【党首討論】(3)鳩山代表「政権とっても4年間は消費税上げず」 (1/3ページ) 2009.6.17 17:10
(一部抜粋)
麻生首相
「財源というものに対し、消費税というのは避けて通れないと思っておりますが。鳩山代表の話を聞いておりましたら、この間の党首討論で岡田代表、岡田代表じゃない、代表候補者のお話との話の中においては、少なくとも消費税の話はしないという話になっているというように聞こえましたけれど、消費税の論議を避けて通るというのは財源を避けて通るということになると思いますが、それに関しましてはどのように財源を考えておられるのか。なぜならば、財源というものはがなければ少なくともこういう話は極めて無責任なことになりますので、財源というものをきちんと提示してこそ初めて政策が実現しうると、われわれはそう思っておりますので、ぜひ、この財源についてのご見解をいただければと存じます」
鳩山氏「私は今お話をうかがって、人の命より財源の方が大事かなと。やはり私は人の命をまず大事にする政治というものを作る。そのためには、必要な財源をまず投入すべきではないですか。それを最初から財源の制約というものを、財務省に言われて作った『社会保障費といえども聖域ではない』という、間違った論理の中で2200億円の財源、増えるべきものがカットされてきた。それがこんなありさまになってしまったんじゃないですか。財源の議論を私はするなというつもりはないんです。しかし人の命というものを、もっともっと大切にする。それが政治のあり方で、官僚任せにする政治が、どうしてもコンクリートの方が大事で、人の命というものを粗末にしてしまう政治に成り下がってしまっている。ここを変えなければならないと申し上げています」
(中略)
「皆さん方からいうと『そんな財源どこにありますか』と、必ずそういう話になるんです。だからお話を申し上げたいと思っているのです。一般会計と特別会計を合わせると210兆円あります。この210兆円の中で、社会保障費、国債費、こういったものはどうしても削れないのは分かっております。費目をいろいろ検討した中で、公共事業、施設費、人件費、補助金、こういったものを合わせると70兆円くらいになるんです。この70兆円の中の10兆円程度、私どもは、例えば随意契約を見直すとか、不要不急なものを後に回すとかして、当然の話でわれわれは10兆円くらい削減できると考えているんです。それをやるかやらないかは、官僚任せにしている政権はできない。でも官僚任せでない、国民の皆さんと一緒に歩む民主党ならできる。その発想で私どもはやらせていただく。だからこのようなことを行っていけば、決して今すぐに消費税の増税の議論に陥る必要はないんです。すなわち4年間の間、われわれが政権をとっても消費税の増税はしないとここに明言をしておきます。これでよろしいでしょうか」 (つづきあり) (MSN産経)
麻生首相が、社会保障を考えるにあたって「財源の手当て」をしなければならないと、鳩山党首の見解を求めたところ、鳩山氏はこう答えた。「私は今(麻生首相の)お話をうかがって、人の命より財源の方が大事かなと」・・
お金の話なんかより、「人の命」について考えましょうってことでしょうか。さすがに鳩山家御曹司は考えていることが違う。・・「人の命より財源の方が大事か」 「”友愛”の精神があれば~」・・しかし、これ、政党党首が党首討論で言う言葉でしょうか??!
結果的に、「財源の手当て」について鳩山氏が述べたことは、「消費税は4年上げない」。しかし、民主党オリジナルの“無駄撲滅必殺技”を使えば、財源はどこからか浮いてくる、はず、という無責任なものでした。鳩山民主党党首の”幼稚な夢想”はひどすぎます。