今日も曇り。昨日今日と雨予報だったのですが
昨夜あたりから「曇り」の予報に変わったようです。
この三日間無気力状態で過ごしています。
ダメ人間になるまいと昨日は図書館に出かけようと
思っていたところ現場からクレーム対応の要請あり。
それでバタバタしている内に何もする気がなくなりましたわ。
で、今日も工場へやってきました。何人か休日出勤しています。
快晴じゃなくてよかったと自ら納得させています。
歌集を何冊か紐解きました。ついでに礼状を認めまして
今に至ります。
二つの歌集から印象に残った作品を紹介します。
『初芹を摘む』宮﨑久子より
笹鳴きの林の枝に弁当を吊るし下刈りの先づ鎌を研ぐ
何をする今日の仕事を組まぬまま地下足袋片方履き掛けており
旧姓にて呼び合ふ友と北陸路辿れば鳶が大らかに舞ふ
冬の田の身動きもせず鷺一羽鳥には鳥の思案あるらし
『君が坂道駆けくれば』吉田理恵より
一冊の本を携えやって来る若き君に恋はするまじ
リラの花が夜に匂えば札幌の短い夏の始まりとなる
共にいて埋まらぬ寂しさ嘆くよりひとりで生きるをわれは選びき
路地裏の喫茶店に雨を避けキリマンジェロよわれのみに香れ