#37 「タイム・カプセル」 Unopened Letters to the World
One Tree Hill
ダーラム先生は授業で、50年前の高校生のビデオを見せている。1955年のトゥリーヒル高校の生徒たちは50年後に開ける予定でタイムカプセルを作った。タイムカプセルというと、手紙が何かかと思ったのだけど、ビデオなんだ・・。1955年のアメリカの高校はすごいね。
ダーラム先生曰く「今年も作るから、録画コーナーで、今の自分について話すこと。」 ネイサン「強制ですか?」ダーラム先生「強制だ。私は見ないし、誰も見ない。 開けるのは2055年だ。」 授業が終わって、ダーラム先生はネイサンを、「ちょっといいか?}と呼び止めるのだけれど、ネイサン「いいえ」と、そっけなく行ってしまう・・・。近頃のネイサンを心配しているんだね・・、先生。ルーカスに「あいつを頼むぞ」
ジェイクは、(ペイトンの)家を出るとペイトンに告げる。そして彼女ががっかりする暇もなく、デートの申込み。ジェイクは、同居を解消して、ペイトンと最初からきちんとつき合い直すつもりなんだね。
アンディは、ダンの周辺を調べさせているみたい。ルーカスをめぐる調停で、調停員が(ダンとカレンと)どちらと住みたい?と聞いたら、ルーカスはダンを選んだとか・・。ルーカスは本当のことを言えず、内心、困り果てていただろうけれど、それを聞いて、カレンは泣いていた。母親としてはショックだよ。
ルーカスは、ブルック・デーヴィス生徒会長に本をプレゼント。「リーダー」について役に立つからと、この前の(ケネディの)本と、ファッション雑誌。ルーカスらしいプレゼントだわ。 そこにフィリックスとアンナ兄妹が来る。フィリックス、選挙の時いなかったね。クルージングに行っていたとか。ルーカスがブルックにプレゼントするのを見て、彼に対抗心がめばえたのか、金曜日にお祝いのパーティをやると言い出した。
アンナのビデオ「私はアンナ・タガーロ。・・これ見るのは2055年でしょ。だったら言っても大丈夫かな。私はバイ・セクシャルなの。もし勇気がなくて、2055年までに友達や家族にカミングアウトしていなかったら・・」と、告白。
ルーカスのビデオ「親友のヘイリーが街を出たんで、寂しくてしようがない。・・大切な幼馴染が町からいなくなった。・・・引き止めたりしないし、別にアドバイスする気もないけど、ただ言いたかったんだ。大好きだよ、いないと淋しい。・・さよならって」
〈フィリックスが開いたパーティ〉。エリカ・マーシーが来ていて、はやくも酔っ払っている。ネイサンも来ていたけれど、酒さえ飲めればいいとかで。
ティムのビデオ「俺はセクシーな女にモテモテ。一年生から三年生まで。ああ、人生楽しいよ。俺が今つきあっているのはブルック・デーヴィス。」「それから、転校生のアンナも俺に夢中だけど・・」・・嘘八百・・。
ネイサンがルーカスの車のキーを無断で持ち出して、酔っぱらい運転。ルーカスが止めても言うことをきかず、とうとうパトカーに追いかけられる羽目になり、二人で留置場に。ルーカスはカレンに迎えに来てくれるように電話しても、「大好きなお父さんに電話しなさい」と切られてしまう。
その上、ルーカスとネイサンは留置場で大喧嘩。 喧嘩の後で、ルーカスは「ダンは伯父さん(キース)に復讐しようとしている。だから俺はダンの家にいる。・・俺が引っ越したのは、伯父さんの幸せのためだ」とネイサンに話す。それから、キースとデブのこと、ジュールズのこと。ダンのたくらみのこと。
ネイサンの方は、ヘイリーと電話で話したようで、その時にヘイリーがクリスとのキスを「謝った」ことにショックを受けているらしい。「・・愛しているのはあなたでクリスは関係ない。だけど、考える時間が欲しいと・・おかしいだろ?俺を愛しているのなら、何を考えるんだ?」
マウスが、タイムカプセルは、もし校舎の移転とか火事でもあったら開ける時期が早まるとか言うものだから、それを聞いてアンナは心配になる。マウスに、タイムカプセルのメッセージを消したいから、なんとかならないかと相談。二人で夜の学校に忍び込むことになる。PC内のメッセージを探していて、マウスがたまたま見てしまったブルックのビデオ、
「そうだなあ、10年後なら、マービン・マクファレンみたいな人と結婚しているかなあ。50年後ならマクファレン上院議員と呼ばれているかも。うちらマウスって呼んでいるけど・・」
マウスはび~っくり仰天。えっ、マービン・マクファレンってマウスのことなの?ブルックはマウスのことを、心の底から見直したってこと? これは見逃せないわね、マウス。 「これ見ることって、いけないことだよね?」アンナ「二分くらいならいいんじゃない?」「OK、じゃあ、二分だけ」とか言いながら、二人でブルックのビデオを見ることに。
「・・・・未来の愛はどうなっている?この時代の愛って訳わかんないんだもの。でも昔からそうだったのかな。誰かに愛されたい、誰かにハートを掴まれてゾクっとしたい、理解されたいって思うのは・・だから、これ見ているあなたがロボットとかエイリアンとかで、今は、訳わかんなくないって言うなら、それはちょっと残念かも。可哀想って思う。愛って訳わかんないものだもの。そうじゃなけりゃ愛じゃないよ。」
教会にいるジュールズ。ダンが来る。ジュールズは苦悩し「全部キースに話す。でないとバージンロードを歩けない」と。ダンは「話す必要はない・・考えなおしたんだ、この件は忘れるよ・・お祝いだと思ってくれ・」・・・・ダンの話は、ジュールズと同じく、とても信じられない。後で気が変わったと言われたら終わりだし。
ダンがルーカスとネイサンを留置場に迎えに来る。カレンがダンに知らせたみたい。ルーカスはダンに「ありがとう、父さん」と言っていたね・・・
ルーカスはネイサンに話す。「ヘイリーはお前を愛している。・・間違ってしたキスよりもそっちの方が大切に決まっている。ヘイリーがお前を好きになったとき、お前は道に迷っていた。今はヘイリーが道に迷っている。ダンナなら信じてやれよ。うじうじするなって。」
フィリックスがブルックの家に来る。彼はブルックがパーティを楽しでいなかったことを知っている。ブルックが言う。「あんな超クールなパーティに出て、ああいうパーティに何回も出たのに、たぶん初めて感じたんだよね、私にはもっとやることがあるって。 過去に罪を負わせようとするのではなく、未来に対する我々自身の責任を引き受けよう、ケネディが言ったの・・・」
アンナの再録画のビデオ
「私はアンナ・タガーロ。今、トゥリーヒル高校の二年生です。私はゲイでストレート、そしてラテン系です。レッテルを貼られるのは嫌い。みなさんがこれを見る頃には差別がなくなっていますように。とりあえず、今、伝えたいのはこれだけです。私の名前はアンナ。他の子と同じように自分の道を探しているところ。未来の高校生も同じじゃない?」
ジェイクとペイトン、ジェニーを預かってもらって、初めてのデートらしいデート。
ジェイクのビデオ 「今つきあっている人がいます。今まではお互いに違う道を歩いてきたけれど、これからは通ったことのない道も彼女と歩いて行きたい。今、恋しています。」
ルーカスのビデオ 「弟(ネイサン)は最近つらい経験をしたから、力になってやりたいと思う。一緒に何かするのは、俺らには新鮮かな。でもそれが兄弟だよね。兄弟だからこそ、ほかの誰よりも最高だったり最低だったりする。それから、心配なのは母さんのことだな。今年はいろいろ大変だったから、誰よりも幸せになってほしい。でも、今は父親のもとにいなくちゃならないんだ。あいつのそばにいれば、あいつを叩きのめす方法が見つかるだろうから。俺の愛する人たちを自由にするために。あいつが二度と立ち上がれないようにしたい。」 ルーカス・・、そこまで思っていたんだ・・
ダーラムコーチが自分の部屋でビデオを見ている。亡くなった奥さんの写真がある。授業で見せた1955年のあの男の子は、50年前の高校生の、ホワイティ・ダーラム。
「男ですから見を固めたいですね。いい伴侶を見つけて、大きな事をなしとげたいです。」「君の恋人はどんな人?」「・・名前はカミラ。将来は共に家庭を築きたいと思います。一緒に年を重ねて、できれば男の子がほしい。子だくさんでもいい。そしたらちゃんと教えますよ。いいものはいい、悪いものは悪いって。子供たちからも教わるでしょう。僕も彼らの力になりたい。それが夢ですね。実現しているかな。」
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