吉本興業の件を興味津々で見ています。
打合せが終わって路上駐車して少しだけ
テレビを見ていたのです。
画像はそのとき文京区の動坂にあった幟です。
鷹匠の街と書いてあるので写してみました。
謹慎中の二人の記者会見に続いて今度は社長の記者会見。
記者会見を見るたびに右往左往する私の気持ちが面白いです。
そもそもお笑い芸人と吉本は社長と社員の関係では
ないので余計にこんがらがってくる。
社長が社員にモノを言うのは当たり前ですしそれを嘘でごまかされたら
堪ったもんじゃありません。社員にとって会長や社長は怖いでしょう。
また社員が経営陣に従わなければ組織は成り立ちません。
無論、いまやパワハラの類は許されないのは前提です。
が、吉本は社員と社長ではないので芸人側のスタンスも
派閥によって分かれているようです。
現会長を守りたい吉本のトップスターと会長も社長も
責任を取って辞めるべきだという吉本のスター。
つまりダウンタウンと共にスターになった体制派と
違う路線でスターになった反体制派との対立の図式まで見えてきます。
私はダウンタウン世代ですからよくわかります。
大阪を中心に活動を続ける古株のスターたちの声が
聞こえないのは体制派だからなのでしょう。
これを機会に言いたい放題SNSなどで発信する芸人も出てきました。
それとこれとは話は別でしょってことまで暴露して文句を言う始末。
「こんなことをテレビで言わせないで下さい」と涙ながら訴える
お笑い芸人もいますが言っているのはあなたであって
カメラに向かって言うのではなく会社に言うべきです。でも
それを興味深く見ている視聴者が私です。
結局沈黙を守った芸人が勝利者となるのかもしれません。
「視聴者はお笑いが見たいのであってこんな揉め事は見たくない」
というのは嘘でしょう。需要がないならワイドショーだってこれ放送しませんから。
吉本と芸人との間に契約書がないというのが根幹なのかもしれません。
吉本は6000人の芸人を抱えているといいます。下手な鉄砲ではないけれど
そのうちの何人かが人気者になれば儲けものという経営手法なのでしょう。
6000人と契約書を交わしたら最低賃金の保証だけでも大変です。
いっそのこと稼げる芸人だけを残してあとはリストラとするのが得策ですが
それもまた非難の的となるのでしょう。
まだまだ興味は尽きません。
*短歌ネタに変化させることができませんでしたわ。