詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

「愛のカタチ」という曲

2019-12-23 12:23:16 | 千駄記


12/23(月)。
よく晴れています。
今年最後の朝礼で12/27(金)を大掃除と発表せり。
12/28(土)は最後の製品を出荷して
上がり仕舞いとすることとしました。
ダラダラ仕事をするのも辛いし。
去年の今日は天皇誕生日でお休みだったんですね。
休みがありすぎたって困ります。

明日はクリスマスイヴです。
イヴのホームパーティに備えて
昨日は一日わが家の掃除をしましたよ。
ちなみに
イヴのホームパーティは真っ赤な嘘です。
ってなんで嘘は真っ赤なのか。
赤=明らか・・だからだそうです。
掃除というより片づけをしたのは本当で
これなら来客も迎えられるのではないか?って
くらいにはなったかな。
誰も来ませんけれども。
誰も受け入れませんけれども。

「愛のカタチ」という中村つよしって人が
作詞作曲した美しい曲があります。
何かでちらっと聞いて「愛子(まなご)の名を忘れ」って
部分に興味を持ったのです。初めて聞いたときは
「愛子(まなこ)」という名の女性なのかなって思いまして。

検索するとその歌詞がありました。
歌詞の要はここです。

幾年(いくとせ)老いて あたしの記憶を
病が徒(いたずら)に食らえども
愛子(まなご)の名を忘れ わが名を忘れ
それでもあなたを忘れません

美しい旋律。中村つよしって人は歌が上手。
だけどこの歌詞の意味が捉えにくいな・・と
思ったのです。なぜか。
「食らえども」がいけないのです。
病が記憶を奪ってゆくのを「食らう」としたのは
いいのですが「ども」(逆接)がいけない。
「食らえども愛子の名を忘れず」なら意味が通るのです。
この場合「食らう」は順接で「愛子の名を忘れ」に
繋げなければいけないと思うのです。
だからこそ「それでもあなたを忘れません」となるわけです。
あえてやるなら「食らったら」でしょうね。


歌詞には結構妙な表現と言うものがたまにあります。
作詞家が活躍できない歌謡界になりましたけれども
餅は餅屋に、つまり詩人であり歌人である
私に任せた方がいいでしょう。


おしまい。