ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

選抜高校野球

2007-04-04 18:46:59 | スポーツ一般
昨日の決勝戦、対戦したのはあまり御馴染みでない高校同士で争われた。
そして熱戦を制したのは、静岡の常葉掛川高校だった。
準決勝の熊本工高校にも逆転勝ちだったが、決勝戦でも逆転で接戦をものにしての優勝だ。
昨年から監督を務める森下監督は「みんな打ちたくってうずうずしている。やりたい野球をやらせたい」
そんな常識を破る、積極的な野球が勝利を呼び込んだ。
仙台育英、今治西、大阪桐蔭、熊本工と名だたる強豪チームを次々に破り、大垣日大高との大接戦を制しての優勝は大したものだと思う。
高校野球につきもののバントはほとんど使っていない。積極的に打っていく、この頑固さが逆転を生む原動力にもなっている。

部員の30名の内20名は寮住まいだが、選手達が話し合い生活のルールを決めたらしい。
「街の人に挨拶する」「授業中の居眠りはしない」「寮では洗濯物をきちんとたたむ」「冬休みには毎朝、JR菊川駅までの通学路の掃除をする」多い日はゴミ袋が4つも一杯になったらしい。
そんな部員を見て、街の人達も応援をする様になった。
部員達の半数は東京、大阪、愛知などの大都市圏の出身者だが、「菊川にいれば、菊川のこどもだよ」と親しみを籠めて応援した。

静岡勢の優勝は1978年の浜松商。その時の主将だった森下監督は「今回は選手達から凄いプレゼントを貰った」と涙のない、前向きなチームに相応しい笑顔をみせた。

もう夏の高校野球大会に向けて、今大回で甲子園に出られなかったチームも、途中で敗れ去ったチームも全力で戦ってくる。
好チームの常葉掛川高校もウカウカとしてはおれないと思う。
コメント
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