(郵政民営化法案を)決定する時は郵政民営化担当を外された。二つ分けてお話しにならないと混線される」と述べた。
首相は2003年9月から05年10月まで総務相を務め、郵政事業の4分社化を決めた04年9月に郵政民営化の基本方針の閣議決定に署名。その後、04年9月の内閣改造で郵政民営化相が新設された経緯があるため、二つの発言に齟齬はないと説明したかったようだ。」・・首相の違う時期に関する発言を、同時に扱っている。 「齟齬はないと説明したかったようだ」ではなく、二つの時期が事実あるのだから「齟齬はない」です。
? (時事)麻生首相発言の変遷 ・・ 記事本文内容については特に問題なし。羅列する必要もないところをわざわざ羅列して、「変遷」という見出し語を貼りつける。
? (産経)郵政民営化に「反対だった」と言ったかと思えば「やっぱり賛成していた」では、低支持率もむべなるかな。 ・・「最初は反対していたが、最終的に賛成した」のです。どこが問題?
? (北海道新聞のコラム)自ら「反対派に別れを告げ」とまで呼びかけて、あの選挙で大勝したのだ。それに支えられて今の政権がある。実は本音ではありませんでした、では有権者をだましたも同然だ。もはや、解散してもらうしかない。【2009年2月7日付「卓上四季」)
・・・・・「最初は反対だったが、最終的に賛成した」。これがどうして「有権者をだましたも同然」に飛び、「解散してもらうしかない」に飛ぶ? すごい飛躍。 跳躍力より読解力を!
? 自民党内・・ 「見直し」という言葉に過剰反応しすぎ。じたばたと情けない。
首相の当時の経緯は、上記のとおりそれほど複雑ではありません。発言で説明が十分でなかったこともあるのかもしれませんが、各新聞の本文内容を読めば、記者が首相の発言と経緯を理解していないとは思えません。要は、素直に解釈したくないのか、部分的な首相発言を時系列を曖昧なままにしてシャッフル、タイトルに「混線」とレッテルを貼れば、混線したという「思惑に沿った記事」が出来上がり。
北海道新聞記者は一番わかりやすく(目的または心情を)吐露しています。「もはや解散してもらうしかない」 ・・「解散」してほしいんですね。記者の会社の希望?それとも個人的な希望ですか?