#51 「ファンタジー・ボーイ・ドラフト」 Locked Hearts and Hand Grenades
あの開幕イベントの大乱闘が、テレビで報じられている。 ダーラムコーチは「お前たちは学校に借りをつくった。とことんしごいてやる」・・
デブとダンの嫌がらせ合戦はどんどんエスカレート。 今朝、ダンはプールで用足ししていた。デブが泳ぐと知ってるから。昨晩、デブはダンの部屋のトイレをつまらせたらしく、その仕返し。デブは何も知らずに泳ぎに行ったよ・・
カレンズカフェにダンが来て、選挙資金もないし、地元の名士でもないと悪態をついている。でも、朝、デブがダンのコーヒーに何か入れていたけど、あれは下剤だったのね、ダンはトイレに直行・・
ブルックは、レイチェルにルーカスもチアチームも取られてしまいそうだと焦っている。もともとレイチェルと付き合えばと炊きつけたのはブルックだったわけで。ペイトンに「謝れば」と言われて、ブルックはルーカスに「私、ルーカスが好きなんだ」って素直に言っちゃった。可愛い。そうそう、素直になったほうがいいよ。
チアチームのメンバーが、男の取り合いで、取っ組み合いの喧嘩をしている。開幕イベントの大乱闘さわぎがあったから、ダーラムコーチからチアリーダーのブルックに、もう一度こんなことがあったら、チアチームは解散だときつーいお達し。
レイチェルに解決方法はあるのかと突っ込まれて、ブルックは、「ある。ファンタジー・ボーイ・ドラフト」 ルーカスが言っていた選手のドラフトから思いついたんだね。
女の子がドラフトで男の子を指名して、シーズン中は独占できるらしい。 指名の順番はくじで決める。 一番はペイトン。二番はブルック。三番はレブン。四番はヘイリー。五番がレイチェル・・・・もし飽きたらトレード可能。順番もトレードできる。 男子の取り合いでチアチームが壊滅するのを防ぐという算段らしいけれど・・
カレンが選挙用のポスターを、店に貼ろうとすると、通りの向こうには特大大の、何メートルもありそうなダンのポスターがでんと置かれている。これは大変だわ、勝負にならないよ。
歴史の授業中。 ドラフトのメモを見つかって、バックを没収されそうだったブルックに、レイチェルは、ニュージャージ州対女子高生の裁判を持ちだして、助け舟を出す。レイチェルは何でもよく知っていて、なんでもできて賢そう。ブルックは押され気味。レイチェルはペイトンにも、ペイトンの好きそうなCDをちらつかせている。レイチェルは彼女を味方に取り込もうとしているのかな。
ボーイ・ドラフトの噂を聞きつけて、男子達は女子になんだかサービス満点。レイチェルはここでも男子詳細情報を女子に提供したりして、点数を稼いでいる。 チアチームでのレイチェルの”株”は上がるばかりだね・・
ルーカスはチームの厳しい練習に体力がついていけない。心臓の病気があるからね。トレーニングで一人でも足をひっぱると、チーム全員の責任になってしまうし、ルーカスとネイサンは二人ともキャプテン。ルーカスに頑張る気持はあっても、これではルーカスの体のがもたない。
ヘイリーがルーカスの体を心配して調べてきたところによると、「(心臓の)薬の副作用で運動能力が落ちている」らしい。死んじゃったスポーツ選手もいるとか。 これは大変、ヘイリーはコーチに話すべき、もしルーカスがコーチに話さないなら私が話すと言う。
そう言われて仕方なく、ルーカスはコーチのところに話に行くけれども、
「練習についていけないのは事情がある。体がなまっているから。 でも、チームの皆を巻き込まないでくれ」と、結局、こういうことしか言えなかった。
コーチは皆に「ルーカスは休んでいい。キャプテン(ルーカス)がくつろいでいる間に、ほかの皆は倍しごくからな」・・と、前よりも皆の練習がきつくなりそう。 これではルーカスも、キャプテンの立場がない。
ヘイリーはルーカスがコーチに話していないことを知っている。
ルーカス「もし、コーチに心臓のことを知られたら、俺ははずされる。・・俺はずっとアウトサイダーだったんだ。でもこのチームに入って、みんなのおかげでチームの一員になれた。・・・薬を飲んでいれば大丈夫だ。体を鍛えて、足りない分を取り戻せばいい。・・・-私は私の魂の指揮官だ- ウイリアム・ヘンリー 『インビクタス 』(Invictus) 意味は・・・」
ヘイリー「”無敵” 知っているよ、その詩は。 でも、ウィリアム・ヘンリーの心臓はルーカスのとは違うから。あんたは”無敵”じゃない。死んでからわかっんたじゃ遅いんだよ」
ネイサンがクリスの所に、スタジオ代を持ってくる。ネイサンは、ヘイリーが音楽をやりたいと言った時、応援してやらなかったことをたぶん悔やんでいて、そこからやり直そうと思っているのだろうと思う。 クリスはネイサンに、音楽のために悪魔と取引したとかいう、ロバート・ジョンソンというブルース・ミュージシャンの話をする。 ミュージシャンがクリスで、悪魔がネイサンだとか。ん?これはどういう意味なんだろう・・
ファンタジー・ボーイ・ドラフト
1番ペイトンはマウスを選ぶ。マウスは大喜び。 2番ブルックは、レイチェルが選びたいのはクリスという情報から、クリス・ケラーを選ぶ。 ところが! 3番だったレブンがレイチェルと順番をトレードしていて、レイチェルが3番になっている。 レイチェルがルーカスを選ぶ・・・・これは大変! ブルックは内心真っ青!レブンはうまくレイチェルに丸めこまれちゃったのね。・・・ブルックは2番なんだから、素直にルーカスを選べばよかったのに。シーズン中、ルーカスをレイチェルに独占されてしまうことになるよ。 レイチェルはブルックに「また、ほしいもの見つけたら教えるね」って、もうすっかりその気だし。
ダンは、対立候補カレンへの嫌がらせに、カレンが以前(ダンの仕打ちに腹を立てて)ダンの会社のガラスをたたき割ったことがあった、その映像をテレビで流して、 「カレン・ロー、彼女を怒らせてはいけません・・・・彼女に投票する勇気はありますか。これはダン・スコットの公式メッセージです」。 ・・ダンなら、このくらいのことはするわね。
これを見て、カレンとデブは、でっかいトレーラーで、ものすごく大きな「カレン・ローを市長に」という広告を運んでくれるように話をつけた。
ルーカスはカレンと話した後、「もっと頑張ってくる」と言って、体育館で一人黙々とトレーニングをしている。・・もっと頑張ると言っても、これはだめだよ、無理をしすぎだよ。・・見ている方が恐い。ルーカスは薬を飲んでいれば大丈夫と言うけれど、全然、大丈夫じゃないよ。お願いだから止めてほしい!ルーカス!
私は夜の闇を抜け出す
世界のすみからすみまで広がる漆黒の闇
神が不屈の魂を授けてくださったことに感謝する
たとえ過酷な現実を前にしても 私はひるんだり泣きわめいたりしない
運命に打ちのめされ 頭から血を流しても 決して屈しない
この怒りと涙の地の彼方に 立ちはだかるのは恐怖の影だけ
その影に怯えた長い年月
しかし、その影は もはや私が恐れないことを知るであろう
いかに天国の門が狭きものであろうとも
いかに多くの罪を犯そうとも、
私は私の運命の主であり
私の魂の指揮官なのだ
Invictus William Ernest Henley
OUT of the night that covers me,
Black as the Pit from pole to pole,
I thank whatever gods may be
For my unconquerable soul.
In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud.
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.
Beyond this place of wrath and tears
Looms but the Horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds and shall find me unafraid.
It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll
I am the master of my fate:
I am the captain of my SOUL.
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ヘイリーは、コーチにルーカスの心臓のことを話すと思いますか?やっぱり話した方が良いのでしょうか…?こんな時に、頼りになるキースもいませんしね…。
クリスとネイサンの話で、ネイサンが悪魔にたとえられて、”クリスが音楽のために悪魔と取り引きした”、とはどういう意味でしょうか?
それにしても、そこかしこで火花が散って、本当にバッチバチ(!)ですね。
ルーカスはとことん頑張るつもりみたいで、無理をしてしまう。(キャプテンという立場もあるし)コーチも病気のことを知らないから、何ともできないし。ヘイリーがコーチに言うしかないと思います。
ネイサンも、たしか知らないんですよね・・。
ヘイリーのこと、ネイサンの気持ちはわかるのですが、クリスがどういう気持ちなのか、よくわからないのですよ。