ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

ワールド・トレード・センター

2007-04-20 16:26:59 | TV DVD
9・11のテロ行為としは空前の出来事である「ワールド・トレード・センター」のあの忌まわしい事故。2つのビルの事故現場に救助活動に入った人達の、実話を元にした映画をDVDで見た。

実際に現場で殉職した方は、消防関係が340名余、警察関係では84名おられたそうだ。
地元の港湾警察署からビル内に避難の誘導に入り、そしてビル崩壊に遭ってしまった5人のチーム。
そのチームはビル崩壊と同時に、リーダーの主任の指示でエレベーターシャフトに逃げ込んだ。
崩落したビルの下敷きになる5人、最初の内はお互いに安否を確認しながら脱出を図ろうとするが難しい状況だった。
主任の持つ無線機も役に立たず、そして順次3人は力尽きていく。その声を聞きながら絶望感を味わう残された2人。
2人の脳裏には残された家族との思い出や、今朝早く出勤した時の風景が次々と浮かんでくる。
そして夜が来る。ビルの崩壊現場でも捜索活動は難渋を極める。そして危険だとして捜索活動が打切られる。
その間も残された家族の元には捜索活動中に行方不明の報が伝えられる。
崩壊現場では捜索隊が引揚げて無人になるが、海兵隊員が神の暗示を受けたとして単独で捜索に入る。そして現場にはもう一人が捜索を続けていた。
捜索の2人が諦めかけていた時にかすかにパイプを叩く物音がして、偶然にも遭難箇所が判明する。慌しく捜索活動が開始され、家族の元には2人が無事救出されたとの報がある。
いつ崩落するか判らない現場での救出活動は困難を極めるが、無事搬出されて病院で家族と感動の対面。
エピローグの字幕で、崩落したビルの下から救出された人はわずか20名だったと知る。
その内の18番目と19番目がこの映画の主人公達だった。

それにしても余りにも多かった9・11テロ事件の犠牲者達、私達は偶然に事故の有様をTV中継で見ていたが、あのおぞましい光景はショッキングだった。
映画は実写を挿入しての構成だが、救出された方の証言を元に製作されている様だ。

いまだに世界各地で繰返されるテロ行為の絶滅を願って止まない。
映画の出来は B クラスだと思う。
コメント
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