ランドセル騒動

あるブランドの予約をしたというから安心していた。
孫も色まで気に入って、私にお礼を言っていた。
今夕になって、私の顔で何とかしてくれと言う。
ランドセルぐらいで偉い人に頼めないと断った。
しかし、孫のがっかりすることを考えて、知り合いの課長がある店舗にいるのに気がついた。
電話で聞くと、彼は総合的な経営が仕事、売り場の商品などには知らなかった。
しかし、売り場担当者に連絡させるとて、早速、担当者が電話をくれた。
申し訳ないが、先着順で三日前に売り切れという。
コンピューター管理で、現在、全国でも入手不可能と言う。
結果、同質、同色の企画とは別で、同じものを手配してくれた。
帰宅した娘に、何でもその場になって動く悪い癖で、子供を悲しませることになった叱る。
親の権利を振り回して子供を叱ってばかりいるが、お前のしていることは子供以下だと嗜めた。
それでも、孫が同質のものが買えて喜んでいた。
何事もぎりぎりになって動く娘の悪癖が皆に迷惑をかけた。
近く、その課長と担当者にお礼に行かねばならなくなった。

誕生日

娘の誕生日である。昨日からしきりに花束を作ろうとしていた孫娘。

今日、手伝って、庭の花々で作り上げた。全て彼女の好きなようにさせて、切り取り役が私である。

女の子で植物好きだから、直ぐに気がつくのだが、心配なのは、母親が喜んで、孫に嬉しさの表現ができるかということである。

心を素直に受け取る度量がないははおやだからである。

来年入学の弟の検査と説明が学校である。其れを受けに入っている。

簡易食品

孫の朝食に娘が準備していた。せんべいかクラッカーに牛乳をかける。

これが人間の食べ物だと言う。愛犬のドックフードか宇宙食に似ている。

栄養があって、最近人気だという。冬の寒い朝に、子供に冷たい牛乳をかけて皿で食べる。

「何だ。ケロック、コロック?犬のえさか、蛙の餌か」と私の毒舌。

母親がいる間食べないで何かしている孫。出かけると直ぐに家内が我が家の朝食を運ぶ。

時には、置いてあるのは菜っ葉の振りかけのおにぎりテーブルに一個。暖かくない。

押さない時からわれわれと一緒の下の孫は本物を知ってしまった。

姉は名古屋の付属の幼稚園へ通わせたいからマンション暮らしで、母親の食事しか知らない。

三つ子の魂百まで。とはよく言ったもので、習慣は馬鹿にならない。

母親の手料理などは知らずに過ごしてきた。

弟は食事は家内、バスまでは私と決めている。昨日、市役所の用事も孫をバスに乗せてから走った。

朝の冷たさに、乗るまで私の懐へ手を入れて温めている。

最も甘えたい年齢である。姉は強く、我が儘、弟は優しく、素直である。

男女が逆が良い性格である。

簡単で栄養がある食品を作って、便利にすることで利益を上げる企業だが、人間を益々駄目にするような気がしてならない。

便利だが何でも「チン」の電子レンジも
それに似ている。