定本『野鳥記』Ⅰに載っていた画像をスキャンしたもの。
わが国で初めて開催したとされる探鳥会の写真(昭和9年6月2日~3日)です。
富士裾野須走の躑躅園にて。お昼時の集合写真。
若山喜志子(牧水夫人)は沼津からムロアジの干物を持参し、
旅館で焼いて届けてもらって、参加者にふるまったそうです。
中西悟堂が集めたそうそうたるメンバー。
前列左から北原白秋、窪田空穂、半田良平、柳田国男、中西悟堂、金田一春彦・・・。
半田良平の後ろに立つ和服の婦人は若山喜志子。中には金田一京助もいます。
こちらもそのときの一コマ。右端に写るのが中西悟堂。
悟堂は日本野鳥の会を作り、初代会長を務めた。
そもそも「野鳥」という言葉を作ったのが悟堂だといいます。
歌壇を超越した歌人でもありました。
悟堂から4人目が喜志子で、その前にいるのが鳥寄せの名人高田兵太郎。
で、以前も記事にしましたが、近頃のAIの発展はすさまじい。
AIとはArtificial Intelligenceだそうで、人工知能のこと。
私が使う画像編集ソフトPhotoshopにもAIが導入されてきて、
モノクロからそこそこのカラーに一発で変換できます。
で、試しにやってみたのが下の画像。
細かいところをじっくりと修正してゆけば
もっと自然な仕上がりになるでしょう。
90年近く前の写真。90年近く前に生きていた人々。
こちらはデキが良くないけれど中西悟堂さんだけ綺麗になってますね。
左から2人目の学生服姿の青年が金田一春彦だとわかります。
明日は土曜日。生業で忙しくなりそうです。
日曜日もどうかな。
ああ疲れちゃったなー。
おしまい。