青い鳥を常に求めて

人生の理想を追求する姿勢で何事にも当たりたい。

看板屋

2008-11-07 17:27:00 | Weblog
一年に一度だが、ある宗教団体に籍を置く娘が安請け合いしてくる。
和紙に書くのが良いのだが、大きい紙に書けという。
コート紙の特別のものを持ってくる。
墨とは相性が悪く、ポスターカラーで、濃い絵の具を使用しないと出来上がらない。
手元の特大の和紙をやるから、其れにしろというが、譲らない。
先週引き受けてきたものを、昨夜、私のところへ持ってきた。

遊ばせてくれるなら、それなりの作品は面白いのだが、知ろうと好みの、楷書で一見上手な文字を要求する。
その上、文章が昨年と違うので注意すると、確認に、夜迄かかった。
昨夜は窯に火を入れる予定だったが、一日延期することになった。
和紙ならものの五分で出来上がるのに、どろどろの絵の具は伸びないし、乾かない。
夜遅く、できたと取りに来て、今夜農地に車に積みたいという。ついに、私を怒らせる。
明日の朝まで、乾かない。
明日朝ね取りに来なさいと語気荒く言い捨てる。
今朝、表裏に和紙を当て、その外を新聞紙を重ねて巻き上げた。
雨の中の移動だから、婿の出勤時に積んで、仕事の合間に、目的場所に運ぶのだろう。
なんでも後回しで、泥縄で事を運ぶ悪い癖である。「なんとかさま」「おめでとう」と馬鹿でかい字を書いた。