ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

銃社会の哀しさ

2007-04-18 17:50:22 | ニュース 
米国のバージニア工科大学の銃乱射事件はショッキングな出来事だ。
32名が射殺され、容疑者も自殺した事件である。
従前から米国の銃社会のあり方には大きな疑問の声があった。
建国当時に新天地を求めた多くの移民が、自ら自分の命(財産)を守る為に銃で武装した事が根本にあると思われる。
何年か前にも留学した日本人高校生が間違って他人の家に入ったとして、住人に射殺された事件があった。
統計によると銃で命を落とす例が、米国では10万人に4人もいるらしい。他の国では考えられない数値だ。
容疑者はアジア系の留学生らしいが、排斥運動などが起きなければと懸念してしまう。

米国での銃の保有数は2億2千丁に及ぶといわれている。ほぼ国民1人あたり1丁宛持っている計算だ。
国内世論としても、銃の保有規制の声が確実に上がっているいる様だが尻すぼみだ。
政治家もこの議論には後向きだ。背後に銃兵器業界の後ろ盾を持つライフル協会の存在が巨大な影響があるらしい。
巨大な資金力と集票力が政界を支配している構図になっている。
今回の様な事件があると必ずに、だから銃で自己保全を図らないければならないと強弁する。
事件の起きた大学では銃の保持を禁止してきた。これが今回の事態の引金になったとする論調さえあるらしい。

いずれにしても建国以来の「やられる前にやれ」の精神が、社会を荒廃させ家庭内のトラブル解決にも銃が持ち出される様な索漠とした国に仕立て上げている。
世界をリードする米国が、銃を持たなければ生きてはいけない社会とすると、余りにも哀しい事ではないかと考えた。
旅行で訪れるのさえ怖い国に思えて仕方がない。

今夜の「クスリ」
シベリアで発見された、マンモス象の骨がオークションに掛けられて4200万円で落札された。
 
    ヤフアーから流用
              
コメント
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