詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

『山峡奇談』志村有弘 発行される

2020-01-09 12:17:11 | 千駄記



志村有弘編訳の河出文庫『山峡奇談』が発行された。
志村有弘は伝承文学・近現代文学の研究者。相模女子大学名誉教授。

奈良~平安時代、鎌倉~安土桃山時代、江戸時代、明治時代~昭和の
諸国に伝わるこわい話・奇妙な話を『諸国里人談』、『奇談雑史』、
『怪談実話揃』などの奇譚の宝庫から蒐集し、現代語訳で編まれた
怪異集である。


読むのが楽しみな一冊である。





「夏暦」51号届く

2020-01-09 12:01:36 | 短歌情報


王紅花発行の「夏暦(かれき)」51号が届いた。

見開き全4頁の瀟洒な個人誌である。

昨年九月に開催された松平修文の遺作展には
851名が訪れたという。

本年11月には岡山県の勝央美術文学館でも
展覧会が開催される予定だという。


「窓を打つ蝶」 王 紅花 より


夜のうちに何者か来て水甕を掻き回しき 蓮の鉢倒れたり


独りになりたいときもあるらし痩せメダカ睡蓮鉢の陰に潜める